第51話:生命を操る者
「……はい、感じます。もう僅かな力ですが、この子はまだ生きています。でもこちらの子からは、何も感じません。」
「………これはどうやら本当みたいだな……正直驚いたよ。まさか、こんなスピードで身に付けるとは……うん、合格だ。文句の付けようがないな。」
「本当ですかっ!? やったぁっ!!」
その場の全員が見守る中、感嘆する様な口調で言われた司羽の言葉に、ナナは瞳を輝かせて喜んだ。
いつもの訓練の途中、持久走が終わり、一息ついていた時に、ナナから気を感じられる様になったと話されたので試験をしていたのだが、この結果には司羽も驚いていた。喜ぶナナに、周りで見ていた他の面々も、ホッとした様子で表情を緩めている。特にネネは、先程まで疲れて寝そべっていたのが嘘の様に元気になり、ナナに抱き着いて喜んでくれた。
「ふふっ、やったわねナナ。いっぱい頑張ってたもの、努力が報われたのよ!!」
「ええ、ナナは凄いです。私達と同じ事をしながら、別の事でも司羽さんに認められたのですから。」
「あ、あぅ……、フィリア様まで……でも、ありがとうございます。」
姉とリアから褒めちぎられたナナは、顔を赤くしてはにかんだ。だがナナが次々と祝いの言葉をかけられる一方、司羽は何かを考える様な表情になっていた。それに気付いたトワは、司羽の袖を引いて顔を覗き込んでみる。
「主よ、どうしたのじゃ?」
「ああ、いや、驚いてるだけだよ。ちょっと予想外に早く気が感じられる様になったみたいだからさ。俺の予想だと、早くても半年は掛かると踏んだんだけど………ナナ、何か特別な事とかあったか?」
「えっ!? い、いえ、特には……ありません。」
「………ふむ。」
司羽が首を横に振るナナの前に立って眼を細め、ジッとナナの眼を覗き込むと、ナナは蛇にでも睨まれたかの様に動けなくなった。ナナを抱きしめているネネは勿論、その場の全員がそんな不可解な二人の行動に首を傾げる。そして数秒の間をおいて、司羽が再び口を開こうとすると……今度は、トワとは逆側の袖を引かれた。
「ユーリア、どうしたんだ?」
「司羽様、それは女の子にやっちゃ駄目です。デリカシーがないですよ? 誰にだって秘密はあるんですから。本人が言いたくない事を無理矢理に暴く様な事はしちゃ駄目です。」
「うっ………分かったよ。」
司羽がナナに何かを言う前に、釘を刺すように言ったユーリアに向かって、司羽は溜息をついた。そんな二人の様子に、その場の面々は揃って訝しげな視線を送った。
「………司羽は何かしたのか?」
「ああ、いえ、お気になさらず。ただ、司羽様がナナさんに嘘発見法を使おうとなさっていたので、それを窘めたのです。」
「嘘発見法って……気って奴はそんな事まで出来んのかよ。」
司羽の代わりにジナスに応えたユーリアの言葉に、マルサの表情が引き攣った様に変化した。まぁ、その気持ちはユーリアにも良く分かるが。
「気の力じゃないよ。ちょっとした訓練を積めば誰でも出来る尋問術の一種だ。」
「………だ、そうですよ? 実際私も前にやられて、大事な秘密を色々と暴かれましたし。」
「うわっ、酷い………サイテーだね、教官。」
「いや、ユーリアの言い方には語弊があるからな? 必要だったから使っただけだからな?」
若干女性陣からの視線が冷たくなったのを感じた司羽は、ユーリアに恨みがましい視線を向けながら言い訳した。そんな様子に、ナナは慌てた様にフォローに入る。
「あの、教官。本当に何もありませんから……。」
「……まぁ、そういう事にしておくよ。」
「はぅ………。」
「流石は主じゃ、あの一瞬で嘘だと見分けたのじゃな。」
「キョーカン、サイテーッ。」
恐縮するナナに、司羽が苦笑しつつ言うと、トワとメールは正反対の言葉で司羽を評価した。これにはユーリアも空笑いが出てしまう。とはいえ、司羽はもう追求するつもりはなかったので、それを鮮やかに流して、疲れが回復してきたらしい面々を見渡した。
「さて、どうやら元気になってきたらしいから、休憩は終わりにしようか。」
「ふふっ、懲罰タイムという訳ですね。」
「いや、リンはなんでそんなに嬉しそうにしてるのよ。」
訓練再開を宣言した司羽の言葉に、色っぽい笑みを浮かべて微笑んだリンに、若干引き気味になりながらユリがつっこんだ。そんな二人に微妙な反応になりつつ、ユーリアは蝋燭の入った箱を開けた。
「それでは司羽様、いつも通りに………。」
「ん、ああ。それなんだけど、ナナだけは今日から別メニューをやらせる。」
「えっ、別メニュー……ですか?」
司羽がナナを名指しすると、ナナはちょっと不安そうな表情になった。恐らく、自分が他の皆よりも持久走や魔法の訓練の結果が悪いことが頭にあるのだろう。それに対して司羽は少々乱暴にナナの頭に手を乗せると、そんなナナの不安を吹き飛ばす様に笑った。
「ああ、ナナは集中力の訓練以上にしなくちゃいけない事がある。……せっかく気を感じられるようになったんだからな。」
「っ………は、はいっ!!」
ナナは司羽の言葉の意味を読み取ると、真剣な眼差しで司羽に応えた。気を感じられてもそれを生かせないのでは意味がない。ナナは司羽の言葉の意味をちゃんと理解しているようだ。
「それじゃあユーリア、トワ、後は頼むよ。俺が戻るまで、訓練は続けてくれ。」
「え? どちらかに行かれるんですか?」
「ああ、ナナの訓練の為にちょっとな。俺やナナ本人はともかく、ナナの訓練を隣でやってたら、自分の訓練どころじゃなくなりそうな奴らがいるからな。」
「えっ………ちょ、ちょっと、あんたまさかナナに何かするつもりじゃっ……!!」
司羽の言葉に、姉であるネネを含めて不安そうな言葉が漏れた。まぁ分かっていた反応とは言え、ナナと揃って思わず苦笑してしまう。
「まぁ、集中の必要な訓練でもあるからな、周りから不必要に干渉されるのも良くないんだよ。心配するな、危ない事じゃない。」
「そうだよお姉ちゃん、心配しすぎだよ。司羽教官は私達の教官なんだから。」
「……で、でも、やっぱり心配だし……。……うん、やっぱり私も一緒に……。」
納得がいかない様子のネネを見て、ナナが安心させるように説得をするがあまり効果がないようだ。何度言っても引き下がろうとしないネネに、今度は隣にいたリアが、困ったような、それでいて少し優しげな笑みで話掛けた。
「ほら、行きますよ。ナナの事は司羽さんに任せましょう。……ナナはもう、立派な私の家臣で、家族です。だから信じてあげなくてはいけません、違いますか?」
「うぐっ………分かりました、フィリア様がそう言うのなら……。」
「フィリア様……ありがとうございます。」
そう言ったナナの瞳は少し潤んでしまっていた。自分がフィリアに家族として扱われていたのは知っていたし、それに不満があった訳ではなかった。でも、こういう風に家臣として信じられたのは初めての事だ。
「それじゃあ行くぞ、ナナ。………ユーリア、トワ、手を抜いたら見逃すなよ。」
「わ、分かりました。司羽様から任されたからにはなんとかやりきって見せます!!」
「……ふふっ、いつも主がやっている様にやれば良いのじゃろ? 任せておくのじゃ。」
司羽の言葉に少し緊張気味になっているユーリアと、楽し気な笑顔を見せているトワになんだか若干の不安を感じながらも、司羽とナナは少し離れた目的地へと向かっていった。
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「と、言う事でまずは良くやったと言っておくよ。」
「は、はい、ありがとうございます。」
皆から少し離れた場所まで来ると、司羽は開口一番にそう言って微笑んだ。ナナは二人きりになったからなのか、緊張しながら少し頭を下げて応える。心なしか嬉しそうなナナに、司羽は先程試験で使った花を弄びながら言った。
「さて、どうだった?」
「はい? どう……と、言うと?」
笑顔のままそう告げられたナナは困惑した。あまりにもいきなりの質問だ、意図も意味も分からない。どう答えて良いか分からないといった風のナナに、司羽は先程の花を手渡した。ナナは意味も分からず取り敢えずそれを受け取る。これも試験の続きだろうか? 受け取った白い花からはもはや命を感じなかった。
「まあ簡単にいえば、気を感じた感想だよ。」
「あ、そういう事ですか。……んっと、なんだか温かい感じがして、消える時はとても悲しくて……ちょっと言葉にするのは難しいですね。」
「なるほど。」
その時の事を思い出したのか、ナナは少し寂しそうな表情になっていった。それに対して淡白な反応を示した司羽は、そのまま沈黙してしまった。ナナは司羽の反応がどうにも気になった。ここに来たのは気の訓練をする為ではなかったのか。
「……あの、気の訓練は……。」
「ああ、その事だけどさ。……どうする? 本当にやるのか?」
「それは……どういう事ですか?」
まさか、自分に何か不備があったのか。それとも司羽が単純に教えることを渋っているのだろうか? そんな疑惑がナナの中に渦巻くのを感じた。気を感じられるようになって、やっとの事でそれを活かそうというところまで来たのだ、今更やめる理由がないことは司羽も知っているはずなのに。
「わ、私、何か至らなかったですか? 私に何か問題があるのなら……っ!!」
「待て待て、そうじゃない。勘違いするなよ、教えろと言われれば教えるし、さっきも言った通りナナの試験は合格だ。」
「な、ならどうして……。」
混乱して、少し涙目になっているナナに対し、司羽は今しがた渡した花を指差した。それに釣られるようにナナも視線を移す。そこにあるのは死んでしまっている花だ。生命は感じない、それは間違いない筈だ。
「それはなんだ?」
「……花です、もう死んでしまっていますけど。」
「そうだ、それは抜け殻、言ってしまえば死体だ。」
「死体……。」
司羽の言ったその一言が、ナナの心を揺らした。枯花の一輪に対する呼称にしてはとても重く、悲しい言葉だったが、今のナナにはハッキリその言葉の意味が分かる。その言葉は決して間違ってはいない、この枯れた花は、まさしく死体だ。
「気っていうのは、魔力とは違う。生きる気力、力そのもの、俺達気術士はそれを操るわけだが………その意味、多分ナナならもう分かってるよな。」
「っ………。」
「気術士の中には、この力を気と言わずに、常に生命と言う者も多くいる。自分達の使う力の重さを忘れない為とか、人を殺める事を自制する為とか色々理由はある。……ナナは今、それの使い方を習おうとしてるんだ。」
司羽の言っている意味がナナにも理解出来た。一種の脅しの様にも聞こえる司羽の言葉は、確かにその通りだと納得出来るものだ。生命を感じられるものにしか分からない感情。気術とは、生命を手のひらの上で転がす方法であるのかも知れない。これを他人に向ける事の意味が自分はまだ良く分かっていなかったのかも知れない。
「俺の居た場所では、ナナの地点にたどり着いてもその先に行こうとしない人間が結構いたよ。気の使い方を習うのは、刃物の使い方を習うのと同じではないのさ。未熟な時程に手加減が難しい、最初の頃は生命なんて奪うつもりがなくても相手を殺してしまう事も多い。死を間近に『見た』人間は、生命を使うって事を恐れるものだ。」
「生命を使う……それが気術。」
「まあ、正確には生きる力を使ってるだけで生命を直接使ってるわけじゃないんだけど。似たようなものだな、生きる力が発生した結果が生命になるんだから。失敗すれば、死ぬ結果になるのは違いない。相手に使うにしろ、自分に使うにしろな。」
司羽はそこまでいうと、黙ってナナの様子を見た。ナナは迷っているのか、言葉を選んでいるのか、何も言わないままだ。そんな中、ナナは懐から何かを取り出して握り締めた。瞳を伏せて、何かを決意するように。握り締められたそれは、押し花になった花の様に見える。
「私は、その生命を守る為に気術を使うんです。犠牲になった生命に、教えてもらったことを無駄にはしません。皆を守って、生命を感じたこの力を誇りだと言える様になりたいんです。」
「誇れるように……ね。分かってるのか? ナナがそれを使う相手は敵で、敵は倒さなくちゃいけない。それは生命を守るために生命を奪う事だ。究極のところ戦いに置いて生命を守ることは、生命を奪う事と同義。生命を知ってしまった今のナナに、生命の軽い重いを決断する事が出来るか? 誇りと言ったその力で、人を殺せるのか?」
戦いにおいて綺麗事は通用しない。お互いに殺意がないなら話は別だが、相手を殺さずに勝つことなどは、達人の域の人間だけに許された特権だ。力に対してどんな想いを抱こうとも、戦いになれば武器でしかない。
「この子が死んだ時の様に、私も誰かを殺してしまうかもしれないと言うのは分かります。実際私も、この子の与えてくれた力で人を殺すなんて嫌です。そして中途半端な気持ちで力だけ持っても、単なる足枷になってしまうと言う事も………頭では理解してるつもりです。」
「良く分かってるじゃないか。相手を殺さず、自分も傷付かずなんて事が出来るのは、圧倒的な力の差があってこそだ。……さて、どうする?」
司羽は、またナナが悩むだろうと考えていた。そしてそれを考慮に入れての質問だった。こうして問答をする事は心の整理にもなるものだ。いざと言う時に考えるよりも、こういう時に考えた方が良い。……しかし、ナナからの返答を待つ必要はなかった。
「教えてください。」
「……よく考えなくていいのか? 力ってのは自分が使わなければいいって言うものじゃない。持った瞬間に価値が生まれて、ナナはリア達の戦力としてその力を頼られる事になる。いつだって何かしらの責任や誓約がついて回るのが力ってもんだ。いざって時に使えないんじゃ足枷になるって、自分で言っただろ?」
「足枷にはしません、敵を前にして迷ったりもしません。確かに戦いは怖いですし、自分が人を殺めてしまうなんて事、考えたくないですけど……、でも、お姉ちゃんやフィリア様達が戦いで生命を失うのだけは絶対に見たくありません!! 私、誇りって言葉を軽く言ったつもりはないです。この力でフィリア様達を守って、それを誇って生きていきます。」
「………そ、そうか……。」
ナナの真っ直ぐな瞳と言葉に、司羽は少し驚いた様子だった。そして直ぐに、いつも通りの表情に戻る。ナナがここまでしっかりと答えを返してくるのは司羽も予想外で、もしかしたらもう少し時間がかかってしまうかもしれないと思っていた。だがこれなら、心配は要らないようだ。
「それじゃあ、いいんだな。」
「はい!! 勿論ですっ!!」
「……ふふっ、じゃあ、始めるとするか。」
「お、お願いしますっ!!」
司羽の確認にも即答したナナに、司羽は何故か嬉しくなって笑みが零れた。……さて、覚悟が決まった所で、少し意地悪をしてやるとしよう。
「ちなみに皆から離れた場所に来た理由、分かるか?」
「あ、今の話をする為ですよね? お姉ちゃん達が聞いたら心配するでしょうし。」
「まあそれもあるんだけど、これからやることをネネ達が聞いたら絶対止めるだろうからな………、死ぬかも知れないし。」
「そうなんで………えっ?」
いつもと変わらない調子でとんでもない事を言ってのけた司羽に、ナナの表情が笑顔のまま固まった。段々と笑顔が引き攣り始めている。
「え、え? ど、どういう事ですか? いや、確かに厳しい特訓は覚悟してましたけど……私、死んじゃうんですか?」
「ああ、実際に過去に何人も死人が出てるしな。……まあ、心配するな。死にそうになったら助けるから。」
「え、えっと……、私は一体何をさせられるんでしょうか……?」
司羽が軽い口調で告げる一方、ナナの表情には不安と緊張がありありと浮かんでいる。自分の師からこれから死ぬかも知れないと言われては平気で居られる筈がないだろう。
「なんてことはない、まずは自分の中に流れる気を操る訓練をしなきゃいけないからな。ほとんどの奴はこの壁を越える事が出来ないで終わる訳だが……ナナには一番成功率が高くて、一番手早い方法を実行してやる。簡単な事だ、俺がナナに流れる気の流れを乱す。ナナはどうにかしてそれを正常化させればいいんだ。」
「どうにかしてって言われても………それよりそれって、生命の危険がある事なんですか?」
「それは当然あるさ。なんといっても気の流れが滅茶苦茶に乱れれば、体を構築してる細胞が正常に機能しなくなるからな、当然体は動かないし、脳が変な指令を出して体が自壊する可能性もある。……俺は単に体が動かなくなる様に調整して気を乱すが、ナナが自分の体を正常にする際に失敗すると……分かるよな?」
「……………。」
司羽が念を押すようにそう言うと、ナナが息を飲むのが分かった。司羽の実家が繁盛していた理由の大半はこれが理由である。気の扱いを失敗して自ら死ぬケースは少なくない。身近に優秀な気術士がいて、安心して気術の訓練に励める環境というのはとても大切だ。先程言った、生命を感じた時点で気術を諦める人間が多い理由も、大体がこの辺りにあったりする。
「………でも、もし何かあっても、教官がなんとかしてくれるんですよね?」
「まあな、それに自分の体に流れる気を正常化するのは気術士なら出来て当然の事。これが出来なきゃ他人の気なんて操れないし、それをさせるつもりもない、危険過ぎるからな。」
「………分かりました、お願いします。」
そう言ったナナの瞳には、確かな覚悟があった。本当はちゃんと人が付いていれば生命の危険はないに等しいのだが、それくらいの緊張感の方がいいだろう。
「気を操る方法に関しては何度も失敗して感覚を覚えるしかない、俺が出来るのはサポートだけだ。気術の応用に関しては全部それから、まずはこれを成功させる事だ。」
「はい、必ず成功させてみせます!!」
「……それじゃあ、そこの木に腰掛けてくれるか。気を乱したら体が動かなくなるからな。その上、目も見えなくなるし何も感じなくなる。取り敢えず意識だけはしっかり持てよ、……覚悟はいいか?」
「わ、分かりました、大丈夫です。」
司羽が指示を出すと、ナナは素直にそれに従った。そして合図と共に司羽がナナの中の気を乱すと、ナナの体は動かなくなり、瞳から光が消えた。拷問とも取れる方法だが、なんとか頑張ってもらうしかないだろう。司羽はナナから少し離れた場所に座り込むと、ナナの気に注意しながら表情を緩めたのだった。
皆さん新年明けましておめでとうございます!!
今年も絆な目次録や私の作品達共々よろしくお願いいたします。
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