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異世界と絆な黙示録  作者: 八神
第六章~生命よりも、作法よりも~
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第100話:どうかこの想いが響きますように(三)

「嘘……なんで!? なんで居ないの!? あっ、ペガちゃんにピーちゃん達は!?」


「他の子はちゃんと居るみたい。居なくなったのはキューだけ。皆もキューがいつ居なくなったのか分からないみたいね。」


 先程まで公演が行われていたショーホールの裏側、所謂舞台裏と呼ばれる場所に少女の悲痛な声が響いた。今マジシャンの女の子から事情が知らされたらしい少女の叫び声だ。その子には司羽もミシュナも見覚えがあった。先程のショーで猛獣遣いを名乗っていたエリィと言う女の子だ。髪は金髪のミドルカットで活発な印象を持つが、それ以上にラメやスパンコールでキラキラと光った、派手で目立つ格好は一度見たら中々忘れられるものではない。マジシャンの子に負けず劣らずスタイルが良く、胸元や足の露出が多いのも目立つ理由の一つだが……あまりそんな場所を見ているとミシュナの視線が怖いのであまり直視はしないでおく。


「ああ、それと警備員の人も怪しいものは見てないって言ってるわよ。公演が終わってから、この辺りをずっと見てたらしいけどね。」


「そんな、じゃあまさかあの子……。」


「……まあ、犯罪に巻き込まれたんじゃ無い分その方がマシだけど……。」


「うぅっ……そりゃあ、そうだけど……。レイレンは何処か心当たりある?」


「ないに決まってるじゃん。この辺りに土地勘もないもん。」


「ですよねー……。」


 どうやらマジシャンの少女はレイレンと言うらしい。濃い蒼色の髪をボブカットにした少女で、改造されたバニースーツの様な露出の多い服を着ている。先程のショーでも持っていたが、マジックの小道具らしきステッキをくるくると回しながら溜息をついていた。エリィという少女よりは年上の雰囲気があるが、実際はどうなのか分からない。なんとなーく、ユーリアと同じくらいな気がするが。


「……まあ実際この辺りの事なんにも知らないし、一応助っ人っていうか……通りすがりのカップルを連れてきたけど……。」


「え……? 助っ人?」


「ええ、何だか良くわからないけど……さっきのショーのお客さんだったらしいわ。話を聞かれちゃったみたいでね。事情を説明した訳じゃないんだけど、なんかいきなり協力してくれるって言い出して……まあ人手は多い方がいいかなーと……中途半端に言い触らされて、パニックになっても困るし。」


 そう言われて初めて、二人の視線が少し離れていた司羽とミシュナの方へと向いた。エリィの方は状況がよく飲み込めていないらしく、頭に疑問符を浮かべて居る。レイレンの方の視線は……正直に言って胡散臭そうな人を見る目だった。正直、無理もないと思う。司羽とミシュナは完全に部外者であり、初対面だ。はっきり言って、興味本位で首を突っ込んでいるに過ぎない。


 とはいえ、こんなあからさまに動物を出す劇団のショーを見た後で、『逃げ出した』と言う言葉を聞いてしまっては誰でも興味を惹かれるだろう。単純なトラブルならいざ知らず、危険がありそうなキーワードが出てしまっているのだから。


「どうも、司羽と申します。先程の奇術と動物のショーはお見事でした。」


「え? あ、ああ、どうも……えっと……。」


「……驚かせちゃったみたいでごめんなさいね。ちょっと不穏な単語が聞こえたものだから、協力出来る事があるならと思って。私はミシュナ、よろしくね。」


「う、うん、よろしく。」


「もうエリィ、こんな時に人見知り再発しないでよ? ユー君が居ない今、私達でキューの奴を探さなきゃならないんだから。」


「わ、分かってるって、大丈夫だよ、うん!! 劇団の人以外の人とお話するの久々だからちょっと緊張しちゃっただけだし!!」


「……本当に大丈夫かしら。」


 どうやら、このエリィと言う少女は人見知りの気があるらしく、司羽とミシュナを交互に見てじりじりと距離を取っていた。もう充分離れていると思うのだが、この3m程度の距離ではまだ不十分のようだ。こんな童顔のあどけない少女に距離を取られると、理由が分かっていてもちょっと傷付く司羽だった。


「……ごめんなさい。この子、人見知りで男性恐怖症のオマケ付きなんです。悪気は無いの、勘弁してあげて貰えます?」


「あ、ああ、そういう事なら気にしてないよ。」


「司羽、そう言いつつもちょっと傷ついた顔してるわよ?」


「ぐっ……ま、まあちょっと古傷っていうか……な。」


 今のエリィ程ではないにしろ、エーラに来る前の元の世界では、普段から割と人には避けられていたのもあって、それを久々に思い出してしまった所はある。まあ今更そんな事はさほど気にしてはいないのだが、あまり良い気分にはならないのは事実だ。


「……私が居るんだから、他の子なんていいでしょう? 私は司羽の事を絶対に避けたりしないわ。いつも司羽が抱きしめられる場所にいるわよ。」


「ああ、分かってるよ。ありがとう、ミシュ。」


「……こいつら……いい加減、砂糖吐きそう。(ボソッ)」


「……うわぁっ……(ドキドキ)。」


 二人の間に突如溢れてきた甘い空気に対し、レイレンは露骨に嫌な顔をして顔を背け、エリィの方は顔を真っ赤にして手で目を覆った……指の隙間からガン見していたが。


 と、お互いにそんな事をしている場合ではないのは承知している。先程の様子を見るに、かなり焦っていた様だった。


「……さて、えー、司羽さんにミシュナさんでしたか? ベタベタしている所申し訳ないのですが、私達は現在ちょっとしたピンチなんです。内容についても聞かれてしまったみたいですし……改めて、ご協力願えますでしょうか?」


「勿論です、その為に付いて来たわけですし……なあ、ミシュ?」


「まあ『逃げ出した』なんて話を聞いちゃったら、ちょっと心穏やかにお祭りは楽しめないしね。さっきのショーを見てた限り、魔獣、猛獣の類も何匹か居たし。そんなのが逃げ出したら大変よ。」


 兎や鳩の様な生物ならまだパニックもないだろうが、蛇やら馬やらライオンの様な生物もショーには参加していた。この混雑の中だ、ちょっとした混乱が大事故を招く可能性は非常に高い。


「……レイレン、いくら焦ってても流石にそんな話を人に聞かれる場所でしちゃダメだよ……もし他の人にも聞かれてたら大変だったよ?」


「うぐっ……、き、気を付けてたつもりなんだけど……そんなに大きな声で話してなかったし……そ、それに、私のせいだけじゃないもん!! マーカスおじさん達も居たし!!」


「はいはい、次からはもっとちゃんと気を付けようね。マーカスさん達にも後でちゃんと言っておかないと。」


「ぐぬぬっ……。」


「「…………。」」


 ……レイレンさんには申し訳ないが、集中して盗み聞きしましたなんて言えない。確かに司羽達に漏れた事は事実なのだから、他の誰かに漏れる可能性もあった訳なので……うん、やっぱり余計な事は言うべきではないだろう。そのマーカスさん達とやらにもちょっと申し訳ないが。


「えー……こほんっ、話を戻します。今回逃げ出したのはですね……えーっと……動物ではないんです。人間です。」


「え? キューちゃんは人間じゃむぐっ……!?」


「エリィはちょっと黙ってて、ややこしいから!!」


 レイレンの言葉に首をかしげたエリィの口が、レイレンによって直ぐに塞がれた。……なんだか、凄く気になるワードが飛び出していた気がするのだが……しかし、それを尋ねる前にレイレンが続けた。


「お見苦しい所をお見せしてすいません、まあそういう事なので、特に警備の方には連絡を入れるつもりはありません。私達自身の手で探すつもりです、ただの迷子ですから。」


「そうなの? 迷子なら迷子センターがあるわよ?」


「いえ、大丈夫です。彼女も子供ではありませんし。……私達はあくまで、他国からの旅芸人ですから。あまり問題は起こしたくないんです。この先の公演にも響きますので。」


「そうなの……なんだか大変なのね。ねえ、司羽?」


「……そうだな、旅芸人ってのにも色々あるみたいだ。」


 正直、今の会話に突っ込みたい気持ちは凄くある。とはいえ、此処でそんな事を無理矢理聞き出しても仕方ないだろう、恐らくはぐらかされるし。少なくとも、先程のショーと今のやり取りを見た限りではこの子達は悪人ではなさそうだし、余計な事に突っ込むのは止めておく事にしよう。


「本当なら他の方の手を借りるのも憚られるのですが、実は夕方から夜の公演があるので、私達にはあまり時間がないんです。土地勘もありませんし、あの子の行きそうな場所に検討もつかないので八方塞がりで……。」


「なるほど、焦ってたのはそういう訳だったんですね。……でもそれ、本当に俺達だけで大丈夫ですか? 夜の公演って、準備とかもあるでしょう?」


「はい……準備の為に殆んどのスタッフは手が回らないので、手が空いているのは、パフォーマーである私とエリィくらいなものです。パフォーマーでも男性の方は裏方の作業もやっていますので、圧倒的に手が足りなくて……。」


「……二人ですか。この混雑の中、手がかりなしで迷子を探すには厳しいですね。」


「すいません、うちもギリギリの人数なんです。あの子の事は確かに心配ですけど、プロとして一度取り決めた舞台を台無しにする訳にもいかないので、皆には作業に集中して貰っているんです。」


 そう言ったレイレンの瞳からは、確かに強い意志を感じた。プロ根性と言うのだろうか、何にせよ、司羽とそう年齢も変わらない女の子なのに、こういう部分を見るとやはりその道のプロなのだと思わせられる。実際先程のステージショーも凄く楽しかったし、この仕事に高いプライドを持っているんだろう。司羽もミシュナも、そういう部分が素直に格好いいと思えた。


「なら仕方ないわね、私達だけで探すしかないわ。」


「そうだな。……でもその、キューって子が単純に出かけただけって事はないのか? 迷子じゃなくて、ちゃんと帰ってくるかも知れないぞ?」


「確かにその可能性もなくはないですが……あの子、実はちょっと方向音痴な所があって、毎回好奇心で出掛けるのは良いんですが、一人で帰って来られないんです。しかも放っておくと毎回の様に何処かでトラブルの種になるので……早く見つけ出さないと面倒な事に……。」


「……それは、困ったわね……。」


「うぅっ、だからあれ程一人で出掛けるなって毎回の様に注意してるのに……これは帰ってきたら、お尻ペンペンだね!!」


「……なあ、それ本当に子供じゃないのか? 小さい子供の行動そのものなんだが。」


「子供じゃありません……見た目は。」


 何処か疲れた様な、遠くを見つめる目をしたレイレンの最後の呟きに、司羽とミシュナは同時に凄く同情的な視線を向けたくなってしまった。見た目は大人で中身は子供……そういう夢魔に司羽も心当たりがあるが、うちの子は凄く素直で良い子である。

 ふとそんな事を考えながら司羽が隣を見ると、同じ事を考えていたであろうミシュナと視線がぶつかって、二人揃って苦笑してしまった。


「………? どうかされました?」


「あ、いえ、なんでも。」


「ふふっ、まるで親バカね。」


「おいおい、ミシュだって人の事言えないだろ。」


「あら、私は司羽みたいに贔屓目で見ないわ。客観的に見て、トワは凄く良い子だと思うもの。」


 同じ事を考えていたミシュナにまさかの親バカ宣言をされてしまった。司羽も無条件に身内贔屓してしまう自覚はあるが、それをまさかミシュナに言われるとは思わなかった。ミシュナだってトワの事に関してはかなりの親バカだと思う。実際トワの教育の事に関しては、司羽もミシュナの意見には基本逆らえない状態である。トワにしても、もしかしたら一番に慕っているのは司羽ではなくミシュナかも知れない。


「なんにせよ、キューはそういう子供みたいな性格なんですが、お祭り好きなのを忘れていました。多分、抜け出したのもその辺りが理由だと思います。あの子、お祭り騒ぎが大好きなので……。」


「まあ確かにお祭り好きなら放っておけない空気かも知れないわね。こんなに大規模なお祭りは中々ないし。」


「はい、恐らくこの星読み祭で出店されている出店や他の見世物を見に行っているのだと思うんですが……何か心当たりはありませんか? 見世物が密集してる地域とか。出店の方は、お金もそんなに持っていない筈ですので可能性は低いと思っているんですが。」


「……密集地域って言ってもなあ、星読み祭は街全体でイベントやってるから……。」


「そうね。逆にやってない場所を探す方が難しいんじゃないかしら? 見世物と出店を禁止にしてる自然公園とか、そういう場所以外は何処にでも何かある状態だもの。」


「……え、そ、そんなに凄いの?」


「ええ、それはもう。一応、観光用のガイドマップがあるけど、見る?」


「すいません、見せて頂いても良いですか?」


「ええ、ちょっとそこの机借りるわよ。」


 ミシュナはそう言うと、小さなハンドバックの中から綺麗に折り畳まれた紙を一枚取り出して、近くにあった小さな机の上に広げた。紙のサイズはA3くらいはあるだろうか。そしてその広げられた紙を覗き込んだ二人の少女達は、直ぐに揃って渋面を作った。


「……うわっ……。」


「……こんなに凄いの? 星読み祭って……。」


「ええ、今回は此処が開催地だから。……貴方達は、星読み祭は初めて?」


「う、うん。今回はユー……団長の方針で参加したんだけど、公演の事ばっかりでこんなに凄い規模だなんて知らなかった……どうしよう。」


「私もです。これはキューの奴が喜々として居なくなるわけね……こんな凄いお祭りだったなんて。」


「……そう、知らなかったのね。まあ自分達だけでなんて言ってる時点で予想はしてたけど。」


 ガイドマップを見て現状を把握した少女達の顔からは、完全に余裕が消え去っていた。この中で迷子になると言う事の深刻さに改めて気づいたのだろう。星読み祭はたった四人で人混みの中から一人の迷子を探すには広すぎる規模だ。


「開催場所の規模だけで言えば数十キロ規模だな。まあこの辺りに一番色んなものが密集してるから、下手に遠くに行くような事はないと思う。この混雑の中、徒歩で移動できる距離にも限界があるだろうし。それだけが救いかな。」


「そ、そうですね。確かにキューは徒歩だし、まだそれ程時間は経ってないはず……それに色んなものに目移りしてるなら、それが時間稼ぎになってくれてるかも。」


「それって、まだ近くに居るって事だよね? それなら一刻も早く動き出した方がいいよね!! 私、ちょっとマーカスさんに言って無線機借りてくるからっ!!」


「あっ、ちょっとエリィ!!」


 司羽とレイレンの会話に希望を見出した様にエリィの表情がパッと明るくなると、彼女は直ぐに捜索を始めるべく、そう言い残して事務所の奥へと走っていってしまった。レイレンが止めようと声を掛けたが、その時には既に、その姿は扉の向こう側へと消えてしまっていた。


「あら、行っちゃったわね。」


「はぁっ……すいません。あの子、ちょっと思い立ったら止まらない所があって。」


「いいんじゃないか? 無線機なんて便利なものがあるならそれに越したことはないし。……それより、本当に俺達だけで探すんだな? 警備隊なら空から探してくれるだろうし、各段に見つかる可能性は上がる。俺だったら、素直に手伝ってもらうけどな。」


「…………。」


 先程もしたその問いに対して、レイレンは直ぐに返答することが出来なかった。4人だけで捜索するということのリスクは分かっている筈だ。もし無駄に時間が経てば、捜索範囲もどんどん広がっていく事になる。……しかし、レイレンはそれでも首を縦には振らなかった。


「………はい、大変なことは分かっていますが、それでも私達の手でなんとかしたいんです!! すいません、貴方達の御厚意に甘えるのが、限界でして……。」


「………分かった。何かそのキューって子の顔とかが分かるものはあるか? ミシュも、良いよな?」


「私は司羽の傍に居られればなんでも良いわよ。それに探しながらでもデートは出来るわ。私は司羽のそういう優しい所も大好きだもの。だから司羽の恰好良いとこ、もっと見せて?」


「……そ、そうか、じゃあちょっと恰好つけて頑張ってみるか。デートなんだし……だろ?」


「ええ、でも態々意識しなくてもそのままで充分………。」


「ごっほんっ!!」


「………あら、ごめんなさい。つい司羽が素敵だったから。話を続けて貰っていいわ。」


 司羽とミシュナが見詰め合い、またピンク色の空気に成り始めた途端、突如として控室にレイレンの咳払いが響いた。ふと我に返った二人がレイレンの方を見ると、何やら顔を赤くして視線を逸らしてしまっている。……何か、怒らせてしまったのだろうか?


「………私も、キューの写真とか取ってきますね……。」


「写真? ああ、そんな話だったな。頼む。」


「なら私達はここで待ってるわ。司羽と一緒に捜索ルートでも考えてるわよ。」


「……はい、宜しくお願いします………はぁっ……。」


 そう言ってレイレンは心なしか元気がない様子で、奥のエリィが走っていった扉の向こうへと歩いて行った。ドアの閉まる音と共に静寂が訪れ、そして二人だけが残される。


「……私、何か悪いことをしちゃったかしら?」


「いやあ、そんな事ないんじゃないか? ほら、女の子ってたまに情緒不安定になる時あるし……。」


「司羽、それどういう意味かしら? 明らかに今、私やルーンの事を考えたわよね?」


「え!? い、いや、別にミシュ達の事を言った訳じゃなくてだなっ!!」


「本当かしら……? ふふふっ、ほらほらっ、今言えば許してあげるから、一体どんな事を考えたのか、素直に白状しなさい♪」


「い、いや、本当に誤解だから……。」 


「だーめっ♪」


 あたふたと弁明する司羽だったが、腕をがっちりとホールドしながら、ちょっと迫力のある笑顔で迫るミシュナからは逃げられない様だ。


 結局、レイレンが疲れた顔でこの場から逃げ出したその理由は、ルーンと司羽の甘々な生活を見て慣れてしまっているミシュナと、当の本人である司羽には、永遠に分からない事なのだった。





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