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クズの末路  作者: ハヤ
1/7

1話

君と過ごした数年間は確かに楽しかった。

けど僕にとってそれは、その感情はそれ以下でもそれ以上でもなかった。

あの日VCに突然、呼び出されてゲリライベでも来たのかと思ったら震えた声色で告白された。

君の告白のセリフはもう覚えていないが僕がした返事だけはよく覚えてる。

「恋愛ってよくわかんないんだよね。あれのなにがいいの?楽しかったらそれでよくない?」

そう、君の気持ちを踏みにじる返答をした。

あの後君はすぐにいなくなって僕には何にもわかんなかったし何も感じなかった。

それが最後になるなんて微塵も思ってなかったから。

君と連絡が取れなくなってから数日が経った夜。

ランキングイベント中なのにゲームにINもしてないみたいで怒りと不安を感じてたら君とのチャットに動画が送られてきた。

なんだろうと思って動画を開いてみるとそれは一般的には衝撃的なもの、首つり自殺の映像だった。

動画に映るリアルの君は初めて見たけどすぐに君だって気づいた。

だってゲーム内の君と瓜二つだったから。

動画に映る君は語りだす。

「まず、こんな動画を急に送ってごめんね。迷惑…だったよね。でも、我慢できなかったの。」

君は苦しそうな声で語る。

「私、結構真剣だったんだ…あの告白..。

だからカサキに断られた時点でもう、おしまい。」

君は涙を隠さずに笑ってカメラを向いている。

「まぁいくら私がここでいくら言ってもカサキには微塵も伝わったってないんだろうね。

...だから、これは私が最後に残す呪い。

あなたに…好きな人ができた時の。それまでの時限式の呪い。

じゃあね、ほんとに...大好きで、愛してるよ。」


そう言って彼女は笑顔で、それなのに泣きながら首吊り自殺を図り、声がしなくなったところで動画は終了した。

それを見た僕の感想は

「あーあ。友達、いなくなっちゃった。

また、話し相手作らないとこのゲーム楽しくないんだよなー」

ネットの、とはいえ友人が、自分が原因で首吊り自殺をしている映像だったのにも関わらず、何も気にすることは無い様子でチャットアプリを閉じた。


数年後、高校2年生の春、彼女の妹と再会するまでは。

仲間内でしか見せてなかった小説です( ˇωˇ )

まだ途中で7話までは出来てるんですが手直しとかしてのんびり投稿します旦_(-ω-

感想等いただけると泣いて喜びます(◜ᴗ◝ )

ではでは、また

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