私の心の支えになってくれたあなたへ。
“私はあなたを心から愛しています、あなたを思う気持ちは
誰にも負けないつもりです。今は私の片思いかもしれないけど?
いつか? あなたを私に振り向かせる日を夢見て、今日もあなたの
夢を見たいと願うのです。愛する私のあなたへ想いが届きますように。”
・・・俺の部屋のポストにこんな事を書いた手紙が入っていた。
俺には見覚えのない女性からの手紙。
嬉しい気持ちもあるのだけど? 気味が悪いとも思った手紙。
字は、如何にも女の子が書きそうな丸字だった。
女性にモテるのは嬉しいのだけど?
全く知らない女性となると話は別になる。
完全に俺には、思い当たる女性が一人もいない。
一体!? この手紙は誰が書いているのだろう。
俺は気になり、マンションのポストの前に待ち伏せする事にした。
いつポストに入れるのか? 何時に入れるのか? 何も分からない
のに、ただひたすら待ち続ける事にした俺。
当然! マンションの管理人さんや住人の人に“不審者”と疑われ
何度か俺から直接、説明して納得してもらった。
ただただ俺は、手紙の【主】を知りたかっただけだ。
どんな女の子が、俺を想い書いてくれた手紙なのか?
一目でいい、手紙の主を見てみたい!
*
・・・俺はこの日も、仕事が休みで一日中マンションのポストの
前で、見た事もない女性に恋焦がれ待ち伏せをしていた。
そうすると? 一人の女性が俺の部屋のポストに手紙を
入れているところに遭遇する。
俺は思わず、彼女に話しかけた!
『あぁ、それ! 俺宛の手紙ですか?』
『・・・あぁ、は、はい、』
・・・まさか!?
俺の部屋のポストに手紙を入れていた女性の事を俺は
よく知っていた。
彼女は、俺がバイトで働いているコンビニによく来るお客さんだった。
名前も知らない女の子だけど、顔はよく覚えていた。
話す内容も、“いらっやいませ~今日も天気がいいですね、ありがとう
ございました”ぐらいの簡単な会話。
少しぽっちゃり体系の眼鏡女子。
【この子、痩せれば可愛いのにな~】なって、ふと思った事もある。
でも? 俺にとってこの女の子は、“恋愛対象”ではなかった。
好きという感情は、この子に思わなかったし。
ただのお客さんとして接していた。
それなのに、この女の子は違ったのだろう。
俺に密かに恋心を抱いて、毎日俺の働いているコンビニに来てく
れていたんだと思うと嬉しいけど。
この子とは、付き合えないなと俺は思った。
『・・・あのう? 良かったら私とお付き合いしてください!』
『・・・ご、ごめんね。』
『えぇ!?』
『嬉しいけど、君とは付き合えないよ。』
『・・・どうしてですか?』
『あぁ、“他に好きな女の子がいるからかな。”』
『・・・そうなんですか、分かりました。』
『良かった、分かってもらえて。』
『じゃあ、また。』
『・・・ううん、またね!』
*
俺はあの時、この子とは終わったと思ってたのに、、、。
この子は、どういう風に俺の言葉を受け止めたのだろうか?
未だに、俺の働いているコンビニに毎日来るよ。
これって? 俺の事を諦めてないって事かな、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。




