表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の姉妹が鬼デレ過ぎていつまでも彼女が出来ない件。  作者: かむげん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

83/107

宮代さんはブレない。

「李玖の何、と言われましても……先輩の後輩以上でも以下でもありませんが。今のところは、ですが。」

 一見大人しそうな宮代さんだが、堂々とヤンキーモードの雪菜に噛み付いていく。


「あ!? 今のところはって事は、後々何かあるって事だよな!?」

 ズイッ!っと雪菜は宮代さんに歩み寄り、更に問い詰める。

「そうかも知れません。でも、私の頑張り次第ですので、誠心誠意尽くさせて頂くつもりです。」

「ぐぬっ…………!!」


ーーーー。


「李玖、あの女は一体何なんだよ!?」

 雪菜はそれから何度も宮代さんに噛み付いたが、宮代さんの一切ブレない態度から、雪菜自身が折れた。

 俺と雪菜は特に行く宛も無く歩いていた。まだまだ日が落ちるまでには時間がある。


「宮代さんは花凛と同じクラスの生徒らしいんだけど、俺も詳しくは知らないんだよなぁ。」


「はぁ!?それであんなに懐かれてるのかよ……。」


「ま、まぁ……。でも、俺自身も何であんなにも懐かれているのか分からないんだよ。」

「そういや、何処かで会った事があるな。………あ、屋上でたしか李玖と一緒にいたのをチラッと見た様な。」

 金持との闘いの時、雪菜が屋上で見ていたんだな。しかし、基本一人ぼっちだと言っていた割には、肝が据わっているし、あの堂々とした態度は只者ではないな。


「そうだ李玖、今から李玖の家に行っていい?」

「今から?……別にいいけど…………。」

 何を考えているんだ、雪菜は。また突拍子も無い事を考えてないといいんだが……。

 俺は雪菜を連れて自宅へ向かう。今の時間帯は姉妹揃って自宅にいると思うんだが、とにかくいざこざが無い事を祈るばかりだ。


「ただいまーー。」

「兄さん、おかえりなさ……って! 何で雪菜さんも一緒なんですか!?」

 俺と雪菜が家の玄関を開けると、パタパタと花凛が出迎えてくれる。しかし雪菜がいると知った瞬間、笑顔から一転、一気に不機嫌な顔つきになってしまった。


「実は、花凛ちゃんに聞きたい事があるんだ。」

 雪菜はいつにもなく真剣な顔つきで花凛を見てくる。その様子に花凛もただ事ではないと思ったようで……。

「お話聞かせてください。兄さんに関係する事なんですよね?」

 花凛の言葉に、雪菜は無言で頷く。花凛は雪菜をリビングルームに通し、俺と雪菜と花凛の三人で作戦会議とやらを始めることになった。


「なる程……。宮代さんがそんな事を……。それは許し難き事。看過できませんね……。」

 花凛は腕を組み、何やら考え込んでいる。雪菜も一緒に宮代さんについて何か考えているようだが、一体何をどうしたいのか俺には全く分からなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ