表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の姉妹が鬼デレ過ぎていつまでも彼女が出来ない件。  作者: かむげん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/107

地獄を見ろ。

『はぁ!?城ヶ崎、お前何言ってやがる!?負け惜しみか!?』


「さっきの問い掛け。俺は女の子と言っただけで、水無瀬とは一言も言ってない。そして、お前はハッキリと水無瀬と言った。 そして、お前は水無瀬を脅迫して神戸に呼び出した。この旅行の計画を何処で知ったかは分からないが、お前はやっちゃならん事をした!」


『だったら何だよ!?俺が脅迫したなんて証拠、一体どこにある?』


「証拠ならあるよ。しっかりと会話は録音させてもらった。あとはこれをテメェの親父の元に送り、水無瀬の親御さんに捜索願を出してもらうよ。そして、俺は警察にこの録音記録を持っていくだけだ。」

 ふざけた真似しやがって…………。いや、フザケてたのは俺か。何やってんだ、俺は。


『ま、待ってくれ!そ、そんな事したら俺は終わりだ! い、いや、そもそも録音なんて本当はしてないんだろ!? そうだ、そうに違いない!』

 コイツは……本当にどこまでもムカつくクソ野郎だな……。


「金持時生!お前の父親は、お前のせいで今から責任を取って辞職してもらう! もう少し俺の事をよく調べておくべきだったな。 俺はお前んとこの親父が経営する会社の親会社、城ヶ崎グループの人間だ!」


『そ、そんな……馬鹿な……。嘘だ!嘘だ、嘘だ!』

 金持はギャーギャー喚き散らかしているが、もう遅いんだよ! 

「金持ち君、今そこに水無瀬がいるだろう? 今すぐ九州の小倉にある〇〇旅館まで、水無瀬を無事に送り届けろ。そうすれば考えてやらんでもない。」

 俺はそう簡単に金持ち君を許す気はなかったが、先ずは水無瀬の安全からだ。


『ほ、本当か!?い、今すぐうちの運転手で無事に送り届ける!』

 その言葉を聞いて、俺は通話を切った。今思えば、こんな旅行なんてしなきゃよかったと後悔ばかりが募った。


ーーーーブーッ、ブーッ!


 スマホのバイブが激しく振動する。スマホを手に取ると、そこには水無瀬の名前があった。

「もしもし。」

 俺はあくまでも平静を装い電話に出た。


『り、李玖、君………………。ごめんなさい……。』

 水無瀬から真っ先に出てきた言葉は、『ごめんなさい』だった。

「何の事?何がごめんなさいなの?」

 

『私は李玖君と旅行に行くってなった時には、既に金持さんから脅迫をされていました。 金持さんのお父さんが兵庫にいるから自分も来ている、だから来い。でないとお前のせいで父親はクビになる、と。』

 やはりそんなこったろうと思ったよ。もっと前から相談してくれていれば……。


 俺は水無瀬との通話を切り、旅館で待つ事にした。実際に無事で辿り着けるのか心配だった。

 水無瀬を待っている間、金持ち君のお父さんからスマホに着信があり、内容としては、

『何を血迷ったか、テンパった金持ち君が水無瀬を脅迫してさらった事、俺の地位について話し貶した事、会話をすべて録音されている事』を洗いざらい話してくれたそうだ。


 どうやら、お父さんは息子の金持ち君を許す気は無いらしく、徹底的に制裁を加えるらしい。 本来は次期社長として経営を学ぶ立場であったが、今回の不祥事で永久追放という厳しい沙汰が言い渡されたらしい。

 俺はノートパソコンに録音内容をコピーし、メールで金持父に転送した。これは決定打となる証拠だろう。

 

ーーーー因みに、さっきの水無瀬の電話内容も録音されている。

 あとは警察がやる事だが、金持ち君の事務所に入っていく所を、監視カメラ映像が記録していれば問題無い。


 プチ駆け落ちから始まった事件だが、思い掛けない障害を取り除く事が出来そうだ。


ーーそんな時だった。コツンコツンと部屋の前まで足音が聞こえてくる。


 俺は恐る恐る覗き口から見てみると、水無瀬がグッタリとした様子で待っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ