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ドラゴンスケイルアーマー

「そういえばこの前のドラゴンの鱗なんだけど、あれでスケイルアーマーって作れないの?」


「ほう」


「な、何よ?」


「いや、実は少し前に俺もお前と同じことを思いついてな。その日からずっと鎧の製造作業にかかりっきりだったんだが……先ほど、ようやく完成したところだ」


「すごいじゃない! 見せて見せて!」


「いいだろう。持ってきてやるからちょっと待っていろ」


「とても頑丈な鎧に仕上がってそうね。楽しみだわ」


「……待たせたな。これがドラゴンの鱗で作ったスケイルアーマー。名付けてドラゴンスケイルアーマーだ」


「……肝心の鱗がほとんどないじゃない。これ本当に完成形なの?」


「……残念ながら途中で予算が尽きてしまってな……さすがに普通のスケイルアーマーを作るようにはいかなかった……」


「そういう現実的な問題があったわね……」

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