サンダーソードその2
「この前見せたサンダーソードを覚えているか?」
「ダンジョンで手に入れたっていう、あの罠まがいの剣のこと?」
「うむ。あの時はひどい目にあった。そこで今回は俺が自分の手で新しくサンダーソードを作ってみたんだ」
「へえ、それはちょっと興味あるわね。どんな剣なのか見せてもらってもいい?」
「ちょっと待っていろ……ほら、これだ」
「……剣は分かるんだけど、そっちの袋は何よ?」
「よくぞ聞いてくれた。この袋の中身こそが、このサンダーソードの本質と言えるものなのだ」
「雷をまとわせるための下準備がいるってこと? その剣、たしかに今の状態だと普通の剣にしか見えないけど……まさかこの前の話みたいに、落雷をその刀身で受けろとか言わないでしょうね?」
「そんな危険なことをする必要は全くないぞ」
「じゃあその袋には一体何が入っているの? 気になるわ。早く教えてよ」
「良いだろう。説明してやる。この袋には砂が入っていてな。これを剣に付着させて振り回すことで目つぶしに使えるんだ」
「なんでそっちの砂撒きに進んじゃったのよ!!」
「この前は買ってもらえなかったが、今回のサンダーソードはどうだ? 安くしておくぞ」
「今回もいらないわよ!!」




