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おみくじ
「お前はおみくじを知っているか? ある国で有名な、吉凶を占うくじのようなものなんだが」
「聞いたことがあるわ。大吉とか中吉とか書かれてるんでしょ?」
「知っているのなら話が早い。うちの店で、おみくじにちなんだグッズを作って売ろうかと思っている」
「へえ、それはちょっと楽しみね。ぜひとも大吉をゲットしてみたいわ」
「ちなみにうちでは大大吉、大吉、向大吉、末大吉、吉凶未分末大吉、吉、中吉、小吉、後吉、半吉、末吉、末小吉、平、吉凶不分末吉、吉凶相交末吉、吉凶相半、吉凶相央、小凶後吉、凶後吉、凶後大吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶を実装する予定だ」
「多すぎてわけが分からないわよ!!」
「俺に文句を言われても困る。本場では実際にこれくらいの種類があるらしいんだ」
「あ、あら……そうだったの。てっきりあなたが勝手に水増ししたのかと早とちりしてたわ。怒鳴って悪かったわね」
「まあ全てが採用されているという話は聞いたことがないが、せっかくあるんだし使わないともったいないからな」
「本場でなぜ種類を絞ってるのか、考えてみなさい!」




