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新たなフレイル
「今回もフレイルを作ったんで試してもらえないか？」
「……炎で熱い思いをするのはごめんなんだけど？」
「安心しろ。今回のは安全だ」
「まあそれならいいわ。どこにあるの？」
「そこの壁に展示してある」
「じゃあ使わせてもらうわね……あら？ 何これ壁にくっついて取れないんだけど」
「振れないフレイルだ」
「なんでそんなものを作ったのよ!!」
「ちなみにこっちが振れるフレイル」
「それただのフレイルじゃない!!」
「どちらも韻を踏んだ良いネーミングだろう？ 実は振れるフレイルという名前をつけるために、あえて振れないフレイルを作ったんだ」
「なんて無駄なことをしているのよ!!」
