表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/235

鋸剣ソーソード

「そういえば新しい武器を探しているらしいな?」


「ええ、今の武器にちょっと物足りなさを感じてるの」


「それなら俺が作ったこの武器を使ってみてくれないか?」


「ギザギザの刃がついてるわね。なんていう名前の武器なの?」


鋸剣のこぎりけんソーソードだ」


「こんどはダジャレで来るの!?」


「……悪いか?」


「なんで赤くなってるのよ。本当は恥ずかしいの?」


「俺もけっこうな年だからな」


「いい年した大人がいつもカイフクーンとかドクナオルンとか考えてるわけ?」


「子どもの心を失いたくないんだ。ちなみにドクナオルンの他にマヒナオルンとかもあるぞ」


「ドクナオルンみたいに値段が高くなってるなら誰も買わないと思うけど……というかその武器、ちゃんと切れ味とか大丈夫なんでしょうね?」


「……無料で貸してやるからぜひとも感想を聞かせてほしい」


「まだ一度も試したことないわけね……はあ……わかったわ。しばらく借りるわね」


「頼むぞ。この通り鞘も特別製だ。大事につかってくれ」


「ふうん……こうして見た感じ切れ味は良さそうね……でもやっぱりネーミングセンスはどうかと思うけど」


「そうか? 俺の中ではかなりのヒットだったんだが」


「それに鋸剣のこぎりけんソーソードって、『竜殺しドラゴンキラー』って言ってるのと同じじゃない?」


「……いいな。『竜殺しドラゴンキラー』か。いつか作ってみよう」


「変なスイッチを入れちゃったわね……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ