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レイピア

「そういえば、ふと気になることがあってな」


「何よ?」


「以前、お前にはバトルアックスがお似合いだと言った時、微妙な反応をしただろう? ひょっとして自分にふさわしいと感じている武器が何かあるのか?」


「そうねえ……やっぱりレイピアがお似合いだと言われたら嬉しいわね!」


「……!!」


「……どうしたのかしら、慌てて外に走っていって……………………あ、おかえり。さっきは何かあったの? いきなりだったからびっくりしたわよ」


「……ああ、すまない。いや、なに、大した事じゃないんだ……話は変わるが、変な声が聞こえたりしなかったか? 例えばけたたましい笑い声とか……」


「……? 別に何も聞こえなかったわよ?」


「そうか。それなら良かった」

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