ランタンシールド
「こんにちは」
「いらっしゃい」
「ランタンシールドを探してるんだけど、置いてある?」
「ランタンシールドはないんだ」
「そう……残念ね」
「ジャック・オー・ランタンシールドならある」
「何よそれ!?」
「……このパターンのやりとりも久しぶりだな……」
「……そういえばそうね……まあそれはともかく、そのジャック・オー・ランタンシールドって、ひょっとして……」
「もちろんカボチャのジャック・オー・ランタンで作った盾だ。何しろ今日はハロウィンだからな。……ほら、これがその完成品だ。見事な出来栄えだろう?」
「本当にカボチャで作ったものなのね……盾としてちゃんと使えるの?」
「一応魔法で強化してあるんで最低限の防御力はあるぞ。実戦で通用するものに仕上がるまでずいぶんと苦労した」
「……一体何があなたをそこまで突き動かすのか、その情熱の源を知りたいわ……」
「もちろん全てはこの日のためだ。ぜひともこの盾を装備してダンジョン内でトリック・オア・トリートしてきてほしい」
「ああもう、分かったわよ。今日だけだからね!! モンスターども相手にトリック・オア・トリートしてきてやるわよ!!」




