表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

124/258

おつまみ

「こんにちは」


「いらっしゃい」


「……なんだかウキウキしてない?」


「おっと、そう見えるか? また新たな食料品が完成しそうでな。そのせいかもしれんな」


「いつもの出店でみせの新商品? あなたの創造力は凄いんだけど、大抵変な方向に行くから不安なのよね……」


「今回使う予定の食材はまったく特殊じゃないから心配するな。むしろ皆がよく知っているものだ。夏の定番と言っても良い」


「夏の定番? 冷製パスタやかき氷でも作ってくれるの?」


「ふむ、冷製食品もそのうち提供したいが……今回は手軽に食べられるおつまみだ」


「へえ、それはそれで悪くないわね。ビール片手に食べたいものだわ」


「そんなお前に朗報だ。実際、ナッツのような味でな。きっとビールとの相性もバッチリだろう」


「それは楽しみね! 冒険後に一杯やるのは冒険者のたしなみだから、きっと繁盛するわよ! 私も夏の間は毎日出店でみせに寄ろうかしら」


「ありがとう。今回の食材は地上で活動する期間が短いレアものでな。エネルギーがぎゅっと詰まってるのか栄養も豊富なんだ」


「……なんだか少しだけ嫌な予感がしてきたから、念のためにその食材の正体を教えてくれない?」


「……それは言えない」


「嫌な予感的中ね!! 今回もいつものように怪しい食材を使う気なんでしょう! 夏の定番なんじゃなかったの!?」


「おいおい、俺は何も嘘は言ってないぞ。皆がよく知っているものだし、夏の定番でもある」


「……いまいち信用できないんだけど……じゃあせめて商品名だけでも教えてよ」


「なぞのおつまみ、アブラゼミンだ」


「商品名を聞いた瞬間に行く気がなくなったわよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ