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ダンシングシールド
「あら? どうしたの? こんなにたくさん盾を散らかして」
「以前、空に浮かんで踊る剣について語ったことがあるだろう?」
「ああ、たくさんの剣を操るのに憧れてたってやつ?」
「うむ。それと同じように、いくつもの浮遊する盾を自在に操るというスタイルもアリだなと思ってな」
「確かに面白いわね。守りは盾に任せて自分は攻めに専念できるし」
「だろう? それに自分だけでなく、仲間も守れたりしたら素晴らしいと思わないか?」
「実際にやれたらね……今回も結局ワイヤーで吊り下げるだけなんでしょう?」
「……実はさっきまでその仕掛けで遊んでいたんだ。その時、以前と同じように一見さんが店に入ってきてな。やはり驚いたのか悲鳴をあげて逃げてしまった」
「だから店内でそういうお巫山戯をするのはやめておきなさいってば……」




