表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

106/258

海産物

「海の生き物は不思議だと思わないか? 海にいるというだけで食用になる」


「どういうことよ?」


「例えばだ。エビやカニが台所をうろつくような生き物だったら、食べようなんて思わないだろう?」


「うっ……それはまあ確かに……」


「エビもカニも外見はグロテスクだ。食用として愛されているのは、海に棲んでいるからだとしか言いようがない」


「私も海鮮料理は好きだし、反論できないわ……」


「そこでとある海の生き物を使った料理を考えた。しかも今回は素材の大きさに合わせてLサイズとSサイズの二種類を用意する予定だ。大食いの冒険者にも少食の冒険者にも喜んでもらえるだろう」


「あら、それは楽しみね!」


「いつものように出店でみせで売るつもりだが、Lサイズのほうは持ち歩くのに不向きでな。椅子とテーブルを設置して、そこで食べてもらったほうが良いかもしれんな」


「それは疲れている時にもありがたいわね。出店でみせがオープンしたら買いに行くわ! ……ところで使う食材は何かしら? エビ? カニ? タコでもイカでもOKよ!」


「……それは言えない」


「なんでよ!? それ本当に海の生き物なんでしょうね!?」


「もちろんだ。前にも言ったが、素材の名前を言えないのは先入観を持ってほしくないだけであって他意はないぞ」


「分かったわよ……じゃあせめて商品名くらいは教えてよ」


「なぞの海産物、グソクムシンだ」


「海の生き物というプラス要素でも補えないレベルで買う気がなくなったわよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ