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新生月器ポスリア  作者: TOBE
日常編
13/88

ポストテスト勉強

 糸子がファッション雑誌を読んでいたように、その人物の性質にそぐわない行動は、時として周囲の人間を驚かせるものである。

 その日の放課後、教室で猿がとった行為はまさにそれであった。


「猿くんが勉強してる…」

「まさか人間に進化しようと企んでいるのか?」


 京子とビッちゃんが仰け反っていると、多少目つきの悪い目がそちらをチラリと見た。


「いいからお前らも勉強しろよ。期末で赤点とったら補習があるらしいぜ」

「それマジ?」

「あの女、悪魔かよ!」


 猿のもたらした情報に、成績の悪い二人は恐れおののく。

 夏休みに補習授業。それは学生にとって、楽園を見せつけられながらの奴隷労働。


「うはははは。学べ学べぇぇ!」


 二人の想像の中でムチを振り下ろすのは、当然彼女たちの担任、宝蔵槍子であった。


「よう、何やってるんだ?」


 おぞましい想像を振り払ったところへ現れた糸子に、京子は切羽詰まった表情で詰め寄る。


「糸子!今度のテストで赤点とったら夏休み補習らしいぞ!」

「ははは、テスト前日に世界が滅びるって夢のお告げがあったから、心配ないさ」

「現実を逃避してらっしゃる……」


 思わず京子すら敬語になってしまう糸子の有様。これではいかんと京子は糸子の体を揺さぶった。


「糸子、戻ってこい!実際には世界はまだまだ健在だし、テスト廃止の条例だって発令されやしないんだ!」

「ははは…マジで?」


 夢から醒めた糸子の顔に、滝のような汗が流れる。


「どどどどうしよう」

「くそっ、かくなる上はドローンで頭いいやつの答案を!」

「眠り薬を散布してみんな0点にしちゃうってゆーのは?」


 斜め上の発想を発表し始める女子達に、猿はチラリと目つきの悪い視線を送って言った。


「だから勉強しろって」




 山に登る理由を訊かれた時、ある登山家は「そこに山があるから」と答えたらしい。

 しかし普段から怠けている者にとって、その山はとてつもなく高い。


「なぁ、テスト範囲ってどっからだ?」

「最初の授業から今習ってるところまで全部だってよ」

「無理ゲーだろそれ」


 猿からテスト範囲を聞かされた京子がガックリ項垂れる。いったい何徹すれば間に合うんだなどと考えて絶望したのだ。

 実際にはまだ二週間も猶予があるのだから、真面目に要点を叩き込んでいけば十分間に合うはずである。

 しかし勉強の習慣が全くない人間にとっては何から始めたら良いのかさえ分からず、大変な苦行のように感じてしまうのだ。


「猿くんノートとってたの?」

「いや、ノートはあとから本屋に借りる約束になってる。今はとりあえず教科書の中でそれっぽいところを暗記だな」

「私達もそれでいくか…」

「そうだね…」


 暗記系なら取っ付きやすそうだということで、女子三人組は日本史の山から登ることにした。




「歴史っていうのはちゃんと流れを理解して覚えた方がいいって聞いたことがある」

「確かにその方が楽しく覚えられるしね。戦国時代とか」

「お、いいね、戦国」


 最初こそ勉強に役立ちそうな京子とビッちゃんの会話であったが、徐々に雑談になりそうな気配をみせる。

 女子はお喋りが好きだから、彼女達も例外ではないのだ。


「みんなを戦国武将に例えると何になるかな?」

「京子は信長でしょ」


 やっぱそうなるかぁと、京子は嬉しそうな顔をする。そこには破天荒や唯我独尊など、必ずしもプラスではないイメージが揶揄されているのだが、格好良ければいいというのが彼女の信条であった。


「糸子は家康かな?」


 教科書を開くなり居眠りを始めた糸子に苦笑しながら、京子が言う。


「のんびり屋さんだもんねぇ…」


 実際の武将、徳川家康は決してのんびりなどしてなかったと思うがあくまでイメージである。

 彼女達の戦国時代は漫画やドラマの世界だから、そのような偏見が生まれてしまうのだ。


「なぁ猿。お前は自分が戦国武将だったら誰だと思う?」


 声をかけられ、真面目に教科書を読んでいた猿は面倒くさそうに顔をあげる。


「ったく、うるせーな。俺はあれだ、上杉謙し…」

「黙れ秀吉!」

「秀吉!」

「なんなんだよ、もう……」




「603年て何かあったっけ?」

「だぁああ、もう、1192作ろうが強すぎてぜんぶ鎌倉幕府になっちまう!」


 京子とビッちゃんは年号覚えに苦戦していた。糸子の鼻からは遂に鼻ちょうちんが出始めている。


「だいたい年号の語呂合わせって無理あるやつ多すぎなんだよ」

「確かに645年のむしごろしって何だろうね。蒸し殺し?無駄に猟奇的!」

「いっそ自分で考えるか。兄と違って動物大嫌いのムシゴローさん、とか」


 京子は常に愛護団体と対立している謎の人物を想像した。


(だいぶ煮詰まってるな)


 自分はああならないよう気を付けようと思う猿であった。




「セックルセックル~!!」

「お猿くんのお猿をピーしてピー!」

(げ、限界がきている……)


 沸騰するあまり、頭のネジがどっかに飛んで行った京子とビッちゃん。謎の踊りを踊り狂う地獄絵図のような状態を、猿は呆然と眺めるしかなかった。そこへ。


「あんたら何やってんの。廊下まで響いてるんだけど、小学生レベルの下ネタが」


 ガラリとドアを開けて、呆れ声と共につっこが入ってくる。


「うっ」


 その途端、外で聞いたハイテンションな叫び声からは想像できない、陰鬱な雰囲気がつっこを襲った。


「これはこれは。成績上位者様じゃないですか」

「いつも賢そうなお顔をしてらっしゃいますなぁ」

「すごい卑屈!」


 ペッと唾を吐きそうな二人の目付きにつっこはドン引きである。


「俺らは上位者ってほどの成績じゃないけどな」


 つっこの後ろからコンビニの袋を持ったラーメンが現れ、フォローを入れる。


「そうそう、私と雪尾はちょうど真ん中くらいだよ。成績上位者ってのはメガネや本屋みたいな人のこと」


 因みにメガネの成績は北半球一という噂だ。そんな規格のテストがあるかは謎であったが。

 ともかく、つっこ軍団の中では成績優秀とされる本屋が、ラーメンの後ろから最後に入ってくる。同じく手にはコンビニの袋があって、彼らは勉強しながら飲む、飲み物などを買い出しに行っていたのだ。


「なんだい、俺のこと話してんのかい?」


 自分の名前が聞こえてきたので当然気になって訊いてみると、京子とビッちゃんの冷たい視線が飛んできた。


「この勉強オタクめ」

「調子のんなよ、ボケぇ」

「今日の罵倒はいきなりだな…」


 せめてガリ勉て言えよと思う本屋であった。




「集中出来ないのは、勉強を楽しんでないからだろうな」

「勉強を楽しむだと?お前はマゾヒストなのか?」

「本屋くんて変態くそ虫パンツ野郎なの?」


 精神的に追い詰められている二人なので、本屋への中傷もいつにも増して絶好調である。


「いや、暗記にしてもただ読んでるだけじゃ結果が見えてこないだろ?こういうのは成功体験が必要なんだよ」

「ああ、確かに。覚えた!って実感が湧くと楽しくなってくるよね」


 またぞろ「頭のいいやつの言うことは分からん」なんて嫌味が飛ぶと、さすがに本屋が可哀そうなので、つっこが分かりやすい言葉に置き換えて説明を加える。


「んじゃ、具体的にはどうするんだ」

「例えばこういうのはどうだ?」


 本屋がゴソゴソと鞄から取り出しましたるは。それは大きなフィリップボードであった。


「明日の日本史王は誰だ!本屋特製日本史クーイズ!」




「さて、ルールを説明する前にこれを持ってね」


 フィリップボードもしっかりと活字の印刷された、なかなか手の込んだ作りであったが、なんと本屋は回答権を得るためのあれ、クイズ番組でお馴染みのパトランプ付きボタンまで用意していた。


「面白そうだな。俺も入っていい?」

「おう、猿もやれ。糸子は…一応ここに置いとくぞ?」


 いまだ寝こけている糸子の机にそっとパトランプが置かれ、クイズの参加者が決定する。


「それではルールを説明する。回答は早押しで、ただし答えられるのは一問につき一人一回。間違ったり時間切れになったらもう答えられないから注意しろよ」


 お勉強の時とは違い、三人とも真剣な顔つきで本屋の説明を聞いている。やはりクイズ形式というのは人を惹きつける魅力があるのかもしれない。約一名は全く起きるそぶりもないが。


「次のクイズを決定するのは前のクイズの正解者な。正解し続ければ自分の得意分野で戦えるぞ。分野というのは文化、戦い、人物、年号の四種類あって、それぞれ時代ごとに分かれている。で、このめくりはめくると点数が書いてあって、正解するとその得点がもらえる。ここまではいいな?」


 本屋が確認をとると、三人は揃って頷いた。面白そうなことは吸収が早いのだから、現金なものである。


「それじゃあ最初のクイズはお手本も兼ねて俺が選ぼう。まずはそうだな、古代の文化にしよう。点数は…」


 本人が作ったのだから知ってるはずだが、そこはめくりを生かして本屋は現れた点数、それと対応するクイズを読み始める。


「はい、古代の文化は10点問題となりました。さて問題。縄文から弥生に入って稲作が発達するにつれ、穀物の貯蔵に一工夫みられる建造物が現れ始めます。害獣よけの返しをつけたりと、簡単には穀物に被害が出ないような作りになっているこの建造物を何というでしょう」


 10点問題はそれなりに低い難易度を。そういう本屋の思惑によって作成された問題であったが、まさか三人揃って「う~ん」と唸ってばかりとは。

 困った本屋は答えを引き出しにかかる。


「こら、ここに古代人がいると想像してごらん。彼は悩んでいたんだ。せっかく苦労して育てた穀物が倉庫にしまっているうちに害獣に喰われてしまう。学校だって一階くらいまでなら猫や犬が侵入してくるだろ?逆に言えば上の階にはあんまりやって来ない。つまり?」

「つまり、高いところに動物は行かないってことか…」


 京子の頭の中に住んでいる古代人に電撃走る!

 彼は急いで大工道具を用意すると、何かを作り始めた。


「そうだ。いいぞ、京子。そのことを踏まえてここに当てはめるんだ。○○式○○」


 本屋が二つ目のヒントを出したところで、京子の目がハッと開かれる。そして勢いよく手元のボタンを押した。

 ピンポーン。


「雪崩式ブレーンバスター!」


 京子の古代人が完成させたのはプロレスのリングだった。彼は罪もない通行人を拉致してくると、コーナーポストに座らせ、脳天からマットへ……。


「どんな古代人だよ!」




「真面目にやれ!」

「真面目にやってこの有り様なのさ!」


 本屋と京子がギャーギャー言い争っていると。


「おい、答えていいのか?」


 そんな声が聞こえて本屋が振り向くと、猿のパトランプが点灯している。


「あ、ああ。それじゃあ猿、答えをどうぞ」

「高床式倉庫」


 シン、と静まり返る教室。次いでザワザワと波紋が広がる。


「さ、猿が…」

「おれ夢でも見てるのかな」


 大変に失礼なことをヒソヒソ言うつっことラーメン。そして、京子とビッちゃんは答えが分からないので何が何だか状態だったが、本屋のハイテンションな声で知らしめられる。


「正解!猿に10点!」


 おおおお!

 すごいよ猿!

 夢ではないと分かり、つっことラーメンが歓声をあげた。普段の猿を知っているからこそ、感動もひとしおである。

 そして。


「マジかよ」

「猿くんに負けた…」


 答えられなかった二人の絶望もひとしおであった。


「猿、よく分かったな!」

「いやぁ、日本史博士が言ってたからな。『これくらい覚えないと、分かってるよね?』ってさ」


 説明しよう!日本史博士とはつっこ達の教科書の隅に時折登場する、ちょっと毒舌な独身女性キャラクター(28歳)である。


「なるほど、そのセリフの印象が強くて覚えていたわけだ」


 本屋は納得したように頷くと、何かを思案し始め、しばらく後に「よし」と声をあげた。


「ここからは教科書見てもいいことにしよう」

「はぁ?それって意味あんのかよ」


 猿の疑問ももっともだが、本屋には考えがあった。


「何も見ないで答えるにはまだ早すぎるようだからな。クイズなんだから多少戦えないとモチベーションが維持できないだろ?」

「それは分かるけどそれで覚えられるのか?」

「もちろん何も見ずに考えて、そこまで出かかったんだけど答えられませんでしたってパターンが一番記憶に残るんだけど、今はその最低限の知識すらないだろ。得点を得るために答えを探すって行為も案外効果があるものさ。猿が日本史博士のセリフで高床式倉庫を覚えていたように、強い印象ってのが必要なんだよ」


 本屋が説明しているのはつまり、記憶の関連付けというやつだ。確かにひたすら教科書を読んだり、単語をノートに書き続けるよりはずっと覚えやすく、尚且つ正解にたどり着きやすいので飽きたりすることもなさそうである。

 ある程度おぼえてきたところで教科書なしでやれば、記憶の補強になるだろうと本屋が提案すると。


「私もそれがいい」

「私も~」


 京子とビッちゃんも賛成する。このままのルールでは猿に勝てないという、危機感がそう言わせたのだ。

 果たして彼女達はプライドを守り切れるのか?




「平安の戦いは20点問題になりました。それでは問題です。平安末期、ついに源平の雌雄を決する戦いが起こりました。この戦いを何というでしょう」

「平安末期っていうと1192作ろう鎌倉幕府のちょっと前だからこの辺に……あっ、これか!」


 京子が教科書に答えらしき単語を見つけて歓喜の声をあげるも、いち早く隣のパトランプが「ピンポーン」と点灯する。


「壇ノ浦の戦い!」

「はい正解!ビッちゃんに20点!」

「くそ~!」


 このような感じでクイズもなかなか白熱した様相を見せている。教科書を見てもよいというルール改正が上手く嵌まっているようだ。とはいえ。


「目安箱!」

「おっと早い、正解の猿に30点」


 時々猿が教科書ノールックで正解を出すので、その分二人と差がついている。コツコツと真面目に教科書を読んでいたのは無駄ではなかったということだ。

 そんなこんなでクイズは消化され、京子150点、ビッちゃん170点、猿250点、そして糸子0点(笑)の状態で最終問題を迎える。


「逆転できないではないか!」

「そこはあれ、最後の問題は10000点くらいにしてくれるはず」


 勝手なことを言う二人に本屋は苦笑するばかりであったが、確かにこのままでは盛り上がりに欠けるので要求を呑むことにする。


「分かった最後は10000点な。それでいいか、猿」

「ふっ、同じことさ。10250点で俺が優勝だ」

「ほざけ」

「負けないよ!」


 こうして最終決戦の幕が開ける。果たしてその問題とは。


「最終問題は江戸時代の人物から。江戸幕府創設の祖となった徳川家康ですが、彼には大好物がありました。食べ過ぎで体調を壊したとも言われるその大好物とは一体なんでしょうか」

「はぁ?なんだそれ」

「そんなの知るわけないじゃん」

「教科書にも載ってないだろ」


 非難轟々の中、本屋はフッと不敵に笑う。


「10000点だからな。多少マニアックにさせてもらった。だが考えてもみろ。現在も存在する食べ物なんだから当てずっぽうでも当たるかもしれないぞ?因みにこの問題は無制限に回答してよいことにする」


 回答無制限。

 その言葉を聞いた途端、一斉にボタンが連打される。本屋が言うように数打ちゃ当たるだろうとみな考えたのだ。


「はい、ビッちゃん」

「フレンチクルーラー」

「はいはい、馬鹿馬鹿。さすがにもうちょっとよく考えてよ。当時の日本にもあって、尚且つ食べ過ぎると体に悪そうな食べ物だぞ?はい、京子」

「毒」

「どく?体に悪いって方へ寄せすぎだよ!食べ物だよ、食べ物!はい、猿。バナナは駄目だかんね」

「……」

「はいつぎぃぃぃ!」


 激闘が繰り広げられる一方その頃。糸子はまだまだ夢の中にいた。どんな夢かというと大抵、彼女の場合は食べ物の夢であり、そして、最近糸子が食べた美味しいものと言えば……。

 ピンポーン!


「はい、糸子!ってなんだ。寝相で押しただけか」


 開いてんのか閉じてんのか分かりにくいお目目をしていたが、ムニャムニャ言ってるので寝てるんだろう。

 今はお休み糸子。

 そっとパトランプを消し、他の人へ回答権を移そうとした本屋の耳にそのムニャムニャが届いてしまう。


「う…ん。天ぷら、だいすきぃ」

「あっ」


 ピシリと本屋の動きが固まった。




 徳川家康が天ぷらの食べ過ぎで体調を壊したという説は賛否あることをご了承いただきたい。

 話を戻してクイズ大会の結果は10000点を獲得した糸子の優勝となった。


「最後の最後で天下をとったか…」


 京子は自分の呟きにハッとした顔をする。


「まさに徳川家康!」

「うるせーよ」


 ひどいオチだと思う猿であったが、とはいえ。


「結構面白かったな」

「うんうん、日本史の勉強の仕方がちょっと分かった気がする」

「これで日本史は赤点回避できそうだ」


 三人とも満足したようで何よりである。もっとも優勝者だけはいまだに起きる気配なく、テストも一番ヤバそうだが。




 好きこそものの上手なれ、という言葉があるように、物事の上達にはモチベーションが必要である。どうしても勉強が苦痛だという人は、楽しんで覚えられる方法を模索してはいかがだろうか。案外あれこれ試すうちにいつの間にか覚えている、これもまたよくある話である。


「しかし寝ながらにして勝つとは凄いなぁハハハ」

「まさに運も実力のうちってやつよねぇウフフ」

(結局、実は京子とビッちゃん猿に負けたんだよね)


 モチベーションが下がるといけないので、余計なことは心にとどめておくつっこであった。


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