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オートマタ・アンソロジー  作者: 千夜狩猫
3/7

3.魅惑の蛇遣い

野坂オートマタ美術館に展示されているオートマタ『魅惑の蛇遣い』の実演を見て考えたイメージ創作です。

人形の動きを表現しながらそこに自分のイメージを追加した作品となっています。

男はその女に魅了されていた

美しい女だった

スラリとした体つきに艶めかしい流線

しかし何より男が魅了されてやまないもの

それは女の視線だった


女は素手で毒蛇を掴み、顔の前に持っていた

掴まれた毒蛇は怒りか本能ゆえか

女に噛みつかんと鎌首をもたげる

しかし女はそんな毒蛇を前にしながら微笑んでいた

その顔は愛し子の僅かな変化にも喜びを覚える母のよう

慈しみすら浮かべている女の視線には何が映っているのだろうか

その先を知りたいと思うのか その先に映りたいと思うのか

男は全くわからない

ただ一つわかる事

それは男の目の前には魅惑の蛇遣いがいる事だけだった

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