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深夜?知らねぇな。

記念すべき一話ですが…ロクなことしないんですよねぇこの人たちは(他人事)

それはある土曜日の夕方の事…


東城「ふぅ…そしたらこれはあの人に渡すやつだな」


土曜日で学校も休みだったためゲームセンターに行ってきた俺こと、東城はUFOキャッチャーの景品を整理していた。そのうちの一つラブ○イブのフィギュアをとある人に渡すために別の袋に移していた。


東城「それにしてもアフロディーテさん本当に黒○ルビィ好きだよなぁ…まぁ可愛いけどさぁ」


アフロディーテ。さん付けしてることからわかる通り自分より4つ年上だ。仕事に追われて忙しい人だが何かと遊んでくれる人である。


東城「そういやあの人今日休みって言ってたな。そしたら今から家に行っても大丈夫かな?」


昨日辺りL○NEでアフロディーテさんは『明日久しぶりに休みだわ』と言っていた。その事から今日アフロディーテさんは家にいることを俺は知っている。


東城「そしたら行くかなぁ…でもいきなり行くのは流石に迷惑か。とりあえず電話して聞いてみるか。」


prrrrr…prrrrr…


アフロディーテ『んぁ…?』


東城「どうもです。東城です。」


アフロディーテ『おー、どうした?』


東城「いえ、UFOキャッチャーでアフロディーテさんの推しキャラのフィギュア手に入ったんで渡そうかなと思いまして…」


アフロディーテ『マジで?ル○ィちゃん?』


東城「はい」


アフロディーテ『あー…でもなぁ今眠いからなぁ…』


東城「仕事疲れですか?」


アフロディーテ『うん。悪いけど夜にそっちいくから待っててくれ。』


東城「分かりました。」


ピッ


東城「やっぱり仕事疲れがとれないんだなぁ…まぁ夜来るって言ってたし。」


この時はまだ俺は知らなかった。夜にあんな恐ろしい事が行われるとは…


午後11時30分…


東城「遅いなぁ…」


俺はずっと待っていた。夜に来るとは言っていたがまさかこんな遅くになるとは…

LI○Eで連絡しても返ってくる返事は同じ。


東城「もう少し待ってろってもう3時間…眠いわぁ…明日でよくね?」


そう思ってスマホを取り出そうとした時だった。

ブゥゥゥゥゥゥン…

車が来る音が聞こえた。


東城「ようやく来たな。」


俺はフィギュアの入った袋を持って外に出た。

案の定、車にはアフロディーテさんが乗っていた。


アフロディーテ「後部座席にのせてくれ。」


俺はアフロディーテさんが後部座席を指すので後部座席を開けた。その時だった。


東城(あれ…アフロディーテさん何で助手席なんだ?助手席に座ってるってことは誰が運転してるんだ!?)


その違和感が確信に変わったときにはもう遅かった。俺は車に乗せられある場所に連れていかれたのだ。




とある体育館の駐車場




???「はい!という事で第1回!深夜の早食い対決を行います!!」


アフロディーテ「イェー『ちょっとまてぇ!!』何よ?」


東城「何よ?じゃねぇよ!こっちが聞きたいわ!人をいきなり拉致みたいにかっさらってぇ!!」


俺は相手が先輩であることも忘れているかのように叫んでいた。

それもそのはず。フィギュアを渡す予定がいきなり車にのせられて体育館の駐車場で早食い対決なんていい始めるんだから怒って当然。しかしアフロディーテさんはそんな俺に向かってはっきりといったのだ。


アフロディーテ「東城。拉致みたいなんじゃなくて拉致だ。」


東城「うるせぇよ!!うるせぇよ!!なんで火に油を注ぐんだよあんたはぁ!!」


怒る俺を見てゲラゲラ笑う社会人二人。


東城「笑い事じゃねぇんだぞ!!そしてあんたは何を持ってるんだ鳥尾さん!!」


眼鏡をかけた鳥尾さんと呼ばれた人は手にスマホと袋を持っていた。


鳥尾「いや、俺は悪くねぇよ!アフロディーテが対決したいとか言ってたから」


アフロディーテ「いや、お前そう言ってるけどお前も結構ノリノリだったじゃねぇかよ!」


鳥尾「いやいや!」アフロディーテ「イヤイヤ!」


ギャーギャー


何故か言い合いというか罪の擦り付けが始まった。しかし俺からしてみれば悪いのはどちらかではなくどちらも悪いように思える。てか両方悪い。


東城「だぁぁぁぁ!!もういいから!!二人とも悪い!これで良し!」


痺れを切らした俺はそういうと対決を進める様に指示した。


鳥尾「じゃあ説明するぞ!対決内容は海老煎餅一袋とチョコバット一袋。飲み物はカフェオレ350ミリ一本。早く平らげた方が勝ち!」


東城(海老煎餅とチョコバットか…まぁ一袋とカフェオレの量からしてそんなに多くないと見た!)


しかし


鳥尾「それじゃあ配るぞ。」


その考えは


鳥尾「ほいアフロディーテ」


簡単に


鳥尾「ほい東城」


崩れた。


東城「…え?」






















手渡されたのは直径15センチ8枚入りの海老煎餅だった。















鳥尾「そんじゃあ次はチョコバッ『ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇ!!!』何よ?」


東城「なによじゃねぇよ!あんたらバカだろ!?バカなんだろ!?バカですよね!?ザ・フールなんですね!?」


俺の怒濤のツッコミに二人は爆笑した。


怒ったらダメですかね?深夜0時近くにいきなり拉致したかと思ったら早食い対決します。って言われて怒ってるのにこの人たちは直径15センチの海老煎餅8枚を早食い対決だって言ってくるんですよ?当然ですよね?


鳥尾「別に俺が買った訳じゃないから」


東城「いや、止めなさいよ!」


鳥尾「じゃあチョコバット配るぞ~」


東城「人の話を聞きなさいよ!」


まるで俺の話を聞こえてないふりをして淡々と配る二人。チョコバットも8本とかおかしいだろ…

カフェオレまで配りいよいよ対決の時。

アフロディーテさんはヤル気満々だが俺はもうやる気どころか怒る気力すらなかった。そして審判と撮影を担当する鳥尾さんはスマホを持って撮影を始めていた。


鳥尾「それじゃ準備はいいな!?行くぞ!レディー…ゴォ!!」


深夜0時3分やりたくもなんととない地獄の早食い対決が始まってしまった。

さぁ!始まってしまいました深夜の早食い対決!少量ならまだしも袋から出てきてびっくり15センチの海老煎餅8枚とチョコバット8本!勝つのはどっちだ!そして早食い対決は無事に終わるのか!?お楽しみにぃ!!(水○どうでしょう風)

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