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関ヶ原後

関ヶ原の戦い後について、北政所ら行動を以下に示す。


1600

 9月18日 北政所が観修寺晴子の屋敷に移る。

 9月19日 秀秋が北政所を見舞いに観修寺晴子の屋敷を訪れる。

 9月22日 北政所が京都新城に移る。

 9月24日 大阪の戦後処理が無事調う。家康が公家衆に知行の加増を約束する。

 9月28日 家康が大阪城に入り、毛利輝元が本国へ帰る。

10月10日 輝元が降服する。

10月15日 各大名に知行分けあり。


1601

 1月 2日 大阪城で諸大名が秀頼への年始の礼を行う。

 1月 4日 秀秋が秀頼の名代として、豊国神社に社参する。

 1月19日 25日に秀頼、家康への新年の総礼がおこなわれる旨のお触れが出される。

 1月29日 秀頼が新年の総礼を公家衆、門跡、諸大名から受ける。

 2月 3日 秀頼が大阪城西の丸へ赴き、家康、秀忠を迎えて申楽を催す。

       その後、二の丸へ赴き、家康、秀忠の来臨を謝す。

 2月 4日 後陽成天皇が政仁親王への譲位の意を示す。現東宮の良仁親王は仁和寺へ。

10月 6日 家康が諸大名の礼を受ける。

10月 7日 家康が関東へ下向する。


1602

 2月13日 家康が上洛。

 2月19日 家康が朝廷より源氏長者の内旨を受けるも、形式上断る。

 3月21日 秀頼が諸家の総礼を受ける。

 4月17日 北政所が木下家定、木下延俊と一緒に豊国神社に社参。

 4月18日 秀秋が豊国神社に社参。勅使が社参。

 4月29日 家康が参内する。

 5月~7月 北政所の月命日の社参はなし。

 5月 4日 家康が宮中から下がり、伏見に帰る。

 8月17日 北政所が社参する。八条宮智仁親王が社参する。

 8月18日 豊国祭にて、秀頼の名代が社参。勅使が社参する。

 9月18日 北政所は触穢にて社参せず。(家康母死去に伴う)

10月15日 小早川秀秋、木下俊定、木下延貞が岡山城にて死去。

10月~1月 北政所の月命日の社参はなし。

10月23日 時慶室(孝蔵主妹)が秀秋のことで北政所を見舞う。

10月25日 孝蔵主が江戸へ行く。

12月 9日 時慶が秀秋の追悼文を北政所に送る。

12月13日 孝蔵主が江戸から戻り、伏見や大阪へ遣いにいく。

12月25日 家康が上洛。


1603

 1月 9日 北政所が木下家定と一緒に社参。

 1月17日 伏見城にて家康が公家衆、門跡による総礼を受ける。

 2月12日 伏見城にて家康が征夷大将軍の宣旨を受ける。

 2月20日 大阪城にて、秀頼が公家衆の総礼を受ける。

 4月11日 北政所が木下家定、女房衆と社参。

 4月17日 北政所が社参。養母ふくの病気の平癒祈祷のため。

 4月18日 養母ふく死去。

 5月~7月 北政所の月命日の社参なし。

 5月 1日 淀殿が気鬱のため、診察を受ける。

 5月15日 江殿と千姫が伏見城へ上洛。

 7月28日 秀頼に千姫が輿入れする。

 8月18日 豊国神社の豊国祭。北政所は孝蔵主を名代に送る。

10月 3日 北政所が落飾し、高台院の院号を朝廷よりいただく。


北政所が高台院になったのは、小早川秀秋が死んで一年後である。


秀秋が死んだ月に、北政所は孝蔵主を江戸へ行かせている。

孝蔵主は江戸に1ヶ月以上滞在し、戻ってくると大阪や伏見にいっている。


孝蔵主が戻ってくると、家康が上洛してきて、公家衆や門跡からの

新年の総礼を秀頼よりも早く受け、征夷大将軍になった。


1601年、1602年にくらべて、1603年は

家康への権力集中が一気に進む。


一年後に落飾するために、北政所が家康への権力集中を

後押ししたのではないだろうか。

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