表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Angel game   作者: シメサバ
1/1

プロローグ

Angel gameーーそれは遥か昔から行われてきた1つの世界で繰り広げられるデスゲーム

ゲームに参加するプレイヤーたちは様々な世界から招待され、多種多様な者たちが集まり、最後まで勝ち残れば1つだけいかなる願いを叶えることができる宝玉を手にすることができると言われている

ゲーム開始から既に6年が経過し、プレイヤーの数は100000から2000ほどになった

その中でもたった独り、今まで誰もしようとしなかったことをしようとする少年がいた


ーー宝玉を使って、このゲームを終わらせること


これはそんな少年に訪れる様々な人との出会いと絆の話







「くそっ!何でこんなに金がないんだよ!おかげで食い物確保するのに森に狩りに出ないといけないなんて、めんどくせぇぇっ!」

愚痴を言いながら薄暗い夜の森、ハルメイの森と言われるその森を少年、八神楸矢は歩いていた

ほとんど森に出入りする人がいないためか、道は舗装されておらず殆ど獣道になっている

そんな道を楸矢は今日の夕食を得ようと街から離れ狩りをしに来たのだった

「はぁ、冒険者ギルドに登録出来ないとなると資金源がなぁ」

ゲームのプレイヤーは迂闊にギルドには登録することができない

プレイヤーには1人当たり1ポイントが割り当てられていて、相手のプレイヤーを殺すか、相手に自らポイントを献上させることでプレイヤーはポイントを得ることが出来る

そうしてポイントを取り合い最終的に総ポイントの過半数を取ったプレイヤーが宝玉を手にすることが出来るのだ

しかし、ポイントを得ることが出来るのはプレイヤーだけではない

このゲームの主催者はある仕組みを取り入れていた

この世界の国の中でも大国と呼ばれる13の国々に対してプレイヤーと同じようにポイントを得ることが出来るようにしたのだ

そしてその得たポイントを他の国と総計して割合で各国に莫大な富と魔法技術が与えられる

そのおかげでプレイヤーは国々から身を隠すことになり、人にはあまり顔を晒すことも出来なくなった


「しかし全く食い物になりそうなものがないな......。まぁ1日ぐらい食わなくても大丈夫か」

そう思い楸矢は踵を返し街に戻ろうともと来た道を木々を掻き分けて進んでいく

しかし、楸矢は途中で足を止める


目の前に1人の少女が立っていた

そよ風に蒼く長い髪を靡かせ、雲1つない夜空を見つめていた

まるで天使のような美しい透き通るような肌に、蒼い円らな瞳

一言で言えば美しいが似合う少女がいた

腰に剣を携えているところから何か依頼を受けてきた可能性はあるが、それでも少女が独り森に居るのは不自然だ

そう楸矢は考え話しかけようとするが寸前で躊躇する

少女の着ている服は様々な装飾があしらわれている貴族が着るような服だったのだ

もし、貴族などの高位の人間だと楸矢の負うリスクが高いため躊躇ったのだ

しかしながら、剣は持っていると言っても服装は軽装。このまま少女を森に置いていくのは流石に気が引けるため一応話しかけることにする


「なあ、そこの人なにしてんの?」


楸矢が質問すると少女は気付いたようで勢いよくこちらを向き、その大きな瞳を見開き、こちらを指差しながら慌てたように口を開く


「だ、だだ、誰ですか!?こ、こんな夜にこんな森で......!まさか変質者、あなた変質者何ですか!?きやぁぁっ!誰か助けてぇ!ここに変態が、痴漢がいますぅ!」


開いた口が塞がらないとはこの事か、と改めて理解した

誤字脱字文法に関しての指摘はしていただけると助かりますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ