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いつもながらの日常

夏休み中場となりそろそろ課題をやらなくてはならなくなった頃俺たちと言うと....


「えっ ?ゆーちゃんもう課題終わらせたの??」


「うん、課題なんて夏休み前半で終わらせるわ」


久しぶりに梓の家というか部屋に来ている。そして梓はと言うと。机に向かって課題を終わらせている


「早いさすが優等生ね」


「梓が遅いだけだよ」


梓の中でなにかが切れる音がした


「ムカつく、えいっ!」


「わっ、こら!課題やれっ」


梓はゆにのいるベットまでダイブしてゆにを押し倒す


「やだ、ムカついたからゆーちゃん犯す」


「ふざけんな!!!やめろ !」



「やだっ」


そして、首筋を舐められる


「うぅっ.....あっ....」


「ゆーちゃんの弱点はお見通しだからね」


「ば、ばぁか.....」


ゆには赤くして梓を睨む。それを差すが梓はスルーする。


「バカですけどなにか?」


「開き直るなっ!」


「うるさいわね。ペロリ」


梓は耳の筋を舐めた。

それがかなり効いたのか素直に感じてしまった


「っーーーー」


「ゆに感じてるんだぁ」


「感じてねぇよ」


「嘘つきね、感じてる癖に」


「う、うるさい」


「素直じゃないなぁ」


そう言って梓はゆにの服を脱がす。


「ば、ばか....」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「気持ちよかった」


「お前いつも俺の意志を曲げるな」


「そう?ゆにはいやなの?」


「いやとかそういう意味じゃなくてね。人のことも考えようってことだ」


ぺちっと額を叩く


「あうっ」


梓は叩かれた額をさする


「まあ、俺は梓のその強引なところ好きだけどね」


「えへへ」


照れながら梓は抱きついてくる


「まったくお前は....」


「ゆーちゃん大好きっ」


「はいはい」


「ひどくない?流すのって」


梓は少し睨んだようにゆにを見る


「ひどくねぇーよ」


「ひどいよー」


梓ぎゅっとゆにを抱き締める


「たく、お前は」


ちゅっとキスする


「よくわかったね」


「お前が思うことなんかわかるよすぐにな」


「さすが私の彼氏ね」


「誉めてもなにもでないぞ?」


抱きつく梓に言うがとうの梓はと言うと


「なにもでなくていいよ、ゆーちゃんとずっと一緒に居られればそれでいいもんね」


「そうですか」


「なんか冷たい.....」


梓はむうっと頬を膨らませる


「ちょっと突き放してみようかなって」


「なんでよ!」


少し悲しそうな顔をしながらびっくりする


「なんとなく?」


「質問してるのになんで質問で返すのよ」


「ごめんごめん。冗談だって 」


「冗談に聞こえなかったからね」


少しうるうるとしている梓を撫でてやってキスしてやる


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「さて、なにするかなぁ」


夏休みも数えるほど少なくなったある日の昼下がり。

ゆには家で1人でいた。

珍しく梓は友達と買い物美咲は大輔のもとに行っていていない。

1人でいるのは久々なので暇である。


「なんだかんだでいつも梓と一緒にいたからなぁ1人だと少しばかり寂しい感じだな」


なんだかんだでゆには梓のことが大好きなのである



「とにかく勉強するか」


机に座り勉強を始める。

ある程度立つと集中力が切れる


「俺の集中力の低さには困ったものだな」


ゆにの集中力は約2時間ぐらいで切れてしまう。


「さてさて、どうしょうか」


むうーっと考える


「ないな、仕方ないから読書だな」


ゆには読書になると集中力が倍増するのだ、なぜだろう


コンコン


「ゆーちゃんいる?」


読書に集中してるとドアの方から梓の声が聞こえた


「ん?いるぞ?」


本から目を離してドアを見る

ガチャっとおとがしてドアが開く


「もう帰ってきたのか?」


「うん、ゆーちゃんが寂しいかなっておもってね早く帰ってきたの」


「寂しいのはお前だろ」


クスッとゆには笑う、梓は図星だったらしく少しむくれている


「ゆーちゃんだって寂しかったくせに」


「さぁー?どうだろうね」


「むぅ、ゆーちゃん意地悪」


むくれてながら梓はゆににだきつく


「俺は意地悪だよ?」


「いじるやぁーだ」


「しらん」


「知ってるくせにー」


ぎゅっと梓はゆにを抱き締める


「梓苦しい」


「へへへっ」


「誉めめねぇーぞ」


「えー、誉めてないのー??」


「誉めてない」


「えー」


がっくりと肩を落とす梓



「なんだよ」


がっくりと肩を落としていた梓が見つめてくる


「わからないの?」


見つめてくる梓


「わかんねぇーよ」


「まったく鈍感なんだから.....」


梓はぽつんと呟いて顔を近づけてきた

梓の意とに気づいたゆには梓のおでこにデコピンをする


びしっ


「あうっ!?なにするのよー」


「キスしたくない」


「ええー」


しょぼんっとした顔になっている梓


「ゆーちゃん具合悪いでしょ」


しょぼんとしていた梓だけどゆにの微かな異変に気づいた


「いや、別になんともないけど?」


「嘘つき」


梓はゆにのおでこに手を当てる


「少し暑いわね」


「そうか??俺はなんともないんだけど」


「ゆーちゃんは熱とかに疎いから周りが気づかないと手遅れになりやすいんじゃん。それで昔死にかけたでしょ?」


梓は昔のことを思い出しながらゆにに正論をぶつける

それをゆには黙って聞いてるしかなかった。事実だから


「そしてゆーちゃんはすぐに悪化するんだから気を付けなきゃダメなんだよ!ほら、着替えて、それとも着替えさせようか?」


「いいよ、自分で着替えるから」


ベットから降りて梓が綺麗にしまってくれたタンスから寝間着を取り出す


「梓着替えるから外に出ててよ」


「えっ?なんでいいじゃん別に初めてじゃないんだし」


梓の、言葉にゆにははぁっとため息をついて着替え始める


「梓あんまりじろじろみんなよ」


「見てないよー」


『見てるくせに......』


そう、心のなかでつぶやきながら着替えを済ませる


「じゃ、布団に入った入った寝てなさいよー」


「わかってるよー」


梓に急かされながらゆには布団に入る

それを見て梓は部屋を出る


「俺はまったく感じないんだけど熱があるとかわからん」


ゆにはモソモソと布団から降りて机から本を取る


「この本は今日中に頭に入れなきゃならないんだよね」


布団に入ると先程まで読んだところを開き読み始める


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「少しはやばかったかな、ゆーちゃんの裸見たらしたくなっちゃった」


誰となく梓は笑ってタオルと水を用意する


「どうせ、ゆーちゃんははいそうですかって寝てるわけじゃないんだろうなね、まったく」


階段を上がりながらそんなことをぼやきながらゆにの部屋に入る


「あーあーやっぱりおとなしく寝てない、寝てないだろうとは思ったけどね」


「この本今日中に頭に入れときたいんだよ」


「そんなのはいいからおとなしく寝てなさい」


ゆにから本を取り上げる

梓がゆにの母親にみえる


「あー、ちょっとあずさぁー」


「おとなしく寝てないと私の体あげないよ?」


少し恥じらうようにしてゆにに見せつける


「いや、いらないし」


「うわぁ、ひどい」


ゆにのすごく冷えきった目と口調に梓はショックを受ける


「いや、ひどくないし、いま、やりたいとも思ってないから別にいいし」


「私がしたい」


「しるかっ!いいから本返せ!」


「わかったわよ、ただし!」


梓はあきれながらもゆにに条件をだす


「1時間だけよ?」


「わかった」


ゆにが頷いたのをみてから梓はゆにに本を返す


「ゆーちゃんはさぁー、私と本どっちが大切なの?」


うつむいてる梓を見て少し驚いたゆには起き上がって梓を抱き寄せる


「おまえが大切に決まってるだろ?なに、ばかなこと言うな」


耳元でゆには梓に言い聞かせる


「でも、ゆーちゃんはいつも本ばっかりじゃん」


涙声になりながらもぎゅっとゆにを抱き締める


「照れ隠しに決まってるだろ?わかれよ」


ゆには紅くなりながら梓から顔をそらす


「照れ屋さん」


「うっさい」


梓は顔を近づけてきた


「だめだよ、風邪うつしちゃうから」


「構わないもん、ゆーちゃんの風邪なら」


「ばか」


「へへっ」


ちゅ.......


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「あんたらね~!?二人で寝込むんじゃないわよ」



案の定ふたりして寝込んでしまった、それをあきれた様子で美咲が看病している

しかも、口調は少し乱暴そうな言い方で


「ごめん、美咲」


「悪いな、美咲」


「べつにいいんですけどね、私は、とにかくおとなしく寝ててくださいね」


そう言うって美咲は部屋を出ていく


なぜ、梓がゆにの部屋で寝ているかは美咲が家を往復するのがめんどくさいからゆにの部屋に布団をひいて寝かしているのだ


「梓のバカ、おまえも寝込んでどうするんだよ」


「うるさいわねぇ、うつったんだから仕方ないでしょ?」


「わざわざうつりに来たんだろうが」


咳き込みながらふたりは痴話喧嘩を始める


「おとなしく寝てなさいって言ったでしょ?痴話喧嘩なんかしてないでとっとと風邪直してください」



「「はぁーい」」


「返事だけはいいんだから」


美咲はあきれた顔で二人の額に濡らしたタオルを乗せる


「お粥作ってくるから待っててね」


「うん」


「わかった」


美咲は二人の返事を聞いたか聞かないかわからないうちに部屋を出ていった


「ねぇゆーちゃん」


「ん?なんだよ」


「懐かしいね。こんな風に二人で寝込むなんて」


「そうだな、5年ぶりかな」


「ううん、違うよ。小学生いらいだよ、二人して寝込んだのは」


「懐かしいな」


「懐かしいね。昔はよくふたりでよくバカなことやったよね」


二人で思いふけてるとドアがあいてお粥を作ってきた美咲が入ってくる


「お粥できたわよ」


「ありがと美咲」


「わるいな、大輔とのデートだったのに」


「べつにいいわよ。大輔には他の日にでも埋め合わせするから、大切なのはふたりだから 」


そういってお粥を器に盛り付ける


「ゆには猫舌だから冷まさないとね」


そういってふーふーっとしながらお粥を冷ます


「そ、それ私がやる」


隣で寝てた梓がそれを見てすこしくやしそうにてり立候補するが


「あなたも風邪引いて寝込んでるんだから寝てなさい」


そういわれて黙って布団にもぐる梓


「ゆに、冷めたわよ」


「ありがと」


ふーふーして冷ましてもらったお粥をゆには受け取り美崎は梓のぶんのお粥を盛り付け、同じようにふーふーして梓に渡す


「ありがと、美咲」


梓は起き上がってお粥を受け取りお礼をいう


「あつ.....」


「まだ熱いの?」


ゆにはお粥をもらったはいいがまだ熱くて食べていない。相当あつかったらしく口にいれることさえできない


「うん」


「まったく、ほんと猫舌ね」


「うっさい....」


ゆには頬を紅くしてそっぽむく

それをおかしそうに見ながらゆにからお粥を受け取りふーふーする


「それ.....私の役目.....」


「風邪引いて寝込んでるんだからとっとと食べて寝てください。そして、早く風邪直してください」


ふーふーしながら梓にそんなことをいう。


そんなこんなで1週間たってやっと二人は風邪がなおった。


「んーーーっやっとなおったぁー」


「美咲ありがとな」


「いえ、当たり前のことです」


美咲が大輔とつきあい始めてから美咲はよりいっそうお堅くなった


「とりあえず。ゆに、遊ぶぞぉぉ!」


「その前に課題やれ」


「それは帰ってからー」


梓は俺の手をとってそのまま家を出ていく


「お、おい、財布とか持ってきてないぞ」


「大丈夫よ。ゆにのも持ってきてるから」


梓は自分のバックから、ゆにの財布と取り出す


「おまえ、いつの間に」


「気が利く女はモテるのよ?」


ニコって笑ってゆにを引っ張り駅前の大通りに向かった



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