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おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。  作者: 愛自 好吾


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第31話 レベルアップとロースハムステーキと

 

 残すところ休暇もあと僅か。ジャズは休暇を満喫できたのでしょうか?

 そして、冒険者としての仕事の終わり、酒場での仲間との時間。ジャズは徐々にこの町で暮らしていく事を感じていたのでした。

 ********************************************



 休暇も残すところあとわずかとなった、ちゃんと休めているだろうか? ちょっとわからんな。


 けど、今日こそは休むぞ、朝飯は基地内の食堂ではなく、町へ出て飲食店が建ち並ぶ所までやって来た。


 女将さんの手料理が食いたくなってきたのだ。よーし、早速女将さんの店へ行こう。


 女将さんの店に到着して、引き戸を横に開けて中へと入る。


「いらっしゃいませ~」と言う女将さんの元気な声を聞き、こっちも元気が湧いてくる。


「おはよう、女将さん。朝はやってる?」


「ああ、あんた来たのかい。朝も営業中だよ。何にするんだい?」


「うーん、偶にはスローターフィッシュ以外の物が食べたいなあ、女将さん、何かおすすめってあるかい?」


「うーん、そうだねえ、ロースハムステーキなんてのがあるけど、どうする?」


「あ! じゃあそれ頂戴。ロースハムステーキ食いたい。」


「はいよ、ちょっと待ってな。」


 女将さんは料理を始めた、肉料理か、いいな、肉、肉食いたい。


 あ、そうだ、料理が出来るまでレベル上げをしとこう。確か経験点が溜まっていた筈だ。


 ステータスを確認する。よーしよし、経験点が950点ある、レベルを一つ上げられるぞ。


 今はレベル5だから、6へ上げるのに700点必要になる。


 ………よしよし、これでレベル6になったぞ。HPも18になった。


 レベルが6になった事で、ボーナスとしてスキルポイントが6ポイント増えた。


 これで今現在のスキルポイントは12ポイントまで増えた。


 これは中々のポイントがある。ここらで一丁、上級スキルでも習得しようかな。


 上級スキルは習得するのに3ポイント以上必要になってくる、何がいいかな。悩むな~。


 あ! そうだ! 忍者なんだから、忍者みたいな身体能力がほしいな。


 という事は、「身体能力強化」か、「身体能力超強化」のどちらかを習得しよう。


 超強化の場合ポイントが5ポイント必要だが、その分強力な上級スキルだ。


 うーむ、どうしよう、悩む。


 よーし! こういう時は一緒に取っちゃえ。


「身体能力強化」に3ポイント、「身体能力超強化」に5ポイント使う。


 合せて8ポイント消費だ。これで残りのスキルポイントは4ポイントだ。


 これはこの先何があるか解らないから取って置こう。



 {スキル「身体能力強化」と「身体能力超強化」を合せて習得したので、スキルが進化しました}

 {スキル「身体能力極強化」を習得しました}



 おや? スキルが進化したぞ。そうか、その辺はゲーム「ラングサーガ」と同じなんだな。


 よしよし、大体こんなものかな。ステータスを確認してみよう。



 ジャズ  LV6  HP18

 職業  忍者

 クラス  下忍


 筋力 30  体力 25  敏捷 28

 器用 23  魔力 10  幸運 23


 ユニークスキル

 ・メニューコマンド

 ・精神コマンド 3/3 (必中 不屈 熱血)

 スキル

 ・ストレングスLV5 (フルパワーコンタクト使用可)

 ・タフネスLV2

 ・スピードLV1

 ・投擲

 ・剣術LV2

 ・身体能力極強化


 経験点250点  ショップポイント1030  スキルポイント4

 武器熟練度

 小剣 35  剣 40  槍 35



 うむうむ、こんな感じになった。


 忍者としては中々の能力値なんじゃないかな、いや、まだまだか。


 でもこれで少しは忍者らしくなったのではなかろうか。


 スキル「身体能力極強化」も習得したし、これでより忍者らしい動きになった筈だよ。


 うんうん、忍者かっこいい。やっぱ忍者はこうでなきゃ。


 あ! 精神コマンドに「熱血」がある。そうか、レベル6で覚えたのか。


 こいつは使用すると攻撃力が一度だけ2倍になるんだ。強敵との戦いには欠かせないんだよな。


 しばらく待っていると、女将さんが料理を持って運んできた。


「はいよ、ロースハムステーキお待ち、銅貨1枚と鉄貨8枚だよ。」


 お金を女将さんに支払い、早速頂く事にした。肉厚があるボリューミーな料理だ。


 手を合わせて「いただきます」と言って、ナイフとフォークを持って食べる。


「うん! 旨い! これ旨いよ、女将さん。」


「ふふふ、たんとお食べ、あんたまだ若いんだから。」


 フォークで押さえてナイフで食べやすい大きさに切って、口に運ぶ。


 うーむ、この塩胡椒の味付けがシンプルで堪らん。これいけるよ。旨い。


 しっかりとよく噛んで味わう。歯応えがいい、噛み切り易い。


 これがこの世界のロースハムステーキか。


 これは癖になる美味しさだ。肉肉している、旨い。


 あっという間に完食した。もうお腹いっぱいだ。


 旨いけど量がある、これはお腹が空いている時に食いにこよう。


 手を合わせ「ご馳走様」をする。


「ふう~~、お腹いっぱいだよ、女将さん。」


「はっはっは、どうだい? うちの料理は大盛りだろう、若いモンには人気があるんだよ。そのロースハムステーキは。旨かっただろ。」


「うん、旨かった。ご馳走様でした。」


 その後は食後の休憩をして、まったりと過ごす。


 このゆったりとした時間がいい。ゆっくりしていこう。


 しばらく食休みをしていると、女将さんからこんな事を聞かれた。


「そういやあ、あんた、休暇はあとどれ位あるんだい? 先日あんな事があって、軍人さんは忙しいんじゃないのかい? 後片付けとか。事後処理とかさ。」


「ああ、その事なら大丈夫。俺は今は休暇中という事で、あまり忙しくないんだ。最も、先輩兵士の皆は忙しいだろうけどね。俺今休暇中だし。」


「おや、そうなのかい。まあ、あんたも先日、皆と一緒になって戦っていたのは知っているからねえ。とんだ休暇になっちまったねえ。」


「あっはっは、でもまあ、こうして休めるから別にいいんだけどね、女将さんも戦っていたじゃないか。まだまだ元気の証拠だね。」


「何言ってんだい、あたしゃあもう歳だよ、若いモンに任せるよ、ああいうのは。」


 とか何とか言いながら、フライパンでゴブリンの頭をおもいっきり叩いていたのを見ていた。


 女将さんには敵わないな。さてと、食後の休憩もしたし、そろそろ行こうかな。


「女将さん、俺そろそろ行くよ。ごちそうさん。」


「はいよ、また来ておくれよ。」


 引き戸を開け、店の外へ出る。


 取り合えず冒険者ギルドへでも行こうかなと思い、ギルドへ向け、足を運ぶ。


 冒険者ギルドへと着いたら、ガーネットがこちらに手招きしていた。


 取り敢えずガーネットの所まで近づく。


「ジャズ、こっちこっち、ほら、ギルドカード出して。」


「ギルドカード? そんな物どうするの?」


「ジャズったら、もう忘れたの? 先日私達依頼を受けて達成したじゃない。ほら、ホーンラビットの討伐依頼よ。」


 ああ! そういやあそんな依頼を受けたな、ごたごたしてたから忘れてた。


 ポケットからギルドカードを取り出した。


「カードをどうするんだい?」


「受付に持って行って、依頼達成の報告をするのよ。ほら、ジャズもこっち来て一緒に報告しましょう。」


 そう言って、ガーネットはこちらの手を引いて、ギルドの受付嬢の居る所まで移動した。


 カウンター越しに受付嬢に声を掛けた。


「すいませーん、先日の依頼を達成しました。確認して下さい。」


 ガーネットが受付嬢に言うと、受付嬢は直ぐに対応してくれた。


「はい、ホーンラビットの討伐依頼ですね、依頼達成を確認しますので、ギルドカードを提示して下さい。」


 言われて、受付嬢にカードを見せた。


 受付嬢はこちらのカードを見て、確認し、何やら魔道具に打ち込んでいた。


「………はい、これで依頼達成を確認しました。お疲れ様でした。報酬の銀貨5枚です。お受け取り下さい。」


 おお、先日のあれって、銀貨5枚分の働きがあったというのか、冒険者って意外と儲かるのか? 


 こりゃあ軍を辞めたら、冒険者に鞍替えするのも悪くないな。


 ガーネットが報酬を受け取り、こっちに半分の銀貨2枚と銅貨5枚を渡してきた。


「はいこれ、ジャズの取り分よ。」


「ああ、どうも、………そうか、俺はこの報酬で好きな物を買う事が出来るのか。うーむ、どうしようかな。」


「何言ってんのよジャズ。依頼達成して日が傾いてきたとなれば、これはもう飲むしかないでしょう。酒場に行くわよ!」


 こうして、ガーネットに連れられ、ギルドに併設された酒場へと移動して、席に着き注文する。


 ウエイトレスさんもこの時間帯は忙しいみたいだ。続々と冒険者達が帰ってき始めていた。


「それじゃあ、かんぱ~い。」


「かんぱ~い。」


 蜂蜜酒ミードを飲み、今日一日が終わる。


 こうして酒を飲めるのも、この町が平和だからこそなんだよな。


 と、そう思いながらミードをちびちびと飲み、ガーネットと楽しく飲んだ。


 こうして一日の幕が下りようとしていた。明日は休暇明けか、どんな日になるんだろう。


 そんな事を思いながら、ガーネットと楽しく呑み、お互いの健闘を称えあった。



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