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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

丑三つ時に会いましょう

作者: 新月



皆様、はじめまして。


「新月」と申します。




最近こちらにやってきたばかりで、実に忙しく、目まぐるしい日々が続いておりました。


いやあ、やっと落ち着いてきた。


慣れないことをやるって疲れるけれど、なかなか面白いものです。





私、普段はとある街で占いみたいなことを生業としています。


皆さん、それぞれに悩んだり困ったりしているのですねえ。


私にできることとなると、そんなに無いんですけど。


ちょっぴり助言したり、先のこと教えて差し上げたりしています。


あんまりやりすぎると、それはそれで良くないんで、匙加減が難しい。






それで、そんな感じで仕事してると、面白い話を聞けちゃうんですよ。


心躍っちゃいますねえ。


皆様にも是非お聞かせしたいと思って、この度筆を執ることに致しました。


ええ、大丈夫です。お客さん方からはちゃんと許可取ってますからね。


そのためにこちらではこの仕事してるんですから。






ということで、これから愉快なお話をたくさんお届けできればと思います。


ゾクっとしたり、不思議だったり、生きた心地がしないかも分かりませんね。


実に楽しみです。






では、皆様。今夜はこの辺で。


今宵もようこそお参りくださいました。


また、丑三つ時に会いましょう。




















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