再会 ~プロローグ~ (2025/4/10改稿)
リハビリを兼ねて書いてます。
ストックはありません。
とても読みづらいかもしれません。
それでも、読んでいただけますと幸いです。
PV・評価・感想など励みになりますので、これらまでいただけますととても喜びます。
2025/04/10 改稿……というか完全に書き直ししてます。
白羽叶海っていう女の子が自分の中で完全に完成したのがつい先日なのだ……。
「今日からここが、俺の通う学校かぁ」
――春。出会いと別れの季節。新生活が始まる高校入学式の日に、田辺洸輝は幼い頃過ごしていた地域に帰ってきていた。
「……あいつら、元気にしてるかな」
思い浮かべるのは、幼少のころ、ともに過ごした親友たち。特に、あの臆病で人見知りな幼なじみは元気にしてるだろうか。
「っと」「っあ」
過去に思いをはせぼーっとしていたからだろう。人とぶつかってしまった。
「えっと、ごめんなさ――」「あのっ、ごめんなさ――」
咄嗟に謝ろうとして、時が止まった。
洸輝と同じ学校の真新しい制服を身にまとった女の子、その髪は白銀色で、瞳はアクアマリンのように透き通った蒼色。珍しい容貌をしたその顔が、記憶の中に居る少女《幼なじみ》と重なる。
「――叶海、ちゃん?」
「――やっぱり、洸輝くん……?」
白銀髪の女の子――白羽叶海の顔が華やぐ。
ぽすっ。
「おかえりなさい、洸輝くんっ!!」
「ただいま、叶海ちゃん」
――春。出会いと別れの季節。再会したふたりの物語は、ここから始まっていく。
やっと3人称で書くって行為に慣れました。たぶん。