前へ目次 次へ PR 17/32 久遠 あなたは悔いのない人生を生きてほしいと言った。 自分の好きなことをしてほしいと。 「たとえそこに俺がいないとしても、俺はかまわない」と。 でもね、私はあなたにいてほしい。 あなたがいないと駄目なの。 その時も。 だから…。 パキッ。 暖炉の薪が弾けた。 彼の肩に頭を凭れ、由希奈は炎にそう想う。