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さよならも言えずに
あなたは自由だった。
私がなにをしても許してくれた。
でも、そんなあなたが解らなくなった。
そして、遠ざかった。
なにも言わずに…。
なのに今は着信の中にあなたを探してる。
巡り来る季節の中で、今も…。
もう二度と会えないこと、あの頃の私は気づかなかったの。
電話が最後だった。
君はいつもと変わらず明るく話していた。
でも、僕にはこれが最後の会話になるんじゃないかって、
なんとなく、そう感じられた。
そして、その不安は的中した。
僕を嫌いになったなら仕方がない。
君を苦しませたくないから、
もう…、
このアドレスを消そう。