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その6 ~インスト・ゲームのルールまとめ~

※こちらはカドゲ・ボドゲカフェ企画の参加作品となります。

全部でその10まであります。本日6/14はその6までを投稿する予定です。明日6/15にその7からその10までを投稿します。

その4からその6までがゲームのインスト、その7から実際にゲームが始まります。

それでは最後までどうぞお楽しみくださいませ(^^♪

 ルージュのくりっとした目が、今度はワオンをとらえました。ワオンもうなずいて、それから紅茶を一口飲みます。


「ねぇ、ワオンさん、そろそろわたしも縄をほどいてほしいんだけど。あ、大丈夫よ、もちろん逃げないようにするから。ただ、みんなのショートケーキと紅茶見てたら、わたしもお腹空いちゃって」

「……ルージュさんこそ、おいらのこと完全に良いオオカミ扱いしてるじゃないか……」


 今度はワオンがツッコみましたが、もちろんルージュはすまし顔で笑っているだけです。ワオンが小さくため息をついてから、ルージュの縄をほどきました。


「それじゃあオオカミトークンを倒す手段を説明するわ。さっきブーリン君が、どんどん建物を建てたほうがいいっていってたけど、実はそれに関係するの。このゲームでは、一人のプレイヤーがフィールド上に建物を10軒建てると、ごほうびに猟師トークンってコマをもらえるのよ」


 ルージュがゲームの入っていた箱から、猟銃を持った猟師さんのコマを取り出しました。


「猟師トークンを持っているプレイヤーは、自分の番で建物を建てるかわりに、自分の建物があるところに、猟師トークンを置くことができるの。それでね、もし猟師トークンが、オオカミトークンのとなりに来たら、オオカミトークンをやっつけることができるのよ」


 ルージュの説明を聞いて、ブーリンがブーッと興奮気味に鳴きました。


「おおっ、そりゃすげえや! じゃあガンガン家を建てて、猟師トークンをもらって、それでオオカミトークンを全員やっつけたら、わしらの完全勝利ってわけだな」

「残念ながら、猟師トークンはオオカミトークンをやっつけると、なくなっちゃうから気をつけてね。つまり一体しか倒すことができないわ」


 ルージュがつけくわえると、ブーリンはがっくり肩を落としました。


「まぁまぁ、とにかくオオカミトークンをやっつける手段はあるってことが分かったんだし、いいじゃないか。……っと、だいたいこんなところがルールだね。それじゃあ最後におさらいじゃないけど、説明が長くなっちゃったし、ルールをもう一度確認しておこう。とりあえずは……」


 ワオンが今まで話したルールを、簡単にまとめて説明しました。それによると……。




~『子ブタ村と目覚めるオオカミ』のルール~



1.プレイヤーは、子ブタ村のプレイヤー側(3人)とオオカミプレイヤー(1人)に分かれます。子ブタ村のプレイヤー側は、まずは協力して、オオカミプレイヤーに勝てるようにがんばりましょう。オオカミプレイヤーに勝ったあとは、子ブタ村のプレイヤーたちで一番を決めます。



2.子ブタ村のプレイヤーは、先に10ターンのあいだ、自由に建物を建てていきます。11ターン目からは、オオカミプレイヤーも動くことができます。最終的に、オオカミプレイヤーがオオカミトークンを3つ出すか、フィールド上の森と山が全部建物や荒れ地で埋まると、ゲームは終了して、まずは子ブタ村のプレイヤー3人の建物の合計点と、オオカミプレイヤーの点数をくらべます。子ブタ村のプレイヤーが勝ったら、そのまま今度はそれぞれのプレイヤーの建物の点数を計算して、一番を決めます。



3.フィールドはランダムに平地、森、山がちりばめられた、正三角形の形をしています。平地は18枚、森と山は9枚ずつあります。子ブタ村のプレイヤーは、自分の手番になるとフィールド上の好きなタイルに、家を建てていきます。平地にはわらの家、森には木の家、山にはレンガの家が建てられますが、わらの家は1ターン、木の家は2ターン、レンガの家は3ターン建てるのに時間がかかります。たとえばレンガの家を建てることにした場合は、レンガの家が建つまで、つまり3ターン経過するまで、自分の手番は飛ばされてしまいます。

また、一人のプレイヤーが初めてフィールド上に建物を10軒建てると、猟師トークンを一つごほうびにもらえます。猟師トークンは、自分の手番に建物を建てるかわりに、自分が建てた好きな建物に置くことができます。猟師トークンのとなりにオオカミトークンがある場合は、オオカミトークンと猟師トークンを同時に取り除きます。つまり、オオカミトークンをやっつけることができるのです。



4.オオカミプレイヤーは、11ターン目から動くことができますが、選べる行動は二つで、一つ目が新しくオオカミトークンを、フィールド上の建物が建っていない森か山に置くことです。二つ目はフィールド上にあるオオカミトークンを移動させることです。オオカミトークンが移動できるのは、辺で重なっているタイル、つまりとなりのタイルだけです。さらに、移動した先にわらの家、もしくは木の家がある場合は、その建物を壊すことができます。ただし、レンガの家はオオカミトークンでも壊すことはできません。壊された建物があったタイル、もしくはオオカミトークンが最初に置かれたタイルは、荒れ地に変わってしまいます。



5.ゲームが終了したら、点数を計算していきます。まずは子ブタ村のプレイヤー3人の、フィールドに残っている建物の数を数えます。途中でオオカミトークンに壊された建物はカウントしません。次に、オオカミプレイヤーの点数を計算します。まずはフィールドに残っているオオカミトークンの数×7がカウントされます。ただし、途中で猟師トークンにやっつけられたオオカミトークンはカウントしません。次に、オオカミトークンが壊した建物×3がカウントされます。この合計点がオオカミプレイヤーの点数となります。子ブタ村のプレイヤー側と、オオカミプレイヤーの点数を比べて、勝敗を決めます。

子ブタ村のプレイヤー側が勝利したら、今度は子ブタ村のプレイヤー同士で勝ち負けを決めます。子ブタ村のプレイヤーたちは、自分たちの建物の点数を計算していきます。点数は、わらの家一つが1点、木の家、もしくはレンガの家一つが2点となります。これで一番点数が高かったプレイヤーが、一位となります。



 ……というルールとなります。さぁ、それではいよいよゲームの開始です!

本日の投稿はここまでとなります。

もしよろしければ、今回のインスト(ルール説明)がわかりやすかったかどうかについて、感想欄でも構いませんし、メッセージや活動報告のコメント欄でも構いませんので、ご意見、ご感想など教えていただけるとありがたいです(^^♪

それでは明日もどうぞお楽しみに(^^♪

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