【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
後ろ髪を引かれるように何度も振り返りながら、由梨恵とアリッサがマネージャーの車に乗って仕事へと向かっていった。嵐のような甘い時間が過ぎ去り、リビングには僕とこうちゃん、芽衣さん、そしてみちるの四人が残された。
「さてと。あたしもそろそろ仕事しよーっと」
芽衣さんが大きく伸びをして、リモートワーク用のノートパソコンを立ち上げ始める。
その様子を見たこうちゃんが、すかさず自室の方へと小走りで向かおうとした。
「じゃあ、こうちゃんも仕事〜!」
ガシィッ!
「ひぇっ!?」
しかし、逃げ足の速いこうちゃんの襟首を、みちるの容赦ない手がガッチリとホールドした。
「なんすか、みちる姉さん」
「あんた、仕事って言って部屋にこもって、ゲームするつもりでしょ?」
みちるがジト目を向けると、こうちゃんは露骨に目を泳がせた。
「ちちちち、ちがうますぅうううう! こうちゃん、真面目にお絵描きするます!」
「嘘おっしゃい。どうせ『えぺ』するんでしょ」
えぺ、というのは大人気のFPSゲームのことだ。みちるの鋭い指摘に、こうちゃんがジタバタと暴れる。
「ちがいますぅうう! 聖夜行動ですぅううううう!」
「どっちも結局FPSゲームじゃねえか」
僕の的確なツッコミに、こうちゃんが「あぐっ」と喉を鳴らして言葉を詰まらせた。
「あのねぇ。あんたは人気イラストレーターなんだから、〆切を守ってちゃんと仕事しなさい」
「やぁー! こうちゃんも、リモートだらだらしたい〜!」
みちるにお説教されながら、こうちゃんが床に座り込んでじたばたと駄々をこね始める。
「真面目にリモートワークしてる芽衣さんに失礼だよ、こうちゃん」
僕がやれやれと苦笑しながらたしなめると、こうちゃんは大げさに両手で顔を覆った。
「ひーん!」
相変わらずの賑やかなやり取りに、パソコンに向かっていた芽衣さんがクスクスと笑い声を漏らす。
こうして僕たちの、いつもの騒がしくて平和な日常が再び動き出すのだった。
【お知らせ】
※3/4(水)
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