表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
番外編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

244/250

【番外編】

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。


 洗い場に、シャワーの音が響く。

 湯気越しに見えるのは、二人の女性の艶めかしいシルエットだ。


「ん~っ、いいお湯加減ねぇ」

「ちょっと芽依さん、飲み過ぎじゃない? 足元ふらついてるよ」

「だぁいじょうぶよぉ~。あ、石鹸とってぇ~」


 僕は湯船の中で体育座りになり、必死に壁の木目もくめを数えていた。


『木目なんてありませんぜ……だんなぁ~……』


 こうちゃんがにまぁと笑ってる。からかってやがる……もう……。


 彼女らの裸を、見ちゃいけない。

 シェアハウスの同居人として、紳士として、凝視するのはマナー違反だ。

 でも、視界の端に映る肌色と、キャッキャとはしゃぐ声が、どうしても意識をあちらへ引っ張っていく。


 男にとって、この状況は拷問に近い。

 むしろ、滝行の方が雑念を払えるんじゃないだろうか。


『どーてーじゃあないくせに、何その反応? 童貞ムーブせなあかんってことかい? っかー! ラブコメ主人公はつらいねー』


「ふぅ。さっぱりした! 勇太、入るよー!」

「お邪魔しまぁ~す」


 チャプン、チャプン。


 二人が湯船に入ってくる。

 ザバーッ……とお湯が盛大に溢れ出した。


 この大浴場は、大人五人が入れるほど広い。

 スペースは十分にあるはずだ。

 あるはず、なのだが……。


「……えっと」

「ん? なに勇太?」

「あら、どうしたの先生?」


 なぜか、僕の両隣が埋まった。

 右にミチル、左に芽依さん。

 サンドイッチ状態だ。

 肌と肌が触れ合う距離というか、完全に密着している。


「あの、お二人とも? お風呂、広いですよ?」

「ここが一番落ち着くの!」

「そうよぉ。ほら、先生の執筆疲れを癒やしてあげなきゃ」


 むにゅ。


 左腕に、信じられないほど柔らかい感触が押し当てられた。

 芽依さんだ。

 豊満な肢体を、惜しげもなく僕の腕に絡ませている。

 酔っているせいか、体温がいつもより高い気がする。

 肌が桜色に上気していて、色気がすごいことになっていた。


「こ、困ります芽依さん! 当たってっ……色々当たってます!」

「んふふ。いーじゃない、減るもんじゃなし。ほら、マッサージしてあげるわよぉ。ここ? ここが気持ちいいの?」

「ひゃっ!?」


 芽依さんの指が、僕の太ももの内側を這う。

 きわどい! そこはアウトです編集者さん!


「むぅ……! 芽依さんズルい! 私だって!」


 対抗意識を燃やしたミチルが、僕の右腕をギュッと抱きしめる。

 こっちはこっちで、健康的な弾力が……!


「勇太のツボは私が一番知ってるんだから! ほら、ここ凝ってるでしょ! エイッ!」

「痛っ! そこツボっていうか急所!」

「いいからジッとしてて! 愛情込めて揉んであげるから!」

「愛情が物理攻撃になってる!」


 右からグイグイ、左からムニュムニュ。

 二人の美女による至近距離からの波状攻撃に、僕の脳内CPUは処理落ち寸前だ。

 湯気の暑さと、二人の体温と、変な汗で、もう何がなんだか分からない。


「勇太は私の相棒なんだからね!」

「何言ってるの、作家のパートナーは編集者よ~」

「むきーっ! 負けないもん!」

「あらあら、お子様ねぇ~」


 バシャバシャ!


 二人の争いがヒートアップし、お湯が波立つ。

 その中心で、僕はもみくちゃにされていた。


「あ、あの、落ち着いて! 二人とも!」

「どっちが気持ちいい!?」

「どっちが好き!?」

「ええええええええ!?」


 ぼ、僕のために争わないでぇ~!


 ……と言えたらどんなにか格好いいだろうか。

 現実は、のぼせて意識が朦朧としてきた哀れな男が一人。


 プカプカ……。


 そんな惨状を、正面に浮かぶこうちゃんが、アヒルのおもちゃ越しに無表情で見つめていた。

 その目が『あーあ、男ってバカだなー』と語っている気がしてならない。


「……もう、限界……」


 僕はガクリと項垂れた。

 極楽だと思っていた場所は、とんだ桃源郷(修羅場)だった。

【おしらせ】

※2/2(月)


新作、投稿しました!


ぜひ応援していただけますとうれしいです!

URLを貼っておきます!

よろしくお願いいたします!


『加護なしの第八王女は、前世が社畜だったので王宮生活がイージーモードにしか見えない』


https://ncode.syosetu.com/n6905ls/


広告下↓のリンクから飛べます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ