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【完結】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い  作者: 茨木野
第5章

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202/233

202話 落着



 僕らはお台場の室内アミューズメント施設へとやってきてる。

 ここは、デジマスの世界を疑似体験であるという施設だ。


 ここの目玉は、施設内がデジマスの舞台になってることもそうなんだけど、スタッフ全員がデジマス世界の住民になってることだ。


 で、僕らはデジマス世界の悪役に捕まっている(もちろんただの、イベント、ごっこ遊びといってはアレだけど)。

 モヒカン男に捕まった僕はぜったいぜつめいのピンチ。


 一緒に来ていたみちるは青い顔をしてハラハラしていた。

 大丈夫、と僕は笑って見せた。だって、この先の展開も知ってるから。


「そこまでだ!」


 どこからか、男の声が響き渡る。

 悪役どもがホールを見渡す。


 すると、ホールを見下ろせる位置に、一人の男が立っている。

 その茶髪の青年は……。


「リョウだ!」


 そう、デジマスの主人公、リョウ(のコスプレをしたスタッフ)。

 リョウが僕らのことを助けに来たのである。


「ひゃはー! 現れたなぁリョウ!」

「彼らを離せ!」

「断る!」


 まあそうなるよね。

 リョウは高い位置から、ばっ! とジャンプする。

 2階くらいの高さから華麗に着地。


 そして、悪役達と乱闘が発生する。


「ふ! は! せい!」


 リョウは敵をばっさばっさと、素手でやっつけていく。

 リョウは闘気オーラという、特別な力を使える(設定)。


 敵は凄い勢いで吹っ飛んでいく。

 わー、すご。まるで本物の戦闘を見てるようだ。


「くそぉお! おぼえてろぉお!」


 ドクガたち悪役はすごすごと退散していく。

 人質にとられていた人たちは解放される。


「これにて一件落着!」


 とリョウが言うと周りにいた人たち(僕含む)が拍手する。

 みちるは心からの安堵の息をついていた。


 イベントが終了すると、みちるが僕の元へ駆け寄ってきた。

 そして、抱きしめてくる。


「ど、どうしたの?」

「ぐす……よかった……無事で……」


 みちるってば、これは単なるイベントなのに。どうやら、彼女は心の底から心配してくれていたようだ。

 ……ああ、うれしいなぁ。


 僕のこと、こんなに思ってくれるなんて。

 大好きな人が、こんな風に……。


「ごめんね、心配かけて」

「……ううん。いいの」


 みちるが笑顔を見せてくれる。

 僕は彼女が愛おしくてたまらず、ぎゅっと抱きしめてしまうのだった。

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