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淡空リミット  作者: 夜霞 ナツメ
11/11

◇◇◇


「こんばんは」

時刻は19時を回っていた。

「こんばんは!私は紅音、さ、入って!」

入ってきたのは20代前後の男の人、芸能人並みの容姿で身長も僕より高い。180㎝くらいだろうか、テントの天井にぶつかりそうだ。

長めの茶髪がよく似合っている。

「あの、この人は?」

「ああ私の弟子だ」

「、、です」

鼻高々と見降ろされる僕は、残念ながらただのバイト見習いだ。

「そうなんですね、よろしくお願いします!」

いや、よろしくはない。

彼は、羽野紅音さんの方へ向き直り、少し改まった声で言った。

「俺は、藤夏樹って言います。実は、引き離し屋の話をうわさを聞いて」

「ほお」

引き離し屋、、なるほど、ここはそう呼ばれているのか。

彼女は腕を組みながら聞いている。脚も組んでいる。本当、失礼極まりない人だ。

「夏樹さん。あなたはここのルールを知ってる?」

「それが、全く知らないんです!」

「知らないのに来たの!面白いね!」 

何だこのへらへらした二人、微妙に居心地が悪い。

「じゃあ、説明してあげよう」

彼女がテーブルの引き出しから、一冊の封筒を取り出し、それを彼に手渡す。

「これが、ルール、、」

神妙な面持ちの彼。の視線の先をのぞき込む。

そこにはこう書いてあった。

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