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淡空リミット  作者: 夜霞 ナツメ
10/11

◇◇

、くそ、自分の希少価値くらい知りたかった、、、100000人に一人、いや1000000人に一人とかならよかったのに。まあいい。

「どうでもいいっでしょそんなの!」

笑う彼女、やっぱよくない。どうでもって、僕はそのどうでもいいことのために生きてる人間だ。

「じゃあ一つ!さっきの風はなんです!」

「魔法」

「、、他には?使える魔法」

「うーん、」と考える人風の体制をとっている。絶対必要ないカットだなこれ。

「えっと、風は飛ぶために操り方知らなきゃだから、できるのが魔法界の一般常識。あとはさっき言った通り。人と人とを引き離す。のみ」

なるほど、魔女業界も大変なんだな。

「で、だ。そんなに、特別になりたいか?」

ふふん、と見透かしたような瞳、まああんなに質問攻めにしたんだから無理もないか。

「なれるよ今なら、私の助手は世界に一人もいない。ど?月給5万円でやらない?」

わりと現実的な値段だな。別に生活には困ってない。でも、

その時、テントに人影が移った。

「おっと、お客さんだ、ちょっと待って」

待って?客がきたら帰らせるのが普通では?

「僕、どうしたら?」

「ここにいていいよ。あ、そうだ、研修期間にしよう。どうやって進めるか、見てて。」

そうだこの人普通じゃなかった。ついでに人じゃなかった。

「いいんですか?」

「やる気満々だね~ちょうど月始まりだし今月からお給料あげちゃう!」

「っ!いやまだやるって決めたわけじゃ、、」

嘘だ、めちゃくちゃ興味ある。しかもこの人にはそれがバレている。

「よろしくっ」

下手なウィンクを飛ばし、テントの出入口へと急いでいる。

僕はとうとう、引き返せないところまで来てしまったようだ。

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