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共同作戦

毎日投稿を目指します。

字数は3000字位にしようと考えています。

 今日は5月28日、結局一睡することもなく日の出を見ることとなった。

僕はなぜか疲れを感じていない。

夜のある時間を過ぎると眠気が覚めてしまうことは良くあったから多分それだろう。

僕は今、武器を携帯している。

レベルは10まで上がり、大分余裕が出来て来た。

しかし今は敵がいつ攻め込んでくるかもわからないから将来のことを考える余裕はない。

一香にドローンでの偵察の様子を聞いても異常なしとしか返ってこない。

何をしようか考えあぐねていたところ、村の外から何かが猛スピードでやって来ているのを感じた。

僕は何となくそんな感じがして、銃を構え、身構えたが来たのは敵ではなかった。

昨日の獣集団だった。


「主とその仲間の皆様、我ら魔獣を配下に入れて頂きありがとうございます。

今日は主様にお供えをお持ちしました。」


そう言ってオオカミもどきが言って後ろに下がるとそこには初めて僕達を襲った熊もどきがいた。


「お供えものとはどれのことだ?」

「このグレイトベアーでございます。」

「それはあなた方の大切な仲間なのでは?」


僕がそう思ったのは昨日襲ってきた集団の中に奴と同じ奴がいたからだ。


「主様に生贄を捧げるのは当然のことでございます。」


僕はこれを体裁として受け取ろうかと思ったが、生贄というのはとても気の良いものではない。

だから受け取るのはやめることにした。


「お前の仲間を生贄に取るなんてことはしない。」

「それでは主様に何を捧げればよろしいのですか。」

「今物はいらない。

その代わりに協力してほしいことがあるんだ。」

「なんでもおっしゃって下さい。」

「今、五十嵐大段の軍勢がこっちに向かって来ているんだ。

だからそいつらを見つけて襲撃してほしい。」

「わかりました。主様。」


僕はオオカミもどきに依頼をしたのはあいつらが果たして本当に自分たちの味方かを確かめる為というのもあった。

万が一敵と一緒に攻撃でもしてきたらレベルも上がって余裕があるから今度こそ最大限の火力をもってねじ伏せれば良いと考えていた。

僕は昨日の襲撃者を尋問させている。

あくまで尋問であり、拷問では決してない。

襲撃者は全員女性であり、意識が回復している美穂と名乗る人物がすぐに口を割ってくれたらしい。

新入りの一ノ瀬一葉からの報告によると彼女たちは作戦を詳しくは知らないとのこと。

しかし、五十嵐という敵の首領の会話を教えてくれたらしく、近日中にはかなりの数の軍勢を率いてやってくることは明白だ。

それだけでなく、敵地の場所を教えてくれたからそこを強襲することも考えたがそれはあまりにリスクが大きいからやめにした。

民間人を犠牲にするとシステム的に相当なハンデが課せられるからだ。

僕の頭の中の考えはこんな感じとして、万が一に備えて武器と有刺鉄線を召喚し、ジョセフに勧められた鉄条網の設置もやることにする。

村の人達が貯めていた薪を杭替わりに使い、それに有刺鉄線を巻き付けて鉄条網を村を囲むように可能な限り作っていった。

村の人達と一緒に3週目を作っていた所、オオカミもどきが帰ってきた。


「主様、敵は北西に大体16000歩ほど行った海沿いにいます。」

「お前の一歩とはどれ位だ。」

「これくらいでございます。」


と彼は一歩歩いて見せた。

僕は目測で大体それが1メートル弱位だと分かった。


「距離は分かった。それで軍勢の数は?」

「約10000程と見積りました。」

「分かった。都合の良い所で襲ってくれないか。」

「ここから8000歩程の所に襲撃に最適な場所があります。

そこで襲うことにします。」

「村を守る為だ。

よろしく頼む。

敵を追い立てるだけで良いから危なかったらすぐに撤退しろ。」

「ありがたきお言葉。

分かりました。

命に変えても。」


と言って彼はゆっくりとまた来た道を戻っていった。

そう言えば取り巻きたちがいない。どうなっているのか疑問に思ったが気にしないでおこう。


夜になった。

鉄条網の設置も完了し、弾薬の召喚も終わっている。

そしてほとんどが形成した5つある陣地にこもっている。すると遠くから松明の光らしき物が見えた。

全員が暗視ゴーグルをしているので視界に困っている物はいない。

直後に陣地の横に置いてあるJLTVから無線が入った。


「こちらJLTV1一号車、方位290に見える熱源について報告します。

あれは隊列を組んだ集団です。

武装しています。

距離約1kmですから命令があればいつでも撃てます。」

「こちら健、了解。

直ちに撃てる者は撃て。

全武器使用許可。」


と言うとすぐに横にいるJLTVが爆音で発砲し始めた。

それだけでなくM224迫撃砲照準をさっきの情報を元に合わせ、迫撃を始める。

今回は前回各陣地に配備した数を増やし、200発にした。撃ち尽くす頃にはもう地面が完全に耕させているだろう。

1km近く離れているのに爆発音に混じって断末魔の悲鳴が聞こえているように感じる。

そして20発撃つ頃にはその悲鳴は聞こえては来なかった。


「こちらJLTV一号車、発砲止め、発砲止め。」


という突然の無線で全員の手が一気に止まる。


「これより、戦果評価を行う。

ただし、警戒は怠るな。」


僕は手を休めて暗視ゴーグル越しに観察をする。

さっきまで煌々と灯っていた日の面影はどこにもなく、少ししてから火薬と食べ物が焦げた匂いが鼻に入っていった。

こっちからは良くは見えないから完全にJLTVに任せる他無いが次の指示があるまではこのまま待機することになった。


「こちらJLTV一号車より全車、これより制圧射撃を行う。」

「二号車了解。」

「三号車了解。」

「四号車了解。」


という返事の後、2発3発ずつ発砲が再開される。

僕には彼らが何を狙っているのか分からない。

しかし僕は彼らのことを信頼し、呑気に次の無線を待つ。

この時に神経を張り詰めない僕はまだ平和ボケしているのかもしれない。

しかし、未だに実感が沸かないこの戦いのど真ん中で僕は星を眺めていた。




使用者:佐藤健[詳細]


レベル:14[詳細]


次のレベルまであと65350(98480/163830)Pt[詳細]


召喚可能人数:16353/16383[詳細]


召喚可能t数:163784.391/10230t[詳細]


召喚者:三島優子[詳細]


    ジュリア・エマ・レーガン[詳細]


    マイク・ノア・クロイド[詳細]


    加藤栄作[詳細]


    イ・シア[詳細]


    キム・ウジン[詳細]


    アースィマ[詳細]


    アーティカ[詳細]


    ロバート・ローガン・ムーア[詳細]


    ジョセフ・リアム・ジョンソン[詳細]


    兵庫葵[詳細]


    東郷夏菜子[詳細]


    マリア・フォン・テレジア[詳細]


    ジャック・カー[詳細]


    武極誠一[詳細]


    フ―・バスティン[詳細]


    ウィン・シュード[詳細]


    河野一香[詳細]

    

    長門勉[詳細]


    ウォーレン・バイス・バッハ[詳細]


    キム・ウォンサン[詳細]


    加藤沙織[詳細]


    ジョシュア・ルイス・アーレイ[詳細]


    ジュリア・レト・アーレイ[詳細]


    クフィル[詳細]


アーティフ[詳細]


    東郷秀樹[詳細]


    一ノ瀬一葉[詳細]


    佐藤健吾[詳細]


5月27日:召喚人:ウォーレン・バイス・バッハ


         キム・ウォンサン


     加藤沙織


     ジョシュア・ルイス・アーレイ


     ジュリア・レト・アーレイ


     クフィル


アーティフ


     東郷秀樹


     一ノ瀬一葉


     佐藤健吾


     召喚物品:M224 x5

          M2 x5

M935 x304

ガソリン100L

ファーストエイドキット x6

手術台 x6

          手術着 x10

          照明スタンド x5

          手術道具一式 x10


  殺害:ブロンズ級:205

        シルバー級:109


    Pt:4230


5月28日:召喚人:


     召喚物品:M2 銃身 x10

12.7mm bullets x11000

M935 x 1000

鉄条網 x 20km


    殺害:人:9313


    Pt:93130

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