収容所
僕達の組織に危害を加えた人間を収容、又は処刑するのが収容所だ。
アキル領では治外法権が認められている。
治外法権とは言っても限定的で我々の組織に危害を加えた人間をそっちの法律ではなく我々の法律で処罰することが出来る。
この収容所を作ったのは犯人の取り調べを安全に行うためでもある。
スマホのシステム的にその場で殺しても良いのだが、それだと住人の心象を悪くしてしまう可能性があるし、情報を抜き取ることが出来ない。
捕まえて情報を抜き取って最悪殺す。
これで一石二鳥なのだ。
収容所建設は急速に進んでいる。
と言うのも周りに覆いを形成することだけだが。
収容所はいつも通り召喚することになっている。
それを住人に万が一見られて僕の僕の力が露呈すれば大変なことになる。
覆いを作るだけなので完全な突貫工事となり一日で全周を覆う囲いが完成した。
僕は深夜、収容所を召喚した。
収容所の面積は0.25平方キロメートル、と言っても建物は0.001平方キロメートル、床面積0.005平方キロメートル、地下一階、地上四階建てだ。
セキュリティは万全で施設の周辺二キロには感圧センサーがいたるところに設置され、ポチの配下がそこらじゅうで生活をしている。
後は赤外線センサーがみっちりついたフェンスと車両通行用の門を設置して完了だ。
僕が現場で説明を聞いていると一台のJLTVが到着した。
昼に報告があったが、これには基地を襲撃した野郎が乗っているらしい。
この後、奴は収容所に収監されるだろう。
「佐藤殿、これから朝方まで犯人の移送が行われます。人数は10名です。
只、ヌルセ村で暗殺を企てた女どもはこのまま基地内で収容することになっています。よろしいですか。」
「ああ、昨日提出された計画通り遂行してくれ。」
「分かりました。」
僕は傍にいる隊員にそう返す。
収容所の中を見学することにした。
収容所は各区画ごとに厳重に金網の扉が設置されており、そしてそこら中には監視カメラが設置されている。
僕は決してそんな所に入ることが無いようにしたいなと思いながら見ていた。
地下には取調室がある。
でもここには机があって対面で座るようになっている。
さながら刑事ドラマのセットのような感じだ。
でも他と違うのが、ここには医師が使う為の注射器や薬品が保管されているということである。
話を聞いてみると自白剤とか相手がどうしても供述しない時に使用する物が入っている。
拷問用のバットや椅子などは存在しない。
ここは人間として扱っていることが伺える。
隣の部屋は絞首刑用の部屋となっている。仕組みは一階天井から縄を括り付けて一階床の板を落とすことによって絞首刑を執行し、それを地下一階の部屋で回収することになっている。
それ以外は区画ごとに区切られている部屋がある感じだ。
使用者:佐藤健
レベル15[詳細]
次のレベルまであと133820(193850/327670)Pt[詳細]
召喚可能人数:0/163840
召喚可能t数:306,537.056/327670[詳細]
6月15日:召喚人:
召喚物品:ストライカー装甲車M1126
P365 x70
Thuraya X5-Touch x70
小袖 x180
木材 大量
貢献:3764
Pt:18820
6月16日:召喚人:
召喚物品:中型建造物(収容所) x1
貢献:4039
Pt:20195