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佐藤健、水を配る

本業で時間が取れませんでした。

今週も予定が詰まっていますが出来る限り投稿していこうと思います。

 厳戒態勢の中、僕は新たなポイント獲得手段を考えていた。

今は戦闘がほとんどない。

だから殺戮に頼っていてはこれから規模を拡大することは出来ないだろう。

だからこれから村人や領主の為に各種事業を展開することにしようと考え、話し合ってみた。

隊員たちの反応は良好だったので手始めに僕は給水車を20両召喚して綺麗な飲み水を提供することにした。

200人の隊員をその仕事に当てることにした。

200人と言う数は多いと感じるかもしれないが厳戒態勢下の中で万が一にも隊員に危害が加わらないようにすることが絶対条件だからだ。

 

それを決めてから1日後、厳戒態勢が始まってから4日後、初めて給水車が街に姿を現した。

給水や今後予定している各種慈善事業は形上ホワイトウルフから切り離された別組織が行うこととしている。

だから灰色の作業服を着た彼らの腕にはホワイトウルフのワッペンは無い。

その代わりに“アキル公共事業団”という文字が入っている。

今日は僕も同じ服を着てこれに参加している。

今日は初日である為、給水車は2台だけ派遣し、まとまっているその2台に乗せてもらっている。

彼らは隠しナイフに隠し拳銃と厳重な護身用装備を携行している。

彼らは上に乗っているスピーカ―でこのように呼びかけている。


『本日から給水を始めます。

これで川に水を給水する必要はなし。

アキル公共事業団が皆様に笑顔と元気をお届けします。

給水を始めますのでこちらに水を入れる容器を持って並んで下さい。』


そしてこの車を停めて僕も含め彼らが外に出ると住人が不安そうな顔をしながら僕達の前に並んでくれた。

そして僕達は笑顔を作りながらホースから水を出して桶の中に入れる。

並んでいる彼らに水を配っていると住人たちが更に列を作って待っていた。

遠くからも集まって来ている様子で結局その給水場所で水を配り終わった。

僕達は配り終えると今日はもう無いこととこれから毎日アキル全体に配給することを伝え帰宅した。

ここ数日は雨が降っていない為、給水車は多少凸凹している道を難なく走れているが、一度雨が降れば脱輪して動けなくことを懸念している。

そうなった時に対応できるように考えなければならないと思っている。


「それでどれ位貢献ポイントが上がっているのだ?」


時と場所は変わり、本部1階の会議室で結果を報告している。

これは夕方に開かれる一日の締めくくりの会議であり何にもなければ15分もせずに終わるはずのものである。

最近は1時間はかかっていて今日も同じような調子になりそうだ。


「貢献ポイントとしては5005ポイントですかね。

これを地域全体でやれば順調にレベルを上げられるでしょう。」

「分かりました。

今後もこの活動を継続していきます。」

「それでよろしく頼む。」


そして僕達は別のことについて話を始めた。

成功報告は基本時間がかからない。

会議を長引かせるのは隊員が襲撃された件とかそんな感じだ。

僕はその件を耳にするとひどく腹が立つ。


その長い会議が終わると夕食を食べに食堂に向かう。

食材とかは勝手に召喚されるけどやっぱり現地の食材にも触れていた方が良いと思っている。

食材の買い取りとか考えなきゃなと思いながら煮魚を口に運んでいた。


次の日、僕はヌルセ村にいる。

ヌルセ村でも水の供給を始めることになった。

この村の人達は初めからお世話になっているだけあってみんなが好意的だ。

だから警備もほとんど付けずに僕はここに来ることが出来る。

今日は村に綺麗な水を配っている。

横を流れるヌルセ川は清流言える程綺麗な水をはぐくんでいるが一応ろ過されたのを渡すことで健康を増進できるようにしている。

この村では住人とも仲が良いので隊員がホースを引っ張って貯水用の水槽に直接給水したり家に入って五右衛門風呂によく似た物に水を入れたりとアキルではやらないことをしている。

最近は商人の動きも戻ってきたようでお金に困るようなことも無くなってきそうな感じであるらしい。

隊員が襲われただのなんだのという話しか聞かないアキルでの疲れを癒す力をこの村は持っているのではないかと思ってしまった。


今日はこの村にあるヌルセ小隊基地に泊まることにしていた。

会議は2階の食堂からパソコンを通して参加している。

内容はまたストレスの貯まるもので給水作業中に隊員が襲われたらしい。

これで奴らはアキル公共事業団の灰色の服を着た隊員でさえ襲うらしい。

襲ってきた野郎は最近のと同じく近くに展開していた隊員が拘束して基地に連行したとのことだ。

隊員の腕が良いから大体ケガしても打撲とか軽傷で済んでいるが銃がある以上今後は死者とかが出かねない。

僕は注意を促すようにしてくれとしか言えずに無力感を覚えていた。

そしてその報告と関連して逮捕者の処遇と拘留場所をどうするかという話になった。

過去に襲ってきた女5人とか門で襲ってきた野郎とかは基地内の医療施設に突っ込んでいて手負いだから脅威が薄いが他の奴らはそうではない。

殺意満帆であり余っている隊舎に押し込んでもいずれ限界が来るしあの環境は奴らには合わないと思っている。

それに今後はアキルの法との兼ね合いを考えなければいけないからかなり小難しい話が満載となっている。


かなりそんな感じの話し合いが終わると僕はこの隊舎から外に出て村に向かった。

今日は息苦しいアキルを抜け出して心の楽園であるヌルセで息を抜けるかと思ったのに会議でその雰囲気がつぶれてしまった。

酷い気疲れを感じながら僕は村に入ると子供たちが


「おにーちゃん」


と言いながら僕にくっついてきてくれる、

僕は足元に抱き付く子供たちの頭は優しく撫でながら笑いかける。

僕にとっての一番の原動力は子供たちの笑顔なのかもしれない。

この世界で一番癒される場所をこれからも守っていこうと決心した。


使用者:佐藤健


レベル14[詳細]


次のレベルまであと26400(137430/163830)Pt[詳細]


召喚可能人数:0/16383[詳細]


召喚可能t数142897.056/163830[詳細]


召喚者:(番号のみ表示)

    AAA0000001-AAA0000200[詳細]  

    0000201-0016383[詳細]


6月8日:召喚人:


    召喚物品:小袖 x24


    殺害:人:0


    貢献:8


    Pt:40


6月9日:召喚人:0000201-0016383


召喚物品:永続版ベーシック特典(20000t)


殺害:人:1


    Pt:10


6月10日:召喚人:


     召喚物品:


     殺害:人:


     貢献:10


     Pt:100


6月11日:召喚人:


召喚物品:


殺害:人:5


     Pt:50


6月12日:召喚人:


     召喚物品:給水車(2000L) x20

小型消防車 x20

     殺害:人:


     貢献:10


     Pt:50


6月13日:召喚人:


召喚物品:


殺害:人:1014


     Pt:5070


6月14日:召喚人:


     召喚物品:


     殺害:人:


     貢献:5267


     Pt:26335


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