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転生勇者はラッパーとかいう職業らしい

 最近アニメ化されまくっている異世界転生ものに手を出してみました(連載ではない)。

 ラッパーであるアンリミテッドミヤザワのセリフはラップ調で読んでください(口に出して)。それからたびたび出てくる”ヒィヤ!”は、顎をしゃくれさせて強めに息を吐きながら読んでください。


 「おめぇの動き、マジどんそぉく! おいらの動き、まじ流麗(りゅうれい)! 見え見えタックル余裕だぜ! 俺のHP(ヒットポイント)残り1! ヒィヤ!」

 

 「ヒィヤじゃありません! 下がってポーション飲んでてください!」

 

 「オウケイメ~ン」

 

 「私は男ではありません」

 

 このやり取りだけを見ている人は、もしかしたら漫才か何かかと思われるかもしれませんが、違います。

 

 さっきから気持ち悪い動きでスライムを挑発しタックルをもろに受けた方は、アンリミテッドミヤザワという我が国が召喚した勇者様です。勇者なのに、自身はラッパーとかいう歌手と踊り手を混ぜたような職業だと豪語しています。

 

 「このスライム、大きすぎます。今のミヤザワ様では少々厳しいです」

 

 「回復ポーションマジ不思議ぃ! 俺のHP即回復! 俺のベロにはマジ苦し!」

 

 「話を聞いてください!」

 

 「俺勇者! ラッパー勇者! スライムごとき、即とうばぁつ! ヒィヤ!」

 

 ちなみに私は勇者様の仲間になりました、コノハと申します。我が国の勇者様の仲間になりたいという人々の中で、一番強いのが私です。トーナメント優勝者で、レベル1の勇者様の数十倍強いです。というかアンリミテッドミヤザワ様、見た目はかなり奇抜で強そうに見えるかもしれませんがレベル1です。そして勇者様が”スライム倒してればレベル上がんじゃね? おっしコノハちゃん、レベル上げいくべ”とおっしゃったことで今に至ります。

  

 「いくら勇者様でもレベル1でスライムは無理ですって! 最初に忠告させていただきましたよね?」

 

 「俺らの王道冒険譚! スライムポピュラーマスコットォ! 最初の雑魚敵代表格!」

 

 そんなわけありません。物理無効のスライムは魔法で焼き払うことでしか倒せないのに、魔法を覚えていないレベル1で挑むなんて自殺行為です。

 

 「ひとまずこのスライムは私が倒します。それで一旦城下町にもどりましょう?」

 

 「ヒィヤ!」

 

 とりあえず勇者様の了承が取れたということで、レベル79の私の魔法で焼き払うことにします。

 

 「私にかかればスライムごとき一撃なのです! 食らいなさい! ファイアートルネーまってまってまってあああああああああああ」

 

 どうしたのかって? 私が魔法をぶちかましてやろうとした瞬間、アンリミテッドミヤザワ様が横からスライムに突撃していったんです。

 

 「チョまてよ。コノハちゃ、まってくれよ、こいつ俺のえものあっつあっつあっつあああああちいいいいいいいいいいいい」

 

 「アンリミテッドミヤザワ様あああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 



 スライムは無事消滅、もとい焼却されました。そして、黒焦げになったアンリミテッドミヤザワ様も、スライムの残骸の中にいます。

 

 とっさに粘液質なスライムの体内に逃げ込んで最悪の事態を回避したようですが、黒焦げです。生きているのが不思議なくらいです。

  

 「ミヤザワ様、生きておられますか?」

 

 「お前のハート、熱かった、ZE★」

 

 瀕死になってもその独特すぎるスタイルは貫くようです。ラッパー、いったいどういう職業なのでしょう……

 

 

 

 

 

 

 「うさんくせぇ! 宗教活動! 町の教会、復活の魔法まじサンキュ! ヒィヤ!」

 

 「けなすのか感謝するのか、どっちかにしてください」

 

 黒焦げ勇者様を城下町の教会に担ぎ込み、回復してもらいました。私が不用意に魔法を使ったせいなので、今回の復活にかかるあらゆる費用は私が出しました。今後のため、あることを確認しておこうと思います。

 

 「アンリミテッドミヤザワ様、一つよろしいですか?」

 

 「コノハちゃんの、質問なら! なんでも答えるヘイカモン、ヒィヤ!」

 

 「その”ヒィヤ!”というのは、肯定の意味なのですか? 否定の意味なのですか?」

 

 「コウテイ? ヒテイ? おいらラッパー貴族じゃねぇ!」

 

 「その皇帝ではなく、その、YES的な意味なのですか? NO的な意味なのですか?」

 

 先ほど私は、”ヒィヤ!”を了解の意として汲み、魔法を使ってしまいました。その結果あのような大惨事になってしまったのですから、確認しておかないといけません。

 

 「ヒィヤ! はヒィヤ! 意味とかないぜ! コノハちゃん! ヒィヤ!」

 

 「えぇ……さっきは返事のような感じでヒィヤ! と言っていたではないですか」

 

 「お、コノハちゃん発音上手じゃね? ちょま、おいらと一緒にラッパー極めね?」 

 

 「極めません」

 

 「ちょまてよ。おいらとコノハちゃんなら、ラップで世界取れるってマジで、いやマジで」

 

 「ラップではなく武力で取るのです。勇者様なのですから、魔王ザダン゛を倒していただかなくては」

 

 「ちょ、サタンじゃなくて、ザダン?」

 

 「ザダンではなく、ザダン゛です」

 

 「三文字目どうやって発音してんの? ちょまじ教えてくんね?」

 

 「普通にン゛です」

 

 「ん」

 

 「違います。ン゛です」

 

 「ん~」

 

 「伸ばせばいいというわけではありません。ン゛です、ン゛」

 

 「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん」

 

 「伸ばさないでください。トイレを我慢している人みたいですよ」

 

 「ふんぬううううううううううううう!」

 

 「やめてください!」

 

 この日はひたすら”ン゛”の発音の練習で終わりました。なぜ勇者様は発音できないのでしょう? 我が国では子供でも普通に発音できているのに、不思議です。ちなみに”ヒィヤ!”の意味は解りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 ある日、気づいたのです。私と勇者様はパーティを組んでいるので、私だけで敵を倒しても勇者様に経験値が入るということに。しかも、私のレベルは79とかなり高いので、経験値の9割は私ではなく勇者様に入るのです。

 

 「はぁ!」

 

 私の斬撃により、突如現れたマルコシアスが倒れました。私には全然経験値が入りませんが、勇者様には一気に19レベルも上がるほどの経験値が入りました。

 

 「でかい敵! 一撃必殺コノハちゃん! マルコシアスとかマジ子猫!」

 

 マルコシアスは猫ではないのですが、アンリミテッドミヤザワ様が元気なので良しとします。別に真面目に勇者様の相手をすることに疲れたのではありません。

 

 「ちょ、コノハちゃん? 最近俺に冷たくね? 俺マジ悲しい寂しいズゥエ!」

 

 元気ですね。

 

 「ノリわりぃぜコノハちゃん。そりゃあさ、最近強敵っぽいでかい奴をコノハちゃんが一人で倒しまくってるんだしよ。おいらだって悪いとは思ってんだぜ?」

 

 「ではそのふざけたポーズをやめてください」

 

 「ふざけてないぜ! かっこいいだろこのポーズ! ヒィヤ!」

 

 全然悪いと思ってるようには見えませんね。私が戦ってる最中ずっとうるさかったですし、変なポーズしまくってましたし。

 

 「……なんだか、疲れました」

 

 あ、本音がポロリと……

 

 「おっし、今日はクラブ行こうぜコノハちゃん! おいらの本業見せてやる! ヒィヤ!」

 

 クラブってなんですか? あ、いいです答えなくて。たぶん答えを聞いても判らないので。

 

 

 

 

 「ヒィィィィイヤアアアアアアアアアアアアアア! みんな楽しんでるかいメ~~~~~~ン?」

 

 皆さん。ここがアンリミテッドミヤザワ様のいうクラブだそうです。私には酒場にしか見えませんが、ここがクラブです。

 

 「今日はYO! 俺の連れが疲れちまってっからYO! みんなで騒いでストレスとかフラストレーションとか、ぜ~~んぶ吐き出しちゃいたいと、おもいまああああああああああああああす!」

 

 ちなみに私たちのほかにもお客さんがたくさんいます。そして店員さんも。そのみんながアンリミテッドミヤザワ様のバカでかい声に迷惑そうな顔をしています。そのミヤザワ様が私を指さしながら先ほどのことを叫ぶものですから、お客さんはみんな私を見ています。こんなに恥ずかしい思いをするとは思っていませんでした。

 

 「HEYコノハちゃんYO! 泣くほど疲れてたのかYO! 今日はとことんディスかましてやろうぜメ~ン?」

 

 「私は男ではありません……」

 

 そうつぶやくのが精いっぱいでした。

 

 

 

 

 この後何があったのか、よく覚えていません。次の日喉が枯れていたので、喉が枯れるほどお酒を飲んだのでしょう。

 

 「違うぜコノハちゃん。酒のせいじゃないZE★ 叫んだからだぜ!」

 

 「それ、うまいと思って言ってるんですか?」

 

 「韻を踏んでるんじゃないZE★ ほんとのことだYO! ヒィヤ!」

 

 「私は何を叫んだんですか?」

 

 「……日頃のおいらへの鬱憤」

 

 「なに普通の話し方してるんです? いつもみたいに変な動きとしゃべり方してください」

 

 「昨日コノハちゃんに俺のこのスタイルディスられから、自重してるんだYO」

 

 「微妙に自重できてないですよ。あと、アンリミテッドミヤザワ様が普通のしゃべり方してるのは違和感がすごいので、いつもの感じでお願いします」 

 

 「任せろYO! ヒィヤ! おいらのスタイルヒィヤ! 貫き通ヒィヤ! すぜFOOOOOOOOO!」

 

 いつもの5割増しでうっとおしい……もとい元気なアンリミテッドミヤザワ様になってしまいました。

 

 

 

 

 

 季節が流れるのは早いもので、気が付けばミヤザワ様の仲間になって1年が過ぎました。私のレベルは87。アンリミテッドミヤザワ様は70になってます。

 

 一般人、というか勇者ではない私のレベル87と勇者であるミヤザワ様のレベル70はほとんど同じくらいの強さです。かなりひどい補正と言わざるを得ません。なにせほとんどの戦闘を私一人でやっていたのに、ミヤザワ様まで強くなっているのですから……こんなふうに思うのは、きっと私だけなのでしょうね。他の人なら、自分が勇者様の成長の助けになったのなら喜ぶのでしょう。私は正体不明の理不尽を感じてしまいます。

 

 「今日も強いぜコノハちゃん! 今日も弱いぜマルコシアス! おいらの仲間の敵じゃねぇ! ヒィヤ!」

 

 前言撤回します。私が戦っている間ずっと無駄に騒いでいるだけなのですから、誰でも理不尽は感じるはずです。

 

 「ミヤザワ様、静かにしててください」

 

 「無理だZE! おいらラッパー、韻を踏んでディズかましてなきゃ、何者でもねぇ!」

 

 「韻踏めてませんし、ラッパーじゃなくても勇者ですから」

 

 「FOO!」

 

 「そのFOO!っていうの、気に入ったんですか?」

 

 「気に入ったZE★ FOOOOOOOOOOOOOOO!」


 「うるさいので、ほどほどにお願いします」

 

 「ヒィヤ!」

 

 

 

 

 酒場……ではなくクラブにやってきました。いい加減顔なじみとなっていて、誰も私たちを気にしません。どころか歓迎してくれます。

 

 「ヒィヤ! 今日もいい天気! 今日もディスリ日和! 今日もいいかい店員サァン!?」

 

 「はい。ごゆっくりどうぞ」

 

 ミヤザワ様は店員さんに確認を取り、店の中央に陣取ります。私は、席についてお酒を頼みます。はい、一番度数の高い奴でお願いします。酔わないとやってられないので。

 

 「ヘイメ~ン! 楽しんでるかいFOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」

 

 「「「「「FOOOOOOOOOOOOOOOO!」」」」」 

 

 1年近く同じことをしていると受け入れられるもので、ほかのお客さんもノリノリでアンリミテッドミヤザワ様に答えています。近所迷惑とか考えないのでしょうか?

 

 「ご近所さんは大体今お店にいますから大丈夫です」

 

 そうですか。ありがとうございます。ところで店員さん、私の心を読むのはやめてください。

 

 「いやでございます」

 

 どうして、こんなにうまくいかないんだろう。私が頑張ってトーナメント優勝して勇者様の仲間になったのは、こんな汚い酒場で飲んだくれるためではありません。

 

 「汚いとは失礼ですね。一年も入り浸っておいてそんなこと言わないでくださいよ」

 

 だから心を読まないでください。口に出してないじゃないですか。そういうところが汚いのです。

 

 「それもそうですね」

 

 えっと、じゃあなぜ勇者様の仲間になるために頑張ってトーナメント優勝したのかって? それはですね……

 

 「誰も聞いておりませんよ」

 

 独り言です。心を読むのをやめないのならせめて話の腰を折らないでください。

 

 「はい」

 

 ……もういや、本当になんでこう私の周りには変なのしかいないのですか? 変な勇者様、変な店員、変な魔物……もっと普通の冒険がしたくて、勇者様と我が国の役に立ちたくて頑張って来たのに、この1年私は何をしてきましたか? レベル上げです。ただのレベル上げですよ。毎日毎日後衛で騒ぐだけの勇者様を連れてマルコシアスを狩り続けるだけです。

 

 「マルコシアスは変な魔物なのですか?」

 

 ほらまたこれですよ。やめてって言ってるのにずっと心読み続けてくるんです。マルコシアスが普通の魔物なわけないじゃないですか。あれ悪魔ですよ悪魔。なぜか大型ネコ科動物みたいな姿してますけど、れっきとした悪魔です。それがなぜか狩っても狩ってもいなくならない。何頭いるんですかあの悪魔。滅びてください。

 

 「悪魔なら(とう)ではなく(にん)と数えるのが正しいのでは?」

 

 なんで私の頭の中の独り言にまで文句言ってくるんですか? 私が間違えたのが悪いんですか? 

 

 「はい」

 

 「うあああああああああああああああああああああああああああああん、ああああああはあああああああああああ、びゃあああああああああああああああああああ」

 

 泣きました。この年でこんな風に泣くことになるとは……実は思っていました。私はどうやら泣き上戸(じょうご)のようです。この店に来るたびに泣いているのです。

 

 「お、コノハちゃんスイッチ入ったぞ!」

 

 「ミヤザワ! 今だ! 誘え誘え!」

 

 「HEYHEYコノハちゃん! どうして泣いてんだい? こっちにこいYOヒィヤ!」

 

 「人が泣いてるのに、なんでうれしそうなんですか! 私が泣くのが、うれしいんですか!」

 

 「泣いてるからYO! 気を使ってYO! 話聞いてやるってばYO!」

 

 「その変なしゃべり方、そのせいですよ! なんで泣いてるか、わかんないんですか!」

 

 泣き上戸で、絡み上戸、怒り上戸、お酒を飲むと私は切れていろいろぶちまけるみたいです。それをアンリミテッドミヤザワ様とここのお客さんたちは面白がって、私がお酒を飲んで泣き出したら絡んでくるんです。迷惑です。

 

 「大体なんですかアンリミテッドミヤザワって! もっとまともな名前、ないんですか!」

 

 「俺のラッパーネームに文句あんのかYO! メ~ン?」

 

 「私は男じゃありません! 何回言えばわかるんですか! この頭パッパラパ―!」

 

 「ぱっぱらぱー? アンリミテッドミヤザワ様だZOI!」

 

 「なんですかゾイって、馬鹿にしてるんですか!?」

 

 「いいぞ! もっとやれー!」

 

 「喧嘩だ喧嘩、いつものやつだ!」

 

 どうやらお客さんたちとミヤザワ様は、この言い争いをラップバトルと言って見世物のようにしてるみたいです。とても不本意です。

 

 ですが、本音をぶちまける貴重な機会なので、このまま日ごろの不満をぶちまけてやります。

 

 「アンリミテッドミヤザワって何ですか? 限界のないミヤザワ? 意味わかりません。 だいたいラッパーって何ですか? ディスるってただけなしてるだけじゃないですか。それも一貫性がないよくわからないことばかり言って、褒めたりけなしたりして意味わかりません。本当に意味わかりません。意味が解りません!」

 

 「へいへいコノハちゃん、意味が分からないしかいえないのか~い? もうそんなに深く酔っちゃったのか~い? もうお家に帰って寝ちゃった方が、いいんじゃないのか~い?」

 

 本当にむかつきます。この勇者様本当にむかつきます。もう今ならだれでもいいので、勇者の仲間を代わってください。

 

 

 

 

 「うぐ、あだま……」

 

 頭痛いと言おうとして、喉が痛くて、言えませんでした。最悪な朝です。

 

 「お、コノハちゃんお目覚め? いや~昨日は楽しかったくね?」

 

 うるさいです。二日酔いの頭に大声出さないでください。

 

 「水おいとくYO! 準備できたら言ってくれヒィヤ!」

 

 やめて、ヒィヤ! っていうのやめてください。それ滅茶苦茶頭に響くんです……準備って、何の準備ですか?

 

 「ちょ、起きてくれYO! マルコシアス討伐の準備に決まってるだろうがYO!」

 

 ……はぁ、また今日も勇者の仲間の仕事が始まるみたいです。そろそろ魔王のいる方に行ってもいいと思うんですけどね。まだちょっとレベルが心もとないので、頑張るとしますか。

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