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死後の世界はダンジョンでした  作者: 神谷 ショウ
2/3

すべての始まり 2

生きることが楽しい。

そう思えるほど私の毎日は充実していた。

自分で言うのもなんだが、友達は多い方だと思う。

平日はバイトをして、休日は貯めたお金で友達と遊んでいる。

本当に毎日が充実していて楽しい。

今の生活で足りないものを強いてあげるなら恋人がいないことくらいだ。

まあ、人生まだまだこれからだ。きっといつか恋をして恋人の1人や2人できるだろう。

そんなことを考えながら帰る準備をしていると友達に声をかけられた。


「結、今度みんなでカラオケ行こうって話してたんだけど行く?」

「うん!行く!」

「わかった。じゃあみんなに伝えておくね」

「ありがとう」

「あ、そういえばさ--」


どれだけ話しただろうか。予想以上に話が盛り上がってしまった。

時計を確認すると5時ちょっと前だった。


「やばっ、バイト遅れる!」


廊下を走り玄関へと向かう。

靴を履き替え玄関を出たところで5時を知らせるチャイムがなった。

焦りつつも前を見ると人だかりができていた。

何でだろうと思ったが確認する余裕も無く、何故か人のいない校舎側を走る。

ただその直後誰かが「危ない」と叫んだ。

それが自分に向けられたものだとわかったのは、頭に強い衝撃を受けた後だった。



__5時5分5秒55 如月結 死亡__

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