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死後の世界はダンジョンでした  作者: 神谷 ショウ
1/3

すべての始まり 1

生きることがつらい。そう思い始めたのは中学二年の時だった。

俺は中学一年の時からいじめにあっていた。

無視から始まり、暴力、そして金まで盗られるようになっていた。

それでもなんとか耐えて高校に入学した。

高校に入れば何か変わると思っていた。

だけど、何も変わらなかった。


俺は今、学校の屋上にいる。

普段は侵入禁止だがこれから自殺する俺には関係ない。

俺は奴らに罪悪感を少しでも残せればと学校で自殺することにした。

屋上には落下防止のためか柵が設置されていた。

しかし、腰の高さほどしかないので簡単に乗り越えることが出来る。


「風が気持ちいい...」


普段は気にしない風も、辛いことから解放されると思うとそう感じる。

そんなことを思いながら人生最後の時を過ごしていた。

気づけば人も集まっている。

これだけ人がいれば奴らも見ているかもしれない。

すると、5時を知らせるチャイムがなった。

そろそろ辛かった人生を終わりにしよう。

今まで育ててくれた両親に感謝と謝罪を思い浮かべながら俺は、確実に死ぬように頭から飛び降りたのだった。



__5時5分5秒55 川原裕太 死亡__

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