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あっちのヒロインとの接触

「レン先輩って本当に料理上手ですわね。わたくしのウチに嫁入りしてくださいませ。今なら双子セットでお譲りしますわ?」

うんうん。なんなら、双子セット+夏希君を付けようでないか!

夏希君を売る様で忍びないけど全てはレヴィ先輩を我が手中に収めるための犠牲だと思えば全く胸が痛まない。

「ダメだよ?僕等にはレンが居ないと困るから。」

ところで今は修羅場ですか?

ルシエル先輩と見たこと無い女の人がレヴィ先輩を巡って争ってるんだけど……

傍からみたらBlっぽいんだけど。

そしてレヴィ先輩の精神力に驚かされるよ。だって二人に挟まれてニコニコと話を聞きつつ生徒会の仕事をしてるんだもん。

「だから!レンは我等に必要なんだ。『これだから……愚民は』」

「レン様が生徒会に必要なのは分かってますけど!?スキンシップ多すぎですってばぁ!レン様はリリのものなんだから!」

「ふふふ。僕は誰のものでも無いよ。強いていうなら……椿ちゃんのもの……かな?」

ちょーレヴィ先輩!?椿に災難が降り掛かりますってば!

いっつも血の気の多いレヴィ先輩ファンに気を使ってたのに!

今度はいつ背中から刺されないかに気を使わなきゃならんじゃないか!

「あらあら……レン先輩?我が家に嫁入りを?嬉しいわぁ。義兄様とお呼びしましょうかしら?」

「ははは……椿ちゃんみたいな可愛い義妹が出来たらんとか可愛がって上げるのにな。僕も残念だよ。」

あはは……ご冗談を……椿トキメイてしまいますわ!

天然婦女子ホイホイだな。

一体何人釣ったのやら。

「貴女なんですの!レン様は我々の大切な守護神ですの!気軽に喋りかけないで下さいますか?そもそも生徒会室は一般人立ち入り禁止ですのよ。

おや?こいつも釣られた人か基本そう言う人って生徒会に入れないはず。しかも、かなり新人、今日入学した新一年生辺りであろう。

「あらあら……こんな所にもお猿さんが……お猿さんは見飽きてしまいましたわ。何方かお猿さんを檻に戻して差し上げて。」

悪役令嬢としてのスキルここでもwww

まぁこれはレヴィ先輩の言葉の筈だけう麗しのレヴィ先輩にこんな事言わせちゃバチが当たるからいわせないよ。

「どうやらリコリス嬢は椿ちゃんと合わなかったみたい……誰かアス君呼んで来て。ついでにリコリス嬢をお部屋に案内してやれ。じゃベリゼ頼んだ!」

「はい、はい。なんでアスなんだ?」

「多分椿ちゃんストレス溜まってるからか、肌が荒れてるんだ。多分アス君と勉強したらだいぶマシになるよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「あっ!椿お姉さん久しぶりだね。

今日も勉強しに?」

「ううん。レン先輩のブラウニーを食べに。いい機会だからアスモ先輩に勉強を教えて貰おうかと。」

って言うのは嘘。テストの順位を報告したいだけ。

あの頃から先輩に勉強を教わっていまでは学年首席。だいぶお間抜け悪役令嬢椿からハイスペック悪役令嬢椿に進化したものだ。後でベル先輩から武術を教えて貰おうかと思ったり。

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