学年首位は悪役令嬢でした。
っと決心してからたった、3時間でもう死亡フラグです……
死亡フラグ要員としては、見た目鬼畜眼鏡で風紀委員な不良君です。
ヒロインに絡まれてた風紀委員な不良君がわざわざ私に助けを求めるのです。案の定ヒロインは私のことむっちゃ睨んでるんですよ!虫も殺せ無さそうなふるゆわヒロインが睨んでるんですよ!あー怖い!
「……どうする翼、樹さん……」
「ほっといていいんじゃないですかね?」
「無視しろ。入学式に遅れる。」
んじゃ無視で!頑張れ!風紀委員な不良君!
「ちょっとー!待って!樹さんって学年首位の一条樹さんですか!?スピーチ期待してます!」
ふふふんバーカ。学年首位は私だよんwせいぜい期待しとくんだなw
「いや……」
「樹さん!翼!早く行きませんか?馬鹿に構ってたら猿になって仕舞います!」
「何言うんですか!貴女の方が馬鹿でしょう?私、知ってるんですよ!」ふふふん……構わないが勝ちだなwww
私ったら前世からの癖かガンガンモノを言っちゃうタイプだから悪役には持って来いなのだよ!
私は自害エンドが嫌なだけであって、悪役令嬢自体は別に嫌じゃないのだ!
「猿にはならんがな。」
「人間以外の何者にもなれないけどね。」
きゃあーつれない[棒]
「た・と・え!ですってば!例え!早く行かないと猿がきます。」
「こんなのが学年首位とは世も末だな。」
「アハハーサッサと行くよー!」