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「もういいか。さっさと消えろ」

「………言われなくても……私………もういく……」

「そーだねじゃあね毛利ちゃん」



幼女はゆっくりと出入り口の扉に向かっていった。

サブノックと自称したジャージの人は何故か用具室と札がある扉へと消えていった。

おっ、おっ、おう?

どこ行ったんだか全く分からない。



「さて……邪魔者もいなくなったな。…………すまん。お前だけはどうにかしてでも姫候補には入れたくなかった……」

「どうしたんですかいきなり。人が変わったみたいですよ。もしかして学園長は二重人格ですか?」

「そんなわけあるか(たわ)け」

「それよりもどうしてこのエスカレーター式の学園に今日入ってきたばかりの私を姫候補になんてするんですか。学園長の職権乱用でどうにかしてくださいよ」

「無理だ」



断言されたぞ。

そもそも《王子と姫》自体、今日知ったばかりなのだ。

お姫様の候補もあるのが大体今知った。

そして呼び方が貴様からお前になってる。

どうしちゃったの学園長。



「今の白銀の姫……雛罌粟枳(ひなげし からたち)というんだがな「ちょ、ちょっと待ってください」なんだ」

「その……かなり恥ずかしい白銀だのなんだのって……」

「呼び名だ。先程の斑鳩薙新入生は王子になり立てだからな。まだ仮の呼び名しか決まっとらん。まぁ考えておく。お前の姉、毛利楓も姫だったと知ってるだろう?」

「えぇ、先程一時間ほど前に聞きましたよ」

「そうか。楓は……金剛石」

「こんごうせき……?」

「ダイヤモンドの和名だ」



なぜ白銀の姫といい金剛石といい纏まりがないのだろう。

もう少し纏まり感のある呼び名で呼ばないのか。



「お前今纏まりがないと思っただろう」

「よくわかりましたね。そうです」

「……少しは言葉を濁せ」

「無理です」

「だろうな」



わかってるなら聞かないでほしい。

いや、濁したりするのは個人的に面白くないし。

楽しくもないし。



「色、宝石、星座、タロット、神話……たまにだが呼び名が無い王子もいる。呼び名が無いのは今の2学年だな、2人だけだ。3学年は色の呼び名がついている。姫合わせて4人しかおらん」

「1学年に呼び名はあるんですか?」

「ない。決められない。何せ斑鳩薙新入生も含め4人で更にこれから入る予定だからな。姫候補は4人だ。まぁ、その内の一人しか選ばれないが………現段階では決めるに欠ける。まぁもう少し様子を見て決めるだろう」

「私にお人形さんの役割押し付けたかったら、お姉ちゃんと同じ呼び名がいいです」

「ダメだ」



即答。

よっぽど学園長の中ではお姉ちゃんは大切らしい。

拒否した時の学園長の顔、蛆虫を見つけた時のお姉ちゃんと同じ顔。



「金剛は…………楓の特権だ。お前以外も金剛を望んだ奴もいたが全員蹴っている」

「えー……」



そんなの私がつまんない。



「そもそも宝石系の呼び名は…………」

「呼び名は?」

「………なんでもない。いいか、これだけは伝えておく。お前は絶対無事な学園生活なんて送れる筈はゼロだ」

「断言された。うわー平凡をください」

「平凡などこの学園では無価値を意味する。平凡な生徒こそ価値のない人間だ。この学園に足を踏み入れた時点で平凡とは遠くかけ離れている。……斑鳩薙新入生の願いでバトラーは付けたが、極力自分の事は自分で解決しろ」

「えーそれはそれで面倒だなぁ…」

「ごちゃごちゃ言うな。自力で解決でき尚且つ……いや、いいか。二学期の文化祭。それまでに選ばせてやる。楓の後に続くかどうか」



とりあえず拒否権はないけど、選ぶ権利はあるらしい。

選ぶことさえもできないとか言われたらどうしようかと思ったけど。

まぁ今日は入学式、決めるのは文化祭。

まだまだ先だし時間もある。

気軽に考えてればいいよね。



「わかりました。今から言っておきます。やりませんから」

「どうだろうな。まぁ決めるのはお前だ。猶予もある」

「絶対に操り人形になんてなりませんー」

「………お前は本当にコレは操り人形だと思っているのか…………?」

「え?」

「なんでもない。気にするな。もう行っていい。大和泉撫子一年生と王寄葵一年生が待っているだろう」

「じゃあお言葉に甘えて。しつれいしまーす」



最後の悲しそうな顔は一体なんだったのか。

何かを呟いていたけど、残念ながら私の耳には届かなかった。

まぁそんなこともいずれ…今日中に忘れてしまう。

そんなに後ろ髪を引かれ続けてはたまったもんじゃない。

名前が聞けなかった迷彩服の人。

思い出せそうなのに思い出せない。

そんな事を繰り返していると怒りが湧いてくる。

薙ちゃんにも、あの3人にも、姫候補も、この学園自体も。



「やっぱり薙ちゃんには腹パンしなきゃ気が済まない」



薙ちゃんには腹パンの犠牲になってもらおう。

寝ぼけてまさかの12時と0時を間違える痛恨のミスでこんな時間に投稿することになっちゃいましたてへぺろ

最近進路関係で忙しくなってきて週末とか絶対更新できねぇとか思いながらすっげぇ勢いでどの小説も平等に進めています。そしたらこのザマだよ!

あと、全然関係ないんですが古典で知音を勉強しましてこれ絶対2人デキてるやんと私の中で話題に

いつかこのネタ絶対出すと確信しました

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