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「ちょ、ちょっと待って!私の発言権及び拒否権は?」

「ないね」

「ない………と思う………」

「あるわけがない」

「全否定すんなよ」



くっ、なんで団結してるの。

私をそんなにお人形さんにしたいのか。

本人なる気全くなしですけど。

それこそ、お姫様になりたい理想主義みたいな頭がぶっ壊れた人間の役割でしょ?

私みたいな正常な思考回路持つ人はやらないから。



「そんなに嫌なの?ソレになりたいがためにココに来る人だっているんだよ?」

「嫌です。王子とか姫とか……そんなつまんないお飾り人形になるのは。正式な姫候補ってなんです?その候補の心情も知らないくせに。勝手に進められて嗚呼ハイハイやりますやりますってなるわけないでしょう?」



学園長はその言葉がわかってたような気持ちの悪い笑みを浮かべている。

どうやらまんまと私は学園長の網にかかったらしい。

悔しいかな。

薄々この人が黙ってる時点で気付いたけど。



「心情も感情も関係ない。今の姫が候補として選んだら候補だ。そういう権利を持っているのだ。貴様は斑鳩薙新入生が王子になったことに驚いていただろう。どうしてそんなお飾りになったと思う」

「わかりませんよ。教えてほしいと言っても教えてくれませんでしたから」

「そうだろうな。……………奴は王子を引き受ける為にある願いを叶えたからな。俺自身がいうのもなんだが、この腐った生徒共が王子に媚びて振り向かせるためには各自容赦しない。斑鳩薙新入生も例外ではない。入場時の騒ぎで痛感しただろう?男女共々媚び(へつら)い、滑稽な程酔狂して、陶酔していることを。そして簡単に近づきたい人間の親しい者を潰しにかかる。それがわかれば願いなど、容易にわかることだ」

「……………」

「………楓も同じようなくだらない願いの為に、この学園での自由を封じられた………今となってはそこまでして叶えるべき願いではなかったがな」


「彼女もほかの人を救う為に、特権を使ってその人を救ったんだ。彼女は他人の為にお人形さんを引き受けた…」


わからない。

学園長が何をしたくてこんな人達を呼んだのかも。

私がこの人達に守られなきゃいけない訳も。

いや、わかってた。

ソレから目を背けていたのは私だ。



「まぁだわかんないの?阿多氏わかってるからね?」

「………火久もわかった………」

「………………」

「わかってないフリしてる毛利さんに特別に言ってあげるえーっと誰だっけさっきいたメガネ君は毛利さんを護ってほしいと要求したはずさ」



護ってほしいという言葉は心に重くのしかかる。

コレこそ、本物の茶番劇だ。



「俺は却下。他人の願いに自分の身を削るだなんて委員会に反す()。俺は降り流。お前らでやって()



今まで黙っていた迷彩服は面倒そうに言った。

流石にそれは予想外だったのか、学園長は顔を顰める。

学園長って絶対に眉間に皺寄せすぎて跡ができそう。



「たとえあの引きこもりお姫の決めたことであろうと俺は委員会の方針に従うん()。お姫より委員会です()

「委員長のいない委員会など有って無い様なものではないか。そんなものに縛られて断られては困る」

「前委員長狂という名の副委員長がキチンといます氏。俺の中では、お姫の指令だろうが、学園長の命令だろうが、皇子(おうじ)の願いだろうが、第一が委員会の方針なん出。俺はパスします()



瞳はかなりゆるぎないものになっている。

本当に譲らないらしい。

これには学園長も困っている。

するといきなり迷彩服の人は私に近づいてきた。

え、なに。

お、美味しくなんてないぞ。



「それに毛利雷先輩の妹でも自我は持ってます世?反論もする、反抗もす流」



ね、と同意を求められるように言われ思わず頷く。

満足そうにニッコリと笑って学園長の方へ向いた。



「方針的には反発した方がいいじゃないです可。いつかはこっち側に引き入れたいです氏。………やっぱりこっちの方が似合ってるよ。的」



頭をポンポンと叩かれて離れる。

あれ?ちょっと待って………?

なんだが違和感……と…懐かしい感じが……気のせいか。

小豆色のジャージの人と幼女は手をひらひらと振って去っていく迷彩服の人の背中を見送っている。



「で?どうすんの学園長あいついないとどうしようもないんだけど」

「代わりの利かない人材だからな……」

「わたしは……おもしろ…………そうだから…やるわ……」

「火久はやるか。お前はどうする」

「…………個人的に毛利ちゃんは好きよやりましょうよシークレットサービス」



結局私には護衛まがいのものが付くらしい。

ほんとやめてほしいんだけど薙ちゃん。

私そこまで子供じゃないんだから。



「よろしくね毛利ちゃんあぁ毛利さんから毛利ちゃんになったのは気にしないでいつもの事私の事は…そーだねー…阿多氏のことはサブノックちゃんって呼んでちょ」

「さ、さぶのっくちゃん?」

「そーそー」

「わたし……火久……よろしく……ね…」

「私たちはシークレットサービスだけども基本遠くから毛利ちゃんの周りを監視するだけよんあんまり気にしないでね」

昨日?今日?更新できずに申し訳ないです………

ジャージの話なんですが、小中高とだいぶ派手なジャージで地味なジャージにすっごく憧れます

小学校が蛍光色、中学校が蛍光ピンク、高校が派手な赤と、地味とは程遠い存在に居るんだなと思ってます。

次回の更新はお昼の12時です

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