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僕の親友は爆炎を愛する厨二病  作者: 春風拓也
第2章 小さな旅へ
23/25

第23部 乱闘の市場にて

最後まで読んでくださるとうれしいです!


ー注意ー

このお話には、少し残酷な描写(乱闘でけがをしてしまい出血するシーン)がありますので、少し苦手な方、心配な方は、この話を飛ばして次の話をみてくださるとありがたいです。

ーーーー

市場に鳴り響く不穏な鐘の音。

平和だった空気は一変し、人々が悲鳴を上げて逃げ惑い始めた。街の入り口付近では、真っ黒な煙が立ち上り、何かが爆発したような轟音が響いている。

「タケ! あれは……『虚無の軍勢(ならず者)』の襲撃か!?」

ゆいが鋭い目つきで杖を構える。せっかく買ったばかりの新しい服が入った袋を、彼女は落とさないように強く握りしめていた。


「ゆい、危ないから下がってろ! せっかくの服が汚れちゃう!」

僕はゆいの前に一歩踏み出した。相手は大きな斧や棍棒を持ったガラの悪い男たち。普通の人間なら足がすくむような光景だけど、不思議と怖さはなかった。

「何を言っている! 護衛対象が前に出てどうするのだ!」

「いいから! 俺の取り柄は、このメンタルだけなんだ。 どんなにピンチでも、なんとかなるって思えちゃうんだよ」

ゆいめがけて、斧を振り上げながらガラの悪い男が、走ってきた。その前にそっと立ちふさがる。

「ひゃっはー! 邪魔だぜ、小僧!」


「…黙れ」

僕は斧の柄を素手でガシッと掴み、そのまま強引に引き寄せた。

「てめぇ、ゆいに手出そうとしたな。」

「なっ、なんだこの馬鹿力は……!? てめぇ、怖くねぇのか!?」

「無駄口たたいてないで、とっととくだばれ腐れ外道。」

そのまま、石臼を軽々と持ち上げる要領で男の襟首を掴むと、片手でひょいっと放り投げた。男はゴミ袋のように吹っ飛び、積み上げられた空の樽に突っ込んで動かなくなった。

「タ、タケ……貴様、本当にただの従者なのか……?」

後ろでゆいが驚愕の声を漏らす。


「あ、ごめんね!ちょっと頭に血が上っちゃた」そう僕は、陽気に言った。

「さて、次は誰かな?」と言いさっきの男の取り巻き達を睨み付けた。

睨み付けられて、顔が一気に青ざめて、逃げ行ったが、その先で衛兵に取り押さえられていた。

「手が熱い」そう呟いてふと手を見たら、手は、真っ赤に染まり血が絶えることなく流れ続けていた。

「あぁああああああ」

それに気づいたとたん、頭が割れるように痛くなり、視界がぐるぐると回ったと思えば、気を失ってしまった。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

また別の作品も読んでくださるとうれしいです。

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