その39 予定を切り上げて奄美大島へ帰る事にした
2023年7月25日(火)
朝の日差しで目が覚めた。
帰る旨を伝えたら奄美大島行のチケットをオカンが妹経由で取ってくれた。
出発前から俺の事を心配していた母であり、迷いなく動いてくれた。
会えないでしょうかと問い合わせをした小熊弥生さんの事務局からは直接会う事は無理とのメッセージが届いていた。
墓参りに行こうと思った後輩の友人はあだ名でライバルと呼ばれていた。
俺の誕生日でもあり、彼の命日でもある、7月28日に。
千葉の館山までは東京まで出てから3時間かかると知り墓参りまで行く力は無かった。
帰る日は明日。
川崎まで戻り、行く当てもなくフラフラとしていた。
日差しの熱さと残る疲れと、自分のいるこの世界の分からなさにダウンして歩道の横にあった木の側で仰向けに寝転んだ。
すると直ぐに、ママチャリを漕いだおばさんネキが冷たいペットボトルを2本、俺に差し出してきた。
「熱中症?大丈夫?休んで無理しないでね」
飛び降りしてからずっと側で付き添ってくれた警察官もそうだけれども、俺はやっぱり人の優しさが大好きで日本人が大好きで、嬉しさと有難さに溢れた。
とぼとぼと町中に戻って行くと、真っすぐに長く伸びた石塔に書かれた文字が目に飛び込んできた。
「世界の平和を祈る」
涙が溢れた。
本当に東京へ戻った5日間はよく泣いたな。
これがメッセージなのかな。
結局その近くにあった漫画喫茶で再び1泊する事にした。
Diceっていう漫画喫茶。
快適だった。気持ちはスッキリしていた。
マジで天国。アニヲタの聖地。アイスの食べ放題なんて今じゃある。
漫画を読む事は怖くもあったが、読む事にした。
それでも歩は寄せてくるって漫画
全14巻。
面白かった。翌日までに読むことが出来るかどうか不安ではあるが読み進めて行った。
そこに出てくる「ライバル」は幽霊部員だった。ライバル把握。
何気に見てしまった、PCでのYoutube。
バトルドームの広告で目に見えない世界で戦争はやはり起こってることを知った。
ピクミンの宣伝を見て、俺がピクミンである事を理解。
確か外国の女の子が手にピクミンのぬいぐるみを持っていてUFOキャッチャーで取ったとテレビに映った事を思い出した。
UFOキャッチャーでピクミンを取り上げるイメージが浮かんだ。
何で、こんなに「DEAD or ALIVE」の選択をさせるんだ。って事に怒りが湧いて来た。
そして心で叫んだ。用があるなら文句があるのならお前の方から来い!!!って。
すると同時にスマホからピンポン音。
ああ、それでいいのかと。俺の肩の荷が降りた。
俺は待つだけでいいんだと。ようがあれば向こうから俺をUFOキャッチャーしてくれるんだなと。
残り半分の漫画本も楽しく満喫した。コーヒーめっちゃ飲んだ。
奄美大島に帰ったら俺に用がある上の見えない次元の奴らが総出で待ってるんだろうな何て思ってた。
もしくは宇宙人。
でも、そうじゃなかった。
この時の漫画喫茶の思考の流れは流石に統合失調症だと言われても、文句は言えないと流石に思う。
でも書いている内容は本当に起きた事で100%の現実の出来事。




