徒然 その17 妖怪を見る
年越し、絶対に間に合わない・・・
飲食店を経営していた頃の話です。
自分たちで野菜を作ろうと畑を知名瀬に借りて作ってました。
思い返せば、俺の畑との今も続く関りはここから始まったんだな。
そんな畑で作業をしようとした直後、まだ畑に入る前。
畑沿いの道に空が黒いもので空が賑わっていました。
何かなと思って見ると蠅。
空に群がっている蠅の下には蛇の死骸がありました。
その蛇の死骸のとなりに、それはいました。
妖怪
初めて妖怪を見ました。
妖怪だと思う。
初めて見た時はびっくりして固まって、動けなくなりました。
相手も俺に気が付いたのか、道の横の森の中へ移動して叢に入って行きました。
それはオレンジモップの毛もじゃの塊のような物体。
モルモットよりは大きなサイズ。
横に歩く様に移動するが、動物的な上下運動は起きないで、まるで毛虫のような水平移動をする。
蝶々取をする島の人にこんなのが居たと話しても、結局は何か分かりませんでした。
奄美大島には「ケンムン」と呼ばれる代表的な妖怪が居ます。
猿のような妖怪で、体の毛はオレンジ色。
つい最近までは、俺が見たものはケンムンの元となった妖怪なんじゃないかと考えていました。
でも今は違う考えを持っています。
ケンムンに限った話です。
俺が見たものは妖怪のケンムンでは無くて、亜種な妖怪であり、別物。
結局何かは分かりません。
そしてケンムンと言われる妖怪の正体は奄美アカゲザル。
奄美アカゲザルは存在していません。
ですが奄美アカゲザルはここではない地球には存在します。
それがここの世界に紛れて目撃されたんだろう。
今ではそう思います。




