自己紹介、そして夜空錬の本職
とりあえず他の人達が待っている二番ホールに急いで向かった。そこには必死に時間を稼いでいる先生らしき人がいた。「皆さん静かに_あ、来た来た!」その瞬間座っていた人全員が一斉に振り返った。俺がポカンとしてると「早くこっちに来てください!」と呼ばれたのでステージに向かう。「それでは自己紹介をお願いします。」『初めまして、夜空錬といいます。これからよろしくお願いします。』「こちらこそよろしくね。私は春風空、異能学園の学園長よ。異能学園は貴方を歓迎するわ。それで、君はどの学科に入るのですか?」その瞬間視線が集中する。『…えっとどんな学科があるのですか?』「この学園は大きく三つの学科に別れていて最初に異能を持たない人が通う【普通科】、この学科に通う人は異能を持たない人達よ。次に話す二つの科は異能を持ってる人が選ぶ学科よ。まず大多数の異能力者が通う…と言うより一人の物好き以外選んでいる【魔法科】この異能学園が最初に取り入れた学科で最も多い生徒数を誇っている学科よ。そしてもう一つは【錬金術科】こっちはさっき言った一人の物好き以外通ってない学科よ。こっちは余りおすすめは_」『錬金術科にします。』「え…」何故か学園長の話が止まる。他の人もザワザワしていた。「…気のせいかしら、貴方何処を選ぶと言いました?」『錬金術科ですけど…』更に周りのザワザワしだす。「えっと…とりあえず錬金術科と言うことで良いのね?」『はい、そうです。』「分かったわ、では…百鬼依姫さん案内をお願いします。」「はい。」そうしてこっちに向かってきたのは、さっき案内をしてくれた人だった。『これから同じ学科だからよろしく。』「…よろしく。」
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「どうしてなのよ!」転校生が出て行った後叫び声が響いた。そこにはさっき気に入らない人に恥を掻かせようとしたら転校生も巻き込んでしまい怒られた生徒がいた。「何で錬金術科なんて言ったの!?少し考えれば分かるでしょ!錬金術科の待遇が!」「すみません、流石に錬金術科に行くのは予想外でした。」♪♪♪「何!」「お嬢さま、例の転校生とは上手く接触出来ましたか?」「出来なかったわよ…」「何故です?校舎の案内位なら、少なくとも記憶には残るはずですよ。」『違う学科に入っちゃったのよ!?』「…はい?少々お待ちを!…なるほど、そう言う事ですか。」「どうしたの?何か分かったの?」「彼が錬金術科を選んだ理由です。」「教えてちょうだい!」「彼…夜空錬は数百年前に活躍した錬金術師です。おそらく今の時代の錬金術がきになったのでしょう。」「…なるほど、しょうがないわね。なら次のプランを考えるわ!協力しなさい!」