小説 すずめの戸締まり
まず初めにこの本を手に取った時、感じたことは分厚いだった。
書店から自宅に帰って確認してみると前作天気の子よりも50ページ近く増していた。
君の名は。以前の書籍にはまだ触れていないが、君の名は。から50ページ近く比例して増えてるのは面白く感じる。2回目の観賞時の天気の子の時、妻子持ちのハングレに向けて発砲してるシーン付近でトイレに立った。そんな私は今回のすずめの戸締りをちゃんと最後まで観賞できるのか不安になった。
〇〇〇のやりすぎで、幼少期から頻尿気味だった私は18歳ごろから更に頻尿になった。
そして現在持病で益々頻尿になっているので90分を越えた映画は耐えられる気がしない。
今年昨年と何度も繰り返し見た映画は60分と私の膀胱には最適だ。
ストレス性もあるのだろう。
90分の講義をする側に回った時は最初の20分でトイレに走った。
教える側教わる側になっても行きたいときにちゃんとトイレに行くようになったのは、18歳の苦い経験の所為だろう。授業より尊厳……。
まあその経験は失敗集でも覗いて貰って……。
ただ壇上に登ってみると大体の目が自分に向いている。
背が低いせいか毎回少なくとも50人近くに見下ろされるのは心に物凄くダメージが入る。
今はリモートがあるので当時と比べてだいぶ楽な部類だろう。
なんならトイレで講義が出来るのだから。
先日観た2時間20分の映画では4回もトイレに行っているので、本当に自信がない。
それでも最初の2ページを読んで、映画館で観たいと思った。
出来るなら4dxで。
なぜこの小説を手に取っただが、それは今年映画をいつもより多く見たからだろう。
映画館の席に着くたびに毎回見せられる予告pv。
そしてこの本の発売日がいつもよりも早かったのも要因のひとつだろう。
いつもは映画を観た後に本屋によって買い、本を読みながら余韻に浸る。
今回は予告と早い発売日のせいで待ちきれなかったのだ。
私は食べ物が主役ではない物語で、主人公らが食事をしているシーンが好きだ。
なぜなら食事という表現をすることによって彼等にも地に足を着かせられるからだと思う。
この人たちも私たちと同じように生きていると本能的に解らせてくる。
そんな私は新海誠監督の映画は大体好きだ。
前述のように、主人公らが食事をするシーンがとても丁寧だからだ。
今回の小説は、私は最高に好きだ。
丁寧な食事シーンがとても多いのだ。
それも私たちと同じ目線での食事のシーン。
これを劇場で見たらどんなことを私は抱くのだろうと今からでもワクワクしている。
最後に私は今猛烈に厚切りのトーストにバターを溶かして食べたい。