其の5 魔法の道は険しい
前回のあらすじ
母「魔法で使える属性風だけやで」
爺「嘘やろ!!」
まぁ風だけが死ぬほど悪い訳ではないらしい。
限りなく魔法適正が悪いってだけで。
めっちゃ昔、300年くらい前に「ロリケン」という風しか使えない魔法使いが居たらしい、
ホ〇ケンみたいな名前だね。
なんと500年くらい不可能と言われていた、風での飛行を出来ちゃった人らしい
その人以外は全員飛行出来なかったらしいから本当に風魔法使ってるのか謎らしいが
そんなもんで、「風のみ」なら逆にほんのちょっとだけ期待されるらしい。
「アッシュ!大丈夫だ!魔力量さえあれば風魔法はなんにでも使えるぞ!」
魔力量なかったら何の役にも立たなそうだけどな!
「手に生えた薄い空気の板を風で速く飛ばすイメージで!」
は?どういう?魔法はイメージだ的なあれ?
手に生えた...薄い空気...飛ばす...
その瞬間、手のひらサイズの風の刃が手から飛んだ。
「おぉ...っ...!」
威力確かめたいところだけどね...1発だけで体がだるくなってきた...
「アッシュ!2発目は木の葉に撃ってみろ!」
えーと...手に生えた...空気の板...は回転させた方が強そうだな。
んで飛ばす!!
目に見えないスピードで風の刃が飛んで、木の葉が粉々になった。
「アッシュすご...あ、もう魔力切れか?明日から特訓だな!!」
...魔力切れぇ?ん?なんで俺倒れてるの...?
あ、魔力量2発分かよ...嘘じゃん...