本当の自分
「俺が何をしたんだよ!」
子供助けただけなのに何がいけなかったんだよ……いや少し、少しだけ幼馴染のあいつの前だからってクールキャラぶったけどさ。少しぐらいいいじゃないか!かっこつけたって…だってクールでかっこいい大学生のお兄さんって思われたいじゃん…そんでさ大学に入学したら一緒に登校とかしてさ、そして告白とかされて、付き合って、そのまま結婚…って正直に言うよ!ほんとは異世界系の話大好きだよ!異世界転生にしてくれよ。チート能力欲しいよ。可愛い女の子に囲まれてハーレム生活したよ…気づいていたよ…少しずつボロ出てたの。だからってここまですることないじゃん。あれ最初の頃と性格違うくない?とかやめてくれよ、そうだよこれが本当の俺だよ!非現実的な話は大好きだよ!主人公最強系とか憧れてたよ。ほんとは子供助けて死んだ後、ワンチャン異世界行けるんじゃね?とか思ってましたよ。もしかして!とか期待したよだからってここまですることないじゃん…こんな公園から出れないようになっただけのパラレルワールド転生とかしたくなかったよ…
「あそこに行くか…」
その日、俺は仕方なくテスト期間など一人になりたい時などに行く、近場のネカフェに泊まることにした。途中コンビニ寄って着替えのTシャツとパンツそして弁当を買った。弁当はネカフェで頼むより少し安いからな、その後、ネカフェにつきまずシャワーを浴びる。そして買ったものに着替え、コインランドリーで着ていた服を放り込む。ズボンも売ってれば良かったんだけどな、基本大手のコンビニにはズボンは置いていないそれは知ってはいたが、時間も遅く服屋さんなどもどこも閉まっていて買うこともできない。大手のコンビニエンスストアさんズボンもあった方が便利ですよ!と心の中で叫ぶのだった。Tシャツ、パンツだけの俺は急いでドリンクバーでお茶を取り、自分の個室へと向かった。買っていた弁当を開け、携帯を開く。
「ダメ元でやってみるか…」
俺は携帯のSNSアプリに新しいアカウントを作り、そこに今日起こったことを書き込んだ。今更だが、携帯の連絡先などは親や友達の名前はあったものの誰にかけても不通だった。メールアプリなども同じくあったが、送っても既読がつくことはなかった。あ、嫌われて無視されてるわけじゃないよ……だよね?やはり別の世界に来て元の世界と連絡を取ることはできないか…
「これは酷いな…」
俺は書いた内容はとても人に見せれるようなものではなかった。トラックに轢かれてこの世界に来たとか、もう一人の俺をみたとか、めちゃいたいやつじゃん。もし俺がこんな状況でなくこの内容を見たならすぐ腕のいい精神科の病院を紹介してあげただろう。期待せずに待つしかないか。
「……この先どうしてくかな」
家にも帰えることもできないしな…このままネカフェにずっといるわけにも行けない。まず金が持たない。バイト先も言うまでもないが、行くことができなし、近場でバイトして鉢合わせしたら、またあそこに戻されるしな、てかこの先どうするれば、元の世界に戻れるのかもわからないし、どう生活していけばいいんだろうか…結局その日は精神的にも体力的にも疲れており、俺はそのまま眠りについた。
次の日の朝、携帯のSNSアプリを開き、返事が帰ってきてないか確認する。だが以外にも多くの返事が返ってきていた。しかし内容は酷いものだった。
「我が同志よ、我もこの世界の住人ではなく別の世界から来た闇の刺客、さぁ今宵、我らと語り合おうぞ」
これは…違うな……
「何か小説などのネタですかww面白そうですねw話でも書いてみればww」
ネタじゃないです…
「現実を逃避したい気持ちは分かりますが、しっかりと向き合っていくことも大切ですよ」
心配してくれているものもあった。その他にも幾つかあったがどれも似たようなものばかりだった。
「やっぱり、ダメか……ん?」
諦めかけていたが、最後に一つだけは気になったもの見つけた。
「こんにちは、私も先月あなたと同じようなことで、この世界に来ました。もしよければ一度お会いし、詳しい話をさせてもらいたいです。返信お待ちしてます。」
別に至って普通のことしか書いてないのに、俺はなぜかこの人に会って話しをしないといけないそんな気がした。
「分かりました。日時や場所はどうしますか?」
俺は返信を返すと、洗濯していた、衣類を着て外に出る。まずは着替えを買いに行くか。いつまでもTシャツとパンツだけという訳ではいけない。そして俺は着替えを買いに行った、そして昼時になっており、また途中コンビニにより、ご飯を買って戻った。携帯を確認すると、先程の返信が返ってきていた。
「返信ありがとうございます。今はどこで寝泊まりしていますか?そちらに近い場所にしようと思うのでよければ教えていただければと思います。」
最初教えるか考えたが、まぁ本当の家でもないし、教えても問題ないだろうと、思い今のネカフェの場所を送ったするとすぐに携帯がなり返信が返ってる。
「では3日後のごましお公園でどうでしょうか?」
それを見て俺は少しだけ表情が引き攣った。なぜかって?3日後…それが遅いから?違う違うそれじゃない……場所だよ場所。そうその待ち合わせ場所とはあのゾウの滑り台がある、あの公園だった。確かに近くの場所と言ったが、よりにもよって、なんであの公園なんだよ…結局場所を変えましょうともいう気にもなれず、
「分かりました」
と俺は渋々、返信をした。その後、俺は何か情報などでも手に入らないかと、インターネットで調べたり、図書館などにも行ってみたが、何も手がかりになりそうなものはなかった。
「はぁ〜行くか…」
そして約束の日になり俺はあのヘルリスポーン(ごましお公園)に向かうのだった。
こんにちは、ゼロCです。そろそろ本文に入って行こうと思います。思っていることを文章に人で伝えるのって難しいですね。あと投稿が遅くなってしまい、そこはすいません!まだまだ出していくのでよければ是非見てください!